HOME熊野古道記 > 中辺路 > 11 夫婦坂
      (岩神王子・男坂(岩神峠)・仲人茶屋跡・女坂(草鞋峠)
                          熊瀬川王子・小広王子)


      熊野古道・影絵    尺八を携え歩いた熊野古道・中辺路   H17/1/22 UP
  


 「おぎん地蔵」から山道を登り始めると、これがまたキツイ坂なんです。
「岩神峠(岩神王子)」
 頂上の峠に「岩神王子」の小さい碑がありましたが、見晴らしも良くなく、ただ杉林に囲まれたという感じのアッサリとした場所です。

 そんなアッサリした場所なもんだから、スタンプは当然無く、すぐに再びキツイ下り坂・・・

「岩神峠・男坂」下り道 麓付近まで降りると、雨のため石の階段が小川のようになって水が流れてます。

 やがて本当の川に橋が架かってる場所へ来ると「仲人茶屋跡」というのが有り、今下りて来た坂を「男坂」、これから上る坂を「女坂」と言うらしい。

 そいで、この二つの坂を合わせて「夫婦坂」と言い、その真ん中に位置する場所なので、夫婦の中を取り持つ「仲人」という意味より「仲人茶屋」と付けられたらしいです。

 なかなか名付けの発想がユニークでんなぁ。

  「仲人茶屋跡付近より女坂登り口 「草鞋峠(女坂)」 「草鞋峠(心臓病の越後屋)」)

 普通、「男」「女」と名付いて居れば、「女」の方が優しい印象を持ち、「男」の方より楽だと思います。

「草鞋峠より下り」 いかに男女平等の世界になろおとも、心理的に・・・

 あっ・・テレビで男女同権だと騒ぎ立てとる、何とか大学のタジマのババアに叱られるかな? (^O^)

 とにかく「女坂」を、そんな優しい印象を持ってたもんだから、「女坂」を登り始める階段の道を見ても「たいした事あるめぇ・・」と軽い気持ちで登ったんですわ。

 そしたら、あぁ〜たぁ〜・・・、この「女坂」のキツいこと、キツイこと・・・

 タジマのババァが「キャンコラ、キャンコラ・・」吠えまくって主張する男女同権と、ええ勝負しとります。

 いや・・・・「男坂」以上にキツイ坂かもしれまへん。

 良かったねぇ、タジマのババァ。
 男より、もんのすごく優位になれる場所が有って・・。!(^^)! タハハハ・・・・

「草鞋・一里塚跡付近」 そのキツイ坂を上りきった峠の頂上で、さすがの越後屋も心臓の脈が飛び始め、道端の丸太に座り込んじゃいました。

 その有様を見て、このまま心臓停止してポックリいっちまったら、こいつをどおやって麓まで運べば良いか、ホンマに真剣に考えちまった。

 背負ってオンブしてやるには、重すぎるし・・・
 当然、ダッコなんかしたくないし・・・
 引きずって行くのも疲れるし・・・

 下り道のようだから、杖先で突いて押しやりながら何とか麓まで坂道を転がして行けば、それほど労力は、いらんかもしれん・・・

 とにかく、何がなんでも転がしてでも良いから、麓まで運んでからの話じゃ・・「熊瀬川王子」

 と・・心臓病の心配よりも、どおやって麓まで運ぶかだけに頭を悩ましながら待ってると、よおやく心臓も落ち着いて来て、何とか動けるようになりました。

 良かったなぁ・・・・転がさなくて・・・!(^^)!
 後で世間から何を言われるか、わからんかったもんなぁ・・・

新聞や週刊誌に
 
「病で倒れた妻を、無情にも杖で転がしながら降りて来た、薄情な夫」
 「他人の目からは愛妻家・・・実は、そこには隠された真実が・・・・」
 「鬼のような夫、ほんとは知らなかった事にして置き去りにするつもりだった・・・」

なんて書かれちゃうところだった。(^O^)

「小広峠付近の休息所」 少し下り始めると「一里塚跡」が有り、やがて「熊瀬川王子」も有りますが碑だけで、楽しみのスタンプは有りませんでした。

 さらに下って、地蔵さんが奉ってありましたが、云われの説明が無いので何なのかわかりまへんでしたが、後で調べると安産の地蔵さんらしかった。

 その近くに川が流れており休息所が在ります。

 はて?・・地図ではトイレも有るはずと思いながら、さらに進みますと、車道に立派なトイレが有りました。

 この付近に「小広王子」が有るはずだが・・と思って車道を歩いてると、民家側の山際に案内板だけが建っており、ここもスタンプはありません。「小広峠・トイレ」

 そいで、そこの階段を上がった奥の立て札に「この道は「熊野古道」ではありません」と書いてあったから、この立て札が無かったら「小広王子は何処へ?」と探しにどっかへ行っちまう人も居るんだろおなぁ。

 今回の行程では「本宮」から、この「小広峠」まで1日で歩きました。

 これより約5km先の「近露」まで歩くとなると、ちと距離が長く無理と思い、「小広峠バス停」に車を置いて、早朝バスで「本宮」まで行き、この「小広」まで歩いたのです。

 これから歩いてみようかと思う人は、何かの参考としてくんなせぇ。

 「小広峠バス停」付近には人家も何もない山の中で、何でこんな所にバス停が在るんかと思っちゃった。

 このバス停を利用する人は、σ(*_*)ら程度でないかなぁ。

 「小広王子付近」 「小広王子」 「小広峠バス停」 
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