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           (逆川王子・糸我王子・得生寺)


   紀伊路  尺八を携え歩いた熊野古道  H17.5.6 UP
   


湯浅の道標
 湯浅の町並みも、昔は賑わっていたのでしょうが、最近は廃れかかってるよおです。

 それでも所々に「熊野古道」の標識やら提灯がぶら下がってます。

 最初の「方津戸峠」の登り口は、どこかわかりまへんでしたので、付近で畑の作業してた人に聞くと
「あぁ・・それは、うちの横にあるコンクリの坂道で、昔の旧道だわ」と言って教えてくれました。
方津戸峠
 ホンマに最初からコンクリの道で、木もたまに倒れとるし荒れとるなぁ・・・と思っているうちに頂上の車道に着いちゃった。

 この旧道は大阪方面から来る人には見つけにくいやろおなぁ。

 そんでもって、全てコンクリ舗装され距離も短く、どおしてもワザワザ歩きに来たいような旧道ではなかった。

 車道を下りて行くと「弘法の井戸」付近の壁に高校生が描いた壁画があります。

 そのすぐ近くの「腰掛け岩」付近には絵が飾ってあり、これから先にも所々に、このような絵が飾ってありました。弘法の井戸

 「腰掛け岩」といっても、それらしい岩が、よぉ〜見当たりません。

 車道側の標識看板近くに石が2・3個置いてあったが石は新しく、まさかその石じゃねぇやろおなぁ。

 確かに腰掛けるのに良さそうだけど、何も無いのもサミシイから置いてくれたんやろか?

石垣の壁画腰掛け岩跡 逆川王子 

 人家が立ち並ぶ所の神社が「逆川王子」で、やっぱしスタンプは無かった。

 しばらく坂道を歩いた所に「吉川憩いの家」という公民館のような物が有り、ベンチが有ったので一休み。

 休みながら辺りを見渡すと、側にデカイ石が置いてあります。
行者岩
 庭石にしては不細工な石やのおぅ・・庭作るのに邪魔になってだれか置いて行ったのか・・と思ってたら「行者岩」と書いた看板が側にありました。

 ここら付近は、曰く因縁の有る岩が多いよおです。

 そこからの道は、延々とコンクリ舗装の坂道が「糸我峠」まで続き、この坂道を上るのがキツかった。

 途中に高校生が書いた絵が所々に飾ってあり、こおいうのを見ながら歩くのも、また良いものです。
 地元の人達のサービス精神でしょう。

糸我峠へ糸我峠へ・吉川を望む 糸我峠からの下り道

 やっと糸我峠に着くと、T字路になっており、どこへ進んで良いかわからず、ウロウロ・・・

 T字路付近に有る案内板を何度も見ながら探すと、やっと
「ゴミは絶対に捨てないでください」と書いてある倒れかかった看板付近に、草で覆われた小道を発見しました。草に覆われた道

 できる事なら、「ゴミ捨てるな」の看板に「糸我町・紀三井寺方面は、この「ゴミ捨てるな」の看板横に道が有りまっせぇ。気ぃつけて降りなはれ。」という添え書きが有ったら、もっとうれしかった。

 草に覆われた道は、薄暗い深い山中へ入って行くようにも思われ、この先どうなっとるんじゃ・・と心配しましたが、それほどの距離でもなく迷う事もありまへんでした。

 熊野古道は、大阪方面から来る案内板は多く付いて、わかりやすいよおですが、逆方向から来る標識は少なく、関係者の人が見ていたら何とかしちくりぃ〜・・・。

 この峠への上りもキツかったけど、降りるのも急坂でした。

 峠を下り始めると、ミカン畑からパァッ〜と下界が開けて見えます。

 ミカン畑を降りた集落に「糸我王子」が有りました。

糸我町を望む糸我峠からの道標 糸我王子

 麓の町へ歩いてく途中に「得生寺」というのが有り、ここで一休み・・・・糸我王子 付近

 中将姫の伝説が有る寺らしいですが、、学が無いもんだから、お姫さんの名前は聞いた事は有るが、どんなお姫さんか、よぉ〜知りまへん。
 たぶん、キレイなネーチャンだったのでしょう。

 寺の看板に、云われが書いてあったので要約すると、

 むぅかあしぃ・・・むかしぃ・・あるエライ人(名前は忘れた)の子供に中将姫という、そりはそりは美しいお姫様が居ましたが、カワイソーな事に、お姫さまの母は5才の頃に亡くなりました。

 そしたら、お父さんは新しいお母さんをもらいましたが、その新しいお母さんが中将姫をイジメたらしいんですなぁ。得生寺

 そのうち中将姫を暗殺しようと刺客を放ちました。
 オトロシイでんなぁ・・・コワイでんなぁ・・・


 刺客の名は、かの有名なる水鴎流居合の達人「拝 一刀」・・別名「子連れ狼」・・・・・ではありまへん。(^O^)

 一度、居合の大会で水鴎流や柳生流・伯耆流居合を見た事有りますが、やっぱしワシがやってた居合と、敵の想定が違っており(当たり前かもしれまへんが)、それに対応した動きをしとるよおに見ました。

 話しを戻して・・・と・・・

 中将姫は難を逃れるため、この付近に落ちのびて来ましたが、それでも刺客はここまで付け狙って来ます。得生寺・本堂

 しかし、刺客は暗殺する機会を伺っているうち情けねぇことに、いつしかキレイなネーチャン姫にボォッ〜となっちまって・・・・・・(^O^)タハハハ・・・


 ホンマに、いつの世でも男ってヤツはどおしょうも、こうしょうもありまへんなぁ。
 トッツアン、しっかりしぃやぁ。(^_^)v

 今度は姫を守る立場になったそおで、メデタシ、メデタシ・・・!(^^)!

 なお、看板には刺客が姫にボォッ〜としちまった・・とは書いてなく

 
「姫の徳に打たれて殺害することができず、名を「得生」と改め姫をお守りすることとなったのが得生寺の寺名のおこりである。」と「徳に打たれた」事になっておりますので、ボォッ〜・・との方では無く、こっちの方を信じてくんなせぇ。得生寺・境内

 しばらく休んでから、本堂で尺八を吹いて参拝しました。

 荷物を置いた所へ戻ると、さっきから敷地で作業してた人が缶ジュースを1本づつくれ、少し話しをしました。

 そしたら、その人は住職さんだったのね・・・話しの内容から寺の維持もタイヘンのよおです。

 四国や西国のような有名な寺とちがって、「冥土の土産に持って行きたいから納経帳を書いてくれぇ〜」と、ワンサと参拝客が押し掛けては来まへんからなぁ。


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