HOME四国遍路記 > 徳島(発心の道場) > 8 太龍寺〜平等寺
    尺八を携え歩いた四国遍路    太龍寺 天井絵  H15/2/1 up
           
太龍寺  平等寺

 鶴林寺宿坊横の遍路道からは、ガアッ〜と急な下り坂を降りると「大井」集落に着きます。太龍寺 遍路道

 集落に大きい寺の屋根みたいもんが見え、おぉぉ・・寺に着いたかと思い喜びそうになりますが、何かの新興宗教団体の屋根ですので喜んだらあきまへん。

 ゆったり流れる那賀川にかかる橋を渡り終える頃、車が後ろから近づいて来て停まりました。

 坊さんみたい人が接待だと言って、ナイロン袋に菓子が入ってるのをくれて来た道を戻って行き、わざわざワシラのを見かけ、追っかけて来たんですねぇ・・すんまへん。
太龍寺 遍路道
 やがて細い遍路道に入り、小川沿いに東屋の休憩所が有るので、ここで多くの遍路が休んだ事でしょう。

 21番太竜寺の山門付近の坂もきつくヒーコラ言いながら登ります。

 車遍路の時、駐車場から山門への坂道をへたりながら、この道を登ってた時、坊主頭をした若い女性の歩き遍路が元気良く
「こんにちわー」と明るく声をかけて追い抜いて行きました。太龍寺 山門

 最初見た時は、寺の小坊主さんが修行されて歩いてはるんだ・・エライなぁ・・と思ったけど、越後屋が女の子だと教えてくれたのです。

 この寺は西の高野山と言われるくら大きい寺で、納経所付近の建物天井に描いてある龍の絵も、たいしたもんです。(このページのトップ写真)

 標高が高い山なので、この寺へはケーブルカーが麓から出てますが、発着場所は納経所付近ではなく、本堂付近なので、ケーブルカーで来た人は、ここまで来なければ「天井の龍」は見れまへん。

 たぶん団体さんは、時間に追われ早く参拝を済ませるので、天井の龍を見てない人が多いやろなぁ。
太龍寺
 本堂では花祭りだとかで、若い坊さんが甘茶の接待をしていました。

 参拝し終わって本堂の階段を降ると、先程の甘茶接待係をしていた若い坊さんが、階段脇の「吸い殻入れ」の前でタバコを吸っており、顔を見合わせるとバツが悪そうな顔します。

 ええんですよ、気にせんでくんなせぇ。
 人が居ない時ぐらい、たまにゃあ〜息抜きをしなきゃあね。
 だいじょうぶ、寺の人には黙ってますから・・。(^_-)

太龍寺 境内太龍寺 本堂太龍寺 大師堂

 翌日は雨、野宿場所の「道の駅」から、トボトボと22番平等寺へ向かいました。

 一巡の時、平等寺の本堂境内へ上がると、地元ラジオ局が現場生中継をやる寸前で、他の遍路に少しだけでも出演してくれないかと頼んでたようです。

 しかし、皆さん奥ゆかしい性格なのか断っており、担当が困り果てた様子でワシの所へ話を持って来たので、カワイソーだから了承してあげました。これも人助けだもん。平等寺

 急いで簡単な打ち合わせをすると「どこから来たのか」「次にどこへ行くのか」程度の簡単な受け答えです。

 本番30秒前で、質問するアナウンサーも困ってたろおなぁ。

 なんせ、せっかくの実況生中継なのに、遍路の「生の声」を放送できなかったら、えらぃこっちゃですもんなぁ。

 その間、越後屋は「あいつとは関わりがねぇ奴じゃ」「アカの他人です」という態度を取り続け、本番中のインタビューを受けてる時も遠く離れて、ドジ踏んだら他の人と一緒に笑ってやろう・・というのが見えミエでした。

 幸いドジ踏まずに無事インタビューが終り、尺八を吹いて参拝してると、まだ本番が続いてたらしく、マイクをσ(*_*)の横やら後ろやらに持って来るように手振りで指示してます。

 他には参拝客がいなのでサミシイもんだから、手伝いのアンチャンが、たまに鈴をジャラジャラ鳴らして、札所の雰囲気作りをしており、たいへんでんなぁ・・・臨場感出すのも・・・

 参拝が終わったら、担当が来て礼を言い記念品をくれました。

 こおいう時だけ越後屋は「自分もさっきから常に一緒に居たんじゃ、忘れんといてくれ」という顔して、横にピッタリ付いております。

 うん・・お前のその性格なら、ワシが居なくても図太く生き続けれる。
 おかげでタオルとコップを、二人分せしめたけど・・・(^O^)。

 「月夜御水庵」で一休みしていると、オバチャン遍路が通りかかり、初めての遍路だからと言うので国道まで一緒に歩きました。

      月夜御水庵    月夜御水庵 

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