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            (丸山千枚田・熊野速玉大社)

  H19.9.1 UP   尺八を携え歩いた熊野古道・本宮道   遍照の響き

  
「丸山千枚田」地図:掲載は東紀州ITコミュニティ様の了承を得ております。      

玉串

本宮道丸山・千枚田

 熊野古道・伊勢路の次は「本宮道」を歩く予定だったので「浜街道」はヤンピします。

 「本宮道」行程の途中にある「丸山千枚田」も歩く予定にしていたのですが、今一つ付近の地理的状況等や情報を調べてもわからないので、まずは車で偵察に行ってみました。

丸山・千枚田

 風伝トンネルを抜けて直ぐに有る右側の車道へ入り、その付近から「丸山・千枚田」の風景が見られるんじゃろおと思ってたんですが、かなりの距離(3kmほど)行かないと、千枚田の風景が見れないんですねぇ。丸山千枚田

 そこから見た「丸山・千枚田」の風景は山斜面にビッシリと作られた田で、確かにスゲエェ〜!!・・・とは思いました。

 思うには、思ったんだけれどねぇ・・

 ここまで来る距離の約3km・・・これだけで歩く時間は1時間かかるじゃろなぁ。

 オマケにその千枚田を降りる九十九折りの道を通って国道へ出るというのが、もんのスゴク時間がかかってキツイちゅうのがわかったんです。丸山千枚田

 「本宮道」を歩くついでに、チョコッと「丸山・千枚田」も眺めながら歩いてみようかなぁ・・というアマイ考えではあきまへんなぁ。

 これはこれで別の日に味わって歩くか、別のルートで立ち寄る方が良さそうです。

 それプラス、宿がこの付近に無いという理由も加わり、「丸山・千枚田」コースをヤンピする事にアッサリ決定して写真だけ撮りました。

熊野速玉大社

 時間が余ったので新宮市にある「熊野速玉大社」へ行きました。

 ホントは「川丈街道」を歩いた時に行けば良いのだけれど、余った時間がもったいないので・・

 「熊野速玉大社」で尺八吹奏の許可を得るのに、境内社務所にある巫女さんがお守り等を売ってる所へ行きました。

尺八参拝許可

 ホントは巫女さんとお話したかったんだけれど、たぶん二度手間になるだろおと思い、側に居る男の神主さんへ直接にお伺いをたてました。

 
「あのぉ・・・ここで尺八を吹きたいんですが、よろしいでしょうか?」
熊野速玉大社・社務所
 はん?・・というような顔されましたが
 
「良いですけれど・・それは参拝するという事ですね?。」

 まぁ・・そのおぉ・・面と向かって改めて参拝か?・・と念押しされると、信心が足りんモンなので困っちまうが・・

 遍路している途中に「ここまで来ましたでぇ〜」という神社仏閣への挨拶・ケジメ程度の気分なんです。

 しかし、それを正直に説明するとややこしくなると思い、広意義の部類で参拝じゃろなぁ・・と勝手に解釈し
「はい」と返事しました。

 「どれ位(曲の吹奏時間)かかりますか?」
 「5分程かかると思います・・・あの・・ジャマにならんように、スミッコの方で吹きますので・・。」

 長過ぎるなぁ・・ムツカシイ顔されたら、もおチット短い3分位の別の曲にするつもりだったのですが

 「いえ、別に構いませんが・・
 今、拝殿の所で祈願してますので、それが終わるまで待って頂けますか?」

お祓い祈願

 拝殿の中には、赤ちゃんを抱いた夫婦家族連れが座っており、お祓いしているのを見ていたので「はい、かまいません。待たせてもらいます」と言って社務所近くで待ちました。

 待ってると観光バスから、ドドォオッ〜・・・と人が下りて来ます。

 ワヤワヤしている大勢の人前で吹きたくないので、早くお守りでも買ってサッサッと、どこかへ行っちまえ・・と思いながら、社務所後ろの階段に座って待ってました。
巫女さん
 待っていると目の前を巫女さんが、お祓いの補助するために社務所と拝殿の間を、行ったり来たりしています。

 そんな巫女さんの姿を眺めながら待っていると、赤ちゃんのお祓いが終わりましたが、バスの団体がまだ境内をウロついてます。

 早く行かんかなぁ・・と思ってると、一人の女性が社務所の受付で、お祓いを希望したらしく拝殿に行きました。

 あちゃあぁ〜・・まあ、ええか・・こっちは、お願いする立場で、本来ならば断られてもモンク言えん立場なんだから。

 賽銭もロクに出さない、ワケのわからん者が尺八吹きたいと言って来たモンよりも、神社は本業を優先しないとね・・と思いながら、更にボケエッ〜と口を空けて待ってると、先程の神主さんが来て

 
「すみません。お祓いが入ったもので、もう少し待ってください。」と盛んに恐縮して謝ってくれます。

 「いえ、いいんですよ。こっちはお願いする立場なので、気にしないでくんなせぇ」と言いましたが、神主さんは、このように長く待たせる全責任は自分に有るという感じで、ヒジョウに申し訳ながってくれます。

熊野速玉大社 
「二人で来られたんですか?」(おっ?・・越後屋と来たのを見てたんかな?)
 「あれでしたら、拝殿で玉串を捧げられ・・うんぬん・・」

 「あっ、いえ・・・別にそんな正式な事をしなくても・・
 ほんとにスミッコの方で吹かせて頂けるだけで十分ですので・・ゴニョゴニョ・・」


 なんせ玉串の捧げ方も、よぉ〜知らない人間なので、恥かいたらアカンしぃ。

 そのうち団体客も潮が引くように消え去り、お祓いを受けるため先程の女性が拝殿に行き、再びボケエェ〜と待ちました。

 お祓いしている時間ちゅうのは、けっこう長いのですなぁ、もっと短いのかと思ってた。
 祝詞が聞こえ・・太鼓が聞こえ・・鈴が「シャリィ〜ン・・」と一回鳴り・・・

 社務所の受付に、もう一組赤ちゃんを抱いた家族連れが来て、お祓いをお願いしているようです。

献笛

 うむうぅぅ・・・これも待っていたら、今度はいつ吹けるかわからんので、見なかった・知らなかった事にしといて、先程の女性のお祓いが終わったのを見届けて尺八を出しました。

 お祓いが終わった女性は、先程盛んに申し訳ながっていた神主と話し始め、その横を軽く会釈して通り、賽銭を入れて拝殿のスミッコへ行って尺八参拝をしました。
熊野速玉大社・拝殿
 ホントはもう一曲吹きたかったのですが、後がつかえてると思い一曲だけにしたのです。

 参拝が終わると拝殿内でお祓い役をしているエライ神主さんが、階段の所まで出て来て会釈してくれたので
「ありがとうございました」と礼を言いました。

 たぶん他の人から何も聞かされていなかったので、尺八を吹いた時に、いきなり何が始まったんじゃと思ってビックリして見に来たんでしょうなぁ。

 尺八の袋を置いて有る所へ戻ると、まだ先程の女性と神主が話しをしています。

 何をそんなに話す事が有ったんか?
 ワシの吹奏時間もけっこう長かったのにぃ・・(^O^)

玉串

 尺八の手入れをして、まだ女性と話している神主さんに軽く礼を言って帰り始めました。

 すると神主さんは、女性をそのまま残してバタバタと走り、急いでお守り売り場に有る、そこらのパンフレットやら箸の記念品等を適当に見繕って袋の中に入れて渡してくれます。

 しかも越後屋の分まで、二人分を・・

 
「今度来られた時は、ぜひ玉串を捧げられて拝殿内にて尺八吹奏をして頂き・・しのごの・・
 いえ、そお言わずに、ぜひお願いします。
 うんぬん・・どうのこうの・・・はい、必ずお願いします。」


と、何がなんでも次回来た時には、必ず拝殿内での尺八吹奏と玉串を捧げる約束をさせられました。

 σ(*_*)の尺八吹奏を聞いて、そこまで言ってくれるとは・・正直ヒジョウに嬉しかった。

 でも、ワシは正統な尺八を納めた人間じゃ無く、マネしとるだけのニセモンなので、そおいう正式な事するのは気が引けるんだけどなぁ。

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