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 H19.9.29 UP  尺八を携え歩いた熊野古道  遍照の響き


 「横垣峠・坂ノ峠」地図の掲載は、東紀州ITコミュニティ様の了承を得ております。


熊野古道・本宮道を歩く

亀島の石灯籠「坂ノ峠」麓

 「坂ノ峠」の麓は、タンボが広がる農村風景です。

 タンボの畦道を歩いてると、近くで田植してたジサマがワシらの姿を見ると、土手まで来て話しかけてきました。

 聞いてみると、土・日曜になるとグループで「熊野古道・本宮道」を歩く人達がいるらしく、ワシらの姿を見て、どこかの団体の先触れかと思ったらしい。

 タンボの道端に大きい岩が有り、その上には石灯籠が載っており「亀島の灯籠」と言うらしい。亀島の灯籠

 まぁ・・確かに広々としたタンボの真ん中で、夜の石灯籠に灯りが点くと、付近周囲には防犯灯も無いような場所だから、灯台と同じで、もんのすごく良い目印になると思う。

 しかし、なんでこんな所に石灯籠があるのじゃろう。

 灯りが点くがどうかも、わからんかったが、たぶん、この岩に「亀島」という名前が付いてるのでしょう。

 「亀島の灯籠」を眺めていると、近くの道に停まっていた軽トラックの助手席から犬が顔を出して吠え始めました。亀島の灯籠

 この付近は紀州犬の産地だから、由緒正しい紀州犬なんじゃろか?

 由緒正しい犬なら、むやみやたらに吠えず、おっとりしとりゃええのにぃ。

分かれ道

 農道を歩いてると、カーブミラーに鏡が2つ付いてる箇所で道がY字に別れています。間違え易い別れ道

 今まで歩いて来た方向からすると、何となくそのまま左手へ行けば良いような気がします。

 そのまま行きかけると、越後屋が目ざとく右側の道奥に石仏を見つけ
「道が違うんじゃねぇか」と言います。

 「2万5千分の一」の地図で確認しても、よぉ〜わかりまへん。

 今居る位置が「坂本」地区の「中地」付近だというのはわかるんだけれど、地図にはチッポケな農道まで詳細に記載してなく、どの付近に居るのか現在地が、よぉ〜わかりまへん。カーブミラーから見つけた石仏

 だれかに聞こうと思っても、人家は有りますが留守してそうだし、付近を通る人もいません。

 四国ならば、確実にカーブミラーに遍路シールが貼ってあるんだけどなぁ・・と、ブツブツ思いながら、地図を見ながら付近の状況分析しました。

 どうやら左道は「下地」集落を経て国道に出るようで、少し遠回りになるようです。

 それに石仏というもんは、旧道沿いに置いてある場合が多く、たぶん右道が旧道じゃろなぁ・・と思い、右道へ行ってみると正解のようで、少し離れた所にも石仏が見えました。車道と交叉する箇所

 それを確認しながら気を良くして歩いてると、車道と交叉して電柱に「熊野古道」という標識が掛かってます。

 それを見つけて、やっぱりこの道で良かったんじゃ・・と感涙にむせびながら越後屋と手を取り合って喜びました。

 ん?・・だけど、標識が有るのは良いんだけどね。
 この車道を左へ行けば良いんかな?・・歩き易すそうだから・・。

風伝峠


 ふと足下を見ると十字になってる木杭標識が有り、何か書いてありますが、風雨に晒されて字が良く読めまへん。

 そこを何とか無理して想像しながら読み砕いてみると、どうやら車道を突っ切った直進方向の矢印に「風伝峠 3km」と書いてあるようです。

 もし、この木杭を見つけなかったら、たぶん車道を左へ向かって歩いてたじゃろなぁ。

 しっかしぃ・・・先程のY字路といい、この標識といい・・今まで土日曜に来た団体の人達は、よぉ〜道に迷わず「風伝峠」へ向かって歩いたもんじゃ。木杭の標識

 もっとも道を間違えても、国道経由で遠回りになるだけで、行けるには行けるが・・・・。

 ワシらは運良く、雰囲気的に旧道を見つける事が出来ましたが、普通の人はチト難しいかもしれんでぇ。

 「尾呂志」へ行く道の横には石仏が点々と有り、たいてい石の屋根を載っけてあり、信仰心が厚いというか、昔の人が大切にしていたと言うか・・・。石仏の有る旧道

 歩いてると絶対に迷うはずが無い一本道の車道の電柱に「熊野古道」の標識が、わかり易く貼ってあります。

 標識を設置してくれるのは良いんだけれど、何もこんな絶対に間違うはずが無い箇所に標識を貼らず、もっと迷い易い場所はいくらでも有ったので、そこに貼ってくれれば良いのにぃ。

 旧道沿いの石仏  「尾呂志」へ   「尾呂志」へ

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