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                     (ツヅラト峠)


   遍照の響き   尺八を携え歩いた熊野古道・伊勢路  H19.4.28 UP 

            「ツヅラト峠」地図
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魂の入ってる自然石「山の神」

まったて

 一休みしてツヅラト峠を下り始めると、これがまた、いきなりスゲエェ〜急坂なんですわ。

 四国・神峯寺へ行く途中に、「まったて」という別名が有りキツイと言われてる坂道が有りますが、そんなもんじゃ有りまへんでぇ、オヤブン。

 どちらかと言うと、それ以上の「行場」と言う感じやなぁ・・と、思っていると、だれが付けてくれたのか、親切にも道に沿ってロープが垂れてます。

 それに掴まりながら、やっとこさっとこ降りましたが、四国・建治寺の「行場」へ行く「鎖場」を連想しちまった。

 まさか熊野古道で、こんな場面に出くわすとは思わんかったなぁ。

 峠からの最初の急坂    山道    ツヅラト峠より、熊野古道伊勢路

山の神

 しばらく下りると、やがて普通の山道になり途中に「山の神」と書いた杭の側に石が奉ってあります。

 何の変哲も無いそこらの石ころのようですが、その姿形による陰影が、いかにも無心に頭を垂れ、両手を合わせているように見えるんですなぁ・・これが・・。
(写真ではフラッシュが光ったため、残念ながら表情がうまく出ていまへん)熊野古道・山の神

 人の手により慈悲やら何やらという、ややこしい説教臭さを表現しようと刻まれ、線香の煙で目が痛くなっちまう所にドッカリと座っている仏さんよりも、

 このように風雨にさらされながらも「ただ頭を垂れ、無心に手を合わせている・・」ように見えるこの素朴な自然石の方が、よっぽど大切な何かを教えてくれてるような気がします。


 四国で老遍路に
「石仏や仏像にも魂が入ってる物と、入ってない物がある。それは心眼で探せ。」とニヤリと笑って言われた事を思い出し、今まで有名・無名の数多くの仏さん等を見て来ましたが、心にガツーンと来たのは1箇所だけでした。

 ワシの欲望で血走り濁った心眼で、この「山の神」と名付けられた自然石を見ると、実にこの石にも魂がこもってるように思えてならん。

 雰囲気的にもピッタシで、熊野古道・伊勢路のこの場所だからでこそ、まさに「山の神」という名にふさわしいと思い、他の場所に置いてあったら、「ただの石ころ」と見方が変わるかもしれまへん。熊野古道・石畳

石畳

 しばらく歩くと、熊野古道・伊勢路では始めての石畳の道になり、おぉぉ・・・これじゃこれじゃ、これを見に来たんじゃ!(^^)!

 実は、もっと後日に歩いた峠の方が、素晴らしい石畳だったけれど・・

 やがて広い林道に出て、「花の公園」で休憩。

志子川沿い


 そこからは志子川沿いに歩き、道の両側にガラス瓶が等間隔に置いてあります。

 何じゃろお?・・と思ってましたが、後で地元新聞を見ると何かの記念で瓶の中に蝋燭を入れてキャンドル代わりにしたようですなぁ。

 道の途中に小さい山門のような物が有り、個人の家にしてはハイカラな作りじゃなぁ・・と思ってると、山門の中に小さい仁王さんが入っております。

 庭?にはどこかから寄せ集めたような感じの石仏やら、何やらエタイの知れんモンがゴチャゴチャ置いてあるのか・・飾ってあるのか・・・奉ってあるのか・・

 古道具屋のタグイかとも思いましたが、よぉ〜わからんので深入りせずにサッサッと出ました。

   熊野孤島・伊勢路   熊野古道・伊勢路   「志子」付近

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