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  遍照の響き   尺八を携え歩いた熊野古道  H19.6.3 UP
  
          「馬越峠」地図
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馬越峠の石畳と天狗倉山

歩道のリーフレット歩道のリーフレット

 「馬越峠」へは「道の駅 海山」に車を置いて歩きました。

 国道脇の歩道には熊野古道を意識したのか、ワシらのような笠と杖を持ってるデザインのリーフレットも有ります。

 しみじみと眺むれば、ワシらよりマトモなカッコウしとるような気もするが・・(^O^)熊野古道・馬越峠・石畳

 「馬越峠登口」の所に着くと駐車スペースが10台ほど有りました。
 あちゃあぁぁ〜・・ここまで車に乗って来れば良かった。

石畳

 熊野古道「馬越峠」へ向かって入ると、いきなり大きい石畳がズラアァ〜ッと敷き詰めてあり、おぉぉぉ・・・スンゲエェェ・・!!

 それも一部の箇所だけでなく馬越峠付近まで延々と続いております。

 うん、これなら「熊野古道の石畳」は世界に誇れる歴史遺産だ。

 石畳もそんなに崩れておらず、今まで歩いて来た中では、石畳の風情が一番満喫できる馬越峠でした。

 馬越峠には茶屋跡があったので、スタンプをペタリ・・。

馬越峠・石畳 馬越峠・頂上 馬越峠スタンプ

天狗倉山

 この馬越峠からは天狗倉山という峰へ登れるらしく、ネットのHPを見ると、登るのはもんのすごくキツイが、その代わりに展望が素晴らしくて、良い眺めらしいです。

 計画段階の時は、別にドエレエ目に遭ってまで天狗倉山には登らなくてもええわ・・目的は熊野古道・伊勢路なんじゃから・・と思ってたんですよ。

 しかし、HPにあんまりにも「展望が良い」「せっかく馬越峠まで行ったのに、もったいない」という単語があちこちで見られます。

 そか・・そんなに言われる所なら、ヒョットすると行ってみる価値が有るかもしれんと思い、天狗倉山にも登る予定を入れときました。

 なんせ二度と来れるかどうか、わからん遠い場所だしぃ・・・
 ちよっと位、キツかろうが何だろうが、話しの種にも登ってみねぇ事には・・・

 オマケに「もったいない」と書いてあった、その単語がケチンボなワシの心を、いたく揺れ動かし決心させましてなぁ。

 こおいう欲心が出て来る単語を見ると、不思議にコンジョが出て来ます。

 ここは何としてでも無理してでも、転がり落ちようが、滑り落ちようが、這い上がってでも天狗倉山に登らねぇ事には、棺桶に足を突っ込むまで悔いを残すと思う。天狗倉山への木枠の階段

木枠の階段

 はい、ホンマに登るのにキツイ山でした。
 木の枠で出来た階段が延々と・・・・
 ホントは、この木枠の階段は歩きにくいんですよねぇ。

 たとえ急坂の道でも、人工的に階段を作らず、そのまま山道の方が良いんだけどなぁ。

 階段を設置してくれた人は「良かれ」と思って作ってくれたんでしょうが、歩幅や上げる足の高さがそれに強制的に限定されちまい、そのペースで登らにゃアカンようになっちまうんです。

 なもんで木枠の階段横に歩ける幅のスペースが有ると、階段を避けてその横を歩いちゃいます。何の花?

 その方が自分のペースで歩けるのですが、どうなんかなぁ・・その新しい踏み跡が自然破壊に繋がってるのかもしれまへん。

 と、自問しながら登ってると、道端の途中に紫色のツボミの草があちこちに咲いており何の花じゃろ?

 息切れしてるため、しばしそこで呼吸を整え、汗を垂らしながら眺めました。

 もうイイカゲンに着かないかなぁ・・・だいぶ登ったでぇ・・と思ってると10人程のオバチャングループが下りて来たので聞いてみると、天狗倉山頂は、まだまだ先・・・・ガックリ・・・(T_T)

 しかし、あのオバチャン達も登ったんじゃから、ヤンピするわけにもいかんからのおぅ。天狗倉山・北周りの道

北周り

 汗をかき、ヒーコラ言いながら登ってるとそのうち「北周り」「南周り」という分かれ道の道標があります。

 ん?・・そんなのHPに書いてなかったような気がするが・・・・

 わからんなりに「北周り」の道へ行ったら、これがまたドエレエ所でしてなぁ・・途中から岩を掴んで、よじ登って行くような感じで・・・

 こおいう箇所は昔の「行場」だったのかもしれんと思って頂上を見上げると、杉木立の合間に大きな岩が見えます。天狗倉山・頂上の大岩

天狗倉山山頂

 その岩の間を滑り込むように入ると、少し開けた場所に小さい祠が有り、説明板を読むと、やっぱし修験道の行場だったよおです。

 見晴らしはさすがに良く、尾鷲港・湾内が一望できます。

 うん、やっぱし「もったいない」という言葉通り、汗水垂らして登って来る意義は有ると思う。

 これで棺桶に安心して足をつっこめる。(^O^)天狗倉山・祠

天狗岩

 先程の杉木立から見えた大きな岩は「天狗岩」と言われてるらしく、岩の上から錆びた鎖がたれ下がっております。

 そしてワシのように、コンジョナシのために鉄の梯子も作ってあります。

 鎖だけだったら、その鎖を伝って登る勇気はかなり必要なので、登ったかどうかわかりまへん。
          

 その階段を上がると、岩の上は畳10畳余りの広さがあり、ここで相撲を取ろおと思えば出来まっぜぇ。(^O^)

 ただし、「寄り切り」なんかしちまったら、岩から落ちたて死んじゃうかもしれまへんが・・・

     大岩へ上がる梯子    尾鷲湾口の展望 

 行場なので尺八吹いてみようかなぁ・・と思いながら休んでいると、人が登って来たので止めときました。

 その人と少し話しをしながら休んでボオッ〜としていると、木の葉がホロホロ・・と降り注ぐように散り落ちて行きます・・・秋ですねぇ。

南周り馬越峠より尾鷲へ

 帰りは「南周り」で下りましたが、キツサはあんまり変わらないようだけれど、チョッピリこっちの方が楽かな?

尾鷲

 馬越峠から麓に降りて尾鷲市内に入り、駅前バス停でバスが来るのをボオッ〜と待ちました。

 車道を眺めていると、ここら辺のオババ達は信号機の有る交差点まで行かないで、自分の気分が向いた箇所から、平気で車がビュンビュン走る車道を横断するんですなぁ。

 車も心得とるのか、オババが横断するのを待っており警笛も鳴らしまへん。
 親切なドライバーが多いですなぁ。

 ワガママなオババなんか、乳母車を押しながら斜め横断しとりました。

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