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  H19.11.23 UP      尺八を携え歩いた熊野古道・川丈街道      遍照の響き
                     「川丈街道」地図  


新宮へ

飛雪の滝

 テクテク歩いて「飛雪の滝」が有るキャンプ場に着きました。飛雪の滝キャンプ場

 シーズンオフのためか、掃除をしているオバハンが一人ウロウロしてるだけで、だれも居ません。

 「飛雪の滝」は、水量が足りなくあんまり迫力が無いなぁと思いながら東屋に入り、民宿で作ってもらった昼飯を食べました。

 キャンプ場として整備されたためか、滝壺付近は明るく広がり、いかにも作られたという気がします。飛雪の滝

 やっぱし滝ちゅうもんは木々が鬱蒼と茂り、神霊が集い漂うくらいの雰囲気が欲しいと思う。

 時間も有るのでゆっくり尺八を吹こうかと思いましたが、なんせ食事しちまうと眠くなり、越後屋は既にゴロッと横になって寝ています。

 きっと「比丘尼転び」で死んじゃった尼さんも、こんな気持ちで寝ちまったんでしょう。

 そのままヨダレを垂らして寝ている姿で、あの世に行ってくれたら、新たなる現代版のカワイソーな伝説が出来るのにぃ・・と筋書きをアレコレ考えながらσ(*_*)もゴロッと横になると、そのまま寝ちまいました。

 天気も良く静かで、ホンマによぉ〜昼寝できました。

 30分ほど昼寝して起き、お互いに尼さんのように死なずに生きていた事を残念がりながらキャンプ場から出発しました。

堤防

  堤防の上を歩く 「子安地蔵」付近  昼嶋

 地図を見れば、そのまま舗装道路を歩くと「浅里」の集落に入ります。

 何となく川沿いの堤防上を歩いて行けば距離が短くなるような気がして、その旨を越後屋に言った後で
「行けんかったら、どうする?」と聞くと「ほら見た事かと、ギャアギャアァとモンク言う」

 「そいじゃ、行けたらどうする?」
 「ごめんね・・だけ」


 堤防上を歩くと、やがて土手の下に墓が有り、そこからも道が有ったので降りて進んだら正解でした。

 ほれみろ・・ちゃんと行けたじゃねぇか・・「ごめんね」だけじゃアカンぞぉ。

子安地蔵

 「和田」の集落を抜けると「子安地蔵」が有り、車で来たジサマが水を汲んでいるので、きっと霊水なんでしょうなぁ。子安地蔵

 水が溜まって居る池には、だれが放したのか錦鯉と黒鯉が泳いでました。

 この地蔵さんにも、そりはそりはカワイソーな伝説が有りましたが・・忘れちゃった。(^O^)ダハハハ・・・


 この地蔵さんは「以前、どこかに有ったのだが人も通らなくなって埋もれちまい、村人が掘り出して、ここに奉った」というような事が書いてあったような気がするが、他の伝説とゴチャマゼになっとるかもしれんので、あんまり信じないでね。
       

不動明王

 県道をテクテク歩き・・疲れたなぁ、ボチボチ休みたいなぁ・・と思った所で、河原側の樹木が茂った所に祠のような物が見えました。「瀬原付近」

 そこで休むつもりで行ってみると、石で囲まれ不動明王が奉ってあります。

 祠の前には少し先の県道から入る道と通じており、きっと昔の古道だったのでしょうが、県道が出来ちまって寸断されたんでしょう。

 だれかが参拝しているらしく、供えられた榊はまだ新鮮な物でした。

 「不動明王」祠前の古道  「不動明王」の祠  「北檜杖」付近 

荘司家の聖石

 しばらく歩くと「荘司家の聖石」と書いた案内板が有りました。荘司家の聖石

 読んでみると、山伏が修行が終わった時に、この家の聖石の前で「ははあぁぁ〜っ・・」と言い、この家の当主より認可を受けるための由緒正しい石らしく、そこらに転がっている河原の石コロとは違うようです。

 距離が少し有るので見に行かなかったが・・・

三つの橋

 「御船島」が見えるガードレールの外側で休んでいると、通る車が皆ジロジロとσ(*_*)らの方を見て行きます。道端の石仏

 まぁ、しょうがないわなぁ・・・
 今時、笠を持ってる旅行者なんていないじゃろおしねぇ・・

 新宮市に近づき対岸へ渡る「赤い橋」と「緑の橋」が見えます。

 どちらの橋に歩道が有るのかわからず、間違っていたら戻るのも疲れるなぁ・・・と思いながら歩いてると、橋近くで幼稚園の子供を迎えに出ていた、お母さん方とオババが話してるのを見つけました。「乙基の渡し」付近

 オババとお母さん達は笠を被った不気味なσ(*_*)らの姿を、遠くからジロッと胡散臭そうに眺めてから目をそらして話しをしています。

 しかし、ここで聞かなかったら橋の行き方さえも、よぉ〜わかりまへん。

 お母さん方に声掛けたら後ずさりして逃げるかもしれんが、年取ったオババなら足腰も弱ってるので逃げ遅れるかもしれんと思い、オババに近づいて挨拶しました。

 「こんにちわ、ちょっとお尋ねします。御船島
 対岸へ行きたいのですが、「赤」と「緑」の橋のどちらを渡れば良いのでしょうか?」


 オババは、ちょっとビクッとしたようですが、それでも怪しい人物でないとわかったらしく安心した顔で

 
「あぁ・・どっちでも渡れるよ。
 でも、歩いて行くんなら真ん中のピンクの橋を渡った方が、ええやろなぁ。」亀島

 「はっ?・・も一つ橋があったんですか。
 で・・その橋へ行くには、どうしたら良いんでしょぅか?」


 「このまま行くと地下へ降りる道があるから、それ通って向こう側へ出て、ちょっと行ったらピンクの橋ですがなぁ」

 礼を言い、教えられた地下道を通って行ってみると、赤と緑の橋の間に、ピンクというよりも「元は白色」と言った方が良いような歩行者専用の橋がありました。ピンクの橋

 オババは盛んに「ピンク色」と言ってたが、白色が錆びて遠くから見るとピンク色に見えたのじゃろう。

 それにしても、あのオババは、よぉ〜「ピンク」という英語知っとったなぁ・・あの年代なら「桃色」と言うかと思ったが・・・

 「新宮駅」には、ヘロヘロに疲れながら、やっとたどり着きました。

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