<FONT size="+2">御薬園の刀痕 | 居合の礼</FONT>
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尺八を携え巡った会津霊場

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御薬園

庭園

 会津鶴ケ城から、珍しくだれも客が乗ってない「ハイカラさん」のバスに乗り、「御薬園」へ行きました。

 ここは名前の通りの薬草園だけど、それ以外に庭が素晴らしいと事前調査しといたのです。

 雨の中を入場券を買うと、受付けの人がσ(*_*)らのチッコイ折り畳み傘を見てカワイソーに思ったのか
「備え付けの傘を使用したら・・」と勧めてくれたので拝借しました。御薬園 御茶屋御殿

 入口の左付近には薬草となる植物が生えていたようだが、そんなのには興味が無く、それよりも庭園じゃ。

 庭園は、やはりウワサ通り広々とした素晴らしい庭で、デッカイ池に浮島がありましてなぁ・・

 それを眺めるための大きい茅葺きの家(御茶屋御殿)が有り、室内には毛氈を敷いてあるようで、そこに座って景色を眺めながら、ゆっくりと茶をススルのが嗜好らしい。

 しかし今は雨が降っており、ゆっくり毛氈に座って茶をススルより、後ろから来る団体客よりも先に歩いて、なるべく人物が写らないように庭園の写真を撮影する努力をしなければアカン。

 たぶん茶をススッてる人達は、雨に濡れた静かな庭園を眺め、侘び寂びである緑の庭の世界に浸っているのに、青やオレンジ色の目立つ雨合羽を着て、傘さしながら庭をウロついてる無粋な者を見て「目障りじゃのおぅ・・せっかくの景色なのに・・早う、どっかへ行け」と思い、ニガニガしく眺めていたと思います。御薬園 御茶屋御殿

 すんまへん・・σ(*_*)は、これでも気を遣ってたんです。

 池の浮島に建っている茶室は「楽寿亭」と言うらしいです。

 そんな名前なんか、どおでもええが・・後ろから追い付いてくる参観者が来ないうちにサッサッと茶室付近を写真に撮らなくっちゃぁ。

御薬園 楽寿亭御薬園 楽寿亭御薬園 楽寿亭と御茶屋御殿

刀痕

 次へ進もうとしたら、後ろから追い付いた越後屋が「戊辰戦争の刀痕が有るの見た?」と言います。御薬園 楽寿亭 刀痕

 えっ?・・そんなの有ったの?・・と思って場所を聞くと・・・・、
 有った有った・・有りましたがなぁ、ワシのすぐ後ろに・・・
                  (^O^)ワッハッハッハッ・・・

 手すりの箇所に、半分ほどザックリと鉈で切ったような削り跡が有ります。

 独断と偏見で現場検証するならば、刀痕の右側は力まかせに三度斬りつけてますが、左側の刀痕の方が角度が垂直がかっているためか弱い気がする。

 おそらく同一人物が、右左の順で交互に三度切りつけ、そいで右側で斬った時にその都度、無理矢理に刀を左にねじったので、その時にこのような削り跡が出来たように思う。

 この削られ方だと、刃こぼれして刀も曲がったかもしれまへんなぁ・・・

 この刀痕がチャンバラ戦で出来たのだったら、すさまじい戦いが有ったと思うが、戯れに手摺りを斬ろうとしたならば、おそらくその人は武士階級の人ではなかったと思う。御薬園 楽寿亭より御茶屋御殿

 今でこそ、刀はある程度のお金を出せば買えますが、昔は一代目で刀身を買い、二代目で鞘をしつらえ、三代目で鍔等の装飾具を整えた・・・と、三代に渡って一本の刀を揃えたというほど貴重品だったようです。

 それほど高価で貴重な物だから、刀の価値を知ってる人ならば、戯れに手摺りを斬ろうなんて思わないでしょう。

居合

 話しはチビット外れますが、σ(*_*)が居合をやっていた時、他人の刀を跨いだり、刀をウッカリ足蹴にした場合は、その刀で相手から斬られても文句を言えないと教えられました。御薬園 楽寿亭より御茶屋御殿

 ある意味、刀を神聖化しとったと言う方が良いかもしれん。

 ところが、ある居合の大会時に、ウッカリよそ見しながら歩いて人が、置いてあった刀に気付かず、蹴飛ばしちまったんですなぁ。

 それも小さいわからんような音だったら良かったのに、こおいう時に限って大きい音が出ちまうもんで・・・

 一瞬、会場が静まりかえり・・・不注意とはいえ刀を蹴飛ばしたら、どうなるか・・という事を常識で知っている人達ばかりなので、駆け出しのσ(*_*)でさえ、これは掟通りに斬られるのか?・・と思ったもん。御薬園 楽寿亭

 刀の持ち主が表れて、蹴飛ばした人が土下座して謝り、持ち主も負けねぇように土下座して、ペコペコと長い間、お互いに頭を下げて謝りあっています。

 後で先生に聞くと、人が歩くような所に刀を置く方も悪いのだと教えられ、言われてみればそれもそうだなぁ・・と、それ以来σ(*_*)も刀を置く位置には気をつけるようにしました。

刀礼

 また刀を拝見する時には、刀を両手に持って一礼しますが、これは持ち主と刀の作者に対する礼だと聞いてます。御薬園 楽寿亭

 この刀拝見の時にする一礼の動作を見れば、この人は刀を扱っている人かどうか、すぐにわかります。

 友人の何人かに刀を見せた事が有り、普通ならば見る事は有っても、触ったり持ったりする機会がほとんど無い、本物の刀を持たせてくれるもんだから「ふう〜ん・・珍しいモンを持たせてくれるなぁ」と思い、そのまま喜んで刀を持ちました。

 刀を渡すσ(*_*)の方としては、相手が振り回して刀に傷付けねぇかと、ハラハラしとったが・・・

 しかし一人の友人だけは、刀を渡す前に正座をし直し、刀を両手に持って軽く一礼し、刀の鑑賞の仕方も慣れた感じです。御薬園 御茶屋御殿

 刀を見せ終わった後
、「黙って見ていたが、刀を扱った事があるのか?」と尋ねると、友人は県の文化関係の仕事をしており、必然的に刀を見る機会が有り、その時に作法を覚えたと言います。

 これに類した話しで、だいぶ以前、某観光地の店先に本物の刀が売っていました。

 店主に断って見せてもらった時、刀を両手に取って軽く一礼するのを見てた店主が
「やっぱり心得が有る人は、見方が違うなぁ」とワザとらしく、その場を出て行く団体客に向かって言います。

 σ(*_*)が刀を見る前に、出て行った団体客がワァワァー言いながら、その刀を見たらしいですが、礼儀もへったくりも無かったよおですなぁ。(^O^)

 このように刀を鑑賞する時の動作を見れば、居合いに限らず「何かの道(茶道等)」の心得の有る人かどうかが、はっきりわかります。御薬園 御茶屋御殿

 ちなみに寺で尺八吹奏する際、虚無僧のような正式な尺八の吹奏前の作法を知りまへんので、尺八を刀と同様な扱いをしており、吹奏前後に軽く両手で尺八を持ち捧げて一礼してます。

 この礼は居合に「立ってる時の刀礼」というのがあり、刀を拝見する時と同じような礼ですが、なかなかこの「刀礼」写真が掲載されているHPは有りまへんなぁ。

 やっと見つけてリンクしたのは「戸山流居合」の「刀礼」で、σ(*_*)のやっていた流派とは違いますが、こんな風です。 (リンク先、だいぶ下方の写真で「神前に対し刀礼!」を参照願います)

 なおσ(*_*)の尺八の場合、この写真のように高々と捧げて、深い礼まではせず、胸上から首まで程度です。

 居合の場合は「神前の礼」とか「座礼」「立礼」とかいろんな「礼」が有り、その「礼」の仕方によって刀の置き方や持ち方が違っていますが、σ(*_*)が寺で尺八を吹奏する場合は、立ってする「刀礼」以外は全部省略しとります。(^O^)ダハハハ・・・

 手摺りの刀痕を見て、そんな事を思い出しました。
 

話を戻して・・・

 雨が降ってなかったら、ほんまにゆっくり散策してみたい大きな庭園です。周遊バス「ハイカラさん」

 土産物売り場で、タダの薬湯を飲み・・・次の「ハイカラさん」のバス時刻を見ると、後3分くらいで来ます。

 急いで行くか・・・30分待つか・・
 迷いましたが、雨が降ってたので急いで行く事にし、バスは少し待っていたら来ました。

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