HOME > 熊野古道 目次 > 大辺路 > 1 熊野伝説

 熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文 尺八を携え巡った熊野古道 大辺路  遍照の響き
       熊野古道 大辺路 地図一覧

    「1 紀伊勝浦駅〜加寿地蔵〜太地駅」地図

     2011.4.9旅行   2012.2.11掲載 
Tweet

駿田峠の熊野伝説「加寿姫」

那智駅那智駅

 熊野古道「中辺路」を歩いた時より数年ぶりに来た、久々の熊野「那智駅」・・・何となく懐かしい。

 当時の「那智駅」前付近は、ジャリ敷で殺風景だったが、今は「道の駅」となってアスファルト化してあり、おまけに「丹敷の湯」という日帰り温泉まで併設されています。

 はい、当然ここで車野宿しまして、同様のお考えのお仲間も何台か居ました。
那智駅
 那智駅の壁には、キレイなネーチャン達の集団がゾロゾロと白い編み笠?を被って、昔風の姿で熊野古道を歩いてる大きな写真というか看板が貼ってあります。

 ええですねぇ・・・こおいうのは・・・!(^^)!

 当初は到着地である太地駅付近に車を置き、汽車で那智駅へ行って歩き始めるつもりでした。

紀伊勝浦駅紀伊勝浦駅

 しかし、太地駅で時刻表を見るとバスの方が早く来るので、那智駅よりバスに乗り紀伊勝浦駅から歩き始める事にしました。

 那智駅から紀伊勝浦駅まで、それほどの距離でもないしぃ・・・
 その区間を歩いても、あんまり面白そうでもなかったしぃ・・・
紀伊勝浦駅 足湯
 紀伊勝浦駅のバス停付近に足湯が有り、手を入れてみるとヌルかった。

 おおいぃぃ〜・・番台さあぁん、湯がヌルいぞぉ、もっと火を炊けぇ。

 さすが観光地のためか観光客がチラホラ見られたが、おそらく昔は娘だったと思われるオバハンやオババのグループでした。

 オトッツアンは、家でサミシク留守番をさせての旅行なのかな?

熊野古道「大辺路」第一歩

 国道を歩いて行くと「勝浦観光ホテル」のアーチ下には熊野古道の地図看板が有り、「ホテルの駐車場を通り抜けて、ウンヌン・・」と親切に書いてあります。

勝浦観光ホテルゲート、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文 勝浦観光ホテル駐車場、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文 駿田峠へ、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文

 書いてある通りに駐車場を通り抜けて山道を入ると、イラスト風の地図看板(下の写真)があり、行程の最後付近(左側)に犬の絵が描いてあります。

 大辺路 駿田峠マップ

 しかもなんつう事か「ワンワン」と鳴き声まで親切に書きこんであり、思わず笑った。

 イヤじゃのおぅ・・犬が居て吠えられるんかなぁ。

 実際に吠えられました・・しかもイラストのようなカワイイ犬ではなく普通のヤツが・・・
 おまけに2匹も居たでぇ。駿田峠へ、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文

駿田峠

 この山道は「駿田峠」というらしく、歩いてると「加寿地蔵」の赤い幟が所々に立っております。

 そのうちに谷付近から読経のようなのが聞こえたので、その方向を覗き見ると、墓と木々に隠れながらも白い建物施設が見えたので何かの宗教施設でしょうか?駿田峠

 やがて道端には写真の看板があります。

 白い着物を着た髪の長い女の人がパタリと倒れて、そのまま寝こんじまったので、お付きの女中が、あわてて


 「お姫様!!、いかがなされました!!
 こんな所で寝たらアカンでっせぇ。

 昨夜の宴会では、ハデにドンチャン騒ぎしましたからなぁ。駿田峠「加寿姫」ロケ、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文
 もしや、お酒による二日酔いでっか?」

 「ええいいぃぃ、違うわい・・・
 持病のシャクが・・・私は・・もうダメ・・・アカン・・・」
という雰囲気が漂うロケシーンでした。

 そおいえば先程のイラストマップが有った付近に「ロケ中」と書いてあったような気がする・・今もロケやってるんかな?

ロケ地

 駿田峠の「切り通し」付近で、左側に上がる階段が有ります。駿田峠「加寿姫」ロケ地小屋、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文

 先程のイラストマップでは右側が加寿地蔵だったが・・・・

 書き間違えたんじゃろお、良く有る事じゃ・・と思って上ってみると、ただっ広い空き地に小屋が数件建っております。

 はれ?・・ここはどこ?・・何するところ?
 単なる空き地と小屋だけの所に、階段を作ってどうすんの?

 とりあえず小屋へ行ってみると、戸に先程のロケ写真の撮影風景が貼ってあります。

 写真を見ると、この空き地で草を刈ってるのと、小屋の前でオババが臼をひいてるのがあります。駿田峠「加寿姫」ロケ地、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文

 眺めていると軽トラが来て、2人のトッツアンが降りてきました。

加寿姫伝説

 挨拶して、この小屋の云われを聞いてみると、最近この付近で地元の人達が「熊野伝説 加寿姫」という映画を作ったロケ地だそうな。

 聞く所によると、この地に伝わる、それはそれはカワイソーな伝説でしてなぁ。

 病気の母のために高貴なお姫様が、お供を2人連れて霊水を求めて熊野へ来ましたが、この駿田峠で姫様が亡くなったらしい。

 決して「持病のシャク」とか、ドンチャン騒ぎの二日酔いでは有りまへんでぇ。

 先程のパタリ・・の写真は、きっとこの付近でパタリとなされたのでしょう。

太鼓

 トッツアンに「来る途中、麓の方から読経のようなのが聞こえたが、この付近に宗教施設が有るのか?」と聞くと「そんなの無いじゃろ。葬式でもあったのではないかな。」

駿田峠「加寿姫」ロケ地よりの展望、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文 ううむうぅぅ・・・葬式の読経と言うよりも、修行しているような張りの有る読経だったけれどなぁ。

 空き地から階段を下りようとした時、麓の方角から太鼓の叩く音が聞こえたので、トッツアンも
「あれっ・・?・太鼓が聞こえるなぁ」

 パタリとされた姫君を供養するための読経と太鼓なのでしょうか?

 正体がわかりまへん、だれか知ってたら教えてね。

 熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文、目次へ 熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文、次へ         遍照の響きホームヘ
  熊野古道「大辺路」

熊野古道 一覧目次 
中辺路   大辺路   町石道   紀伊路   伊勢路   本宮道   川丈街道 
当 ホームページ  一 覧 
 88箇所   四国    小豆島    篠栗
 33観音   西国    秩父    田名部海辺(下北)    津軽    庄内 
  会津   御蔵入(福島)   飛騨    越中   越後    信濃    遠江 
  津久井   安房(千葉)   伊豆    国東    九州西国
 古道等   熊野古道     塩の道      イザベラバードの道
 尺 八   尺八曲    虚無僧寺    洋山流
 その他   遍路・巡礼用具/車中泊        木造校舎・廃校  


無