HOME > 熊野古道 目次 > 大辺路 > 14 道標

 熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文  尺八を携え歩いた熊野古道 大辺路 遍照の響き
       熊野古道「大辺路」地図一覧

    「4 古座駅〜くじの川〜二色〜紀伊有田駅」地図

       2011.4.12旅行    2012.3.8掲載

「通り穴」と逢坂山

通り穴

遠くに潮岬、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文 熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文「通り穴」、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文 
 テクテク・・と海岸沿いを歩いて振り返ると、遠くに潮岬が見え、ここら付近の海は、キレイでんなぁ。通り穴

 下調べで「高濱トンネル」近くの海岸に旧道が有り、弘法大師様が杖で一突きして岩に穴を開けた「通り穴(くぐり岩)」と言うのが有るらしい。

 なんせ御大師様が杖で一突きする程度の穴だから、せいぜい直径1m位の穴で、付近に住むタヌキが出入りするような、チッコイ穴だろおと思ってたんです。

 それが何と・・近くへ行ってみると、岩に大きな穴が空いてるじゃありまへんか。

 これは一突きどころか、いくら御大師様の偉大なる法力を持ってしても、杖が折れちまう位に100回ほど、一生懸命に汗をかきながらドツキ回さないと、こんな大きい穴は開かないと思う。通り穴

 御大師様も、苦労なさった事でしょう・・・ナモナモナモ・・・。

 国道から「通り穴」はチラッと見えますが、あんまり有名でないらしく、その存在を知らない観光客は一瞥もしないで通り過ぎちゃう事でしょう。

 そのあんまり著名でないためか看板も無く、国道からコンクリ擁壁を乗り越えて「通り穴」へ向かって草むらを行きましたが、ほとんど人が通った様子がありまへん。

 スゲエェなぁ・・と思いながら穴を通り抜け、その先に道は有るのか不明でした。「通り穴」・旧県道、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文

 戻らなければアカンのかと思っていましたが、ちゃんとコンクリ道が海岸沿いにあり国道まで行けました。

 実は、これを書いてる時に、もう一度「通り穴」について確認するためネットで調べてみました。

 そしたら、スゲエェなぁ・・と思いながら通った大きな穴は旧県道の穴らしく、ホンマモンの「通り穴」は、その横下付近の岩窪のような穴だったらしい。通り穴を望む

 あちゃあぁ・・・それならそうと、絵入りの説明看板が欲しかったなぁ、おっちゃん、間違えちゃったでぇ。

 デジカメで撮った写真を改めて確認しても、そんな事を知らなかったので、ホンマモンの入口付近を撮った写真は無く、大きい旧県道の穴をテーマにしたものばかり・・・シクシク・・ワァッ〜(/_;)
通り穴
 写真を見ながら今思えば、旧県道の穴付近に、崩れたような穴が有ったなぁ・・というような気がして、御大師様が杖で突いた回数は、10回程度の穴だったように思います。

 それにしても旧県道の道幅は狭く、遊歩道のような感じで、こんな所をバスが通ったのじゃろか?

串本海中公園

 「串本海中公園」の駐車場で一休み。澤信坊の道標地蔵

 日曜・休日でないためか駐車場は閑散としており、採算取れるのかな?

 入場料が1500円だそうで、うむうぅぅ・・車中泊しながら旅しているボンビーな年金暮らしの者には、よっぽど興味が無いと、ちと入りづらい料金です。

 芝生の中に「澤信坊の道標」という看板と近くに道標が有り、この人は「姫」にも道標を作っており、ここの道標は串本町では最古な物らしい。

逢坂山

 逢坂山、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文逢坂山、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文逢坂山、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文

 出発して国道の緩やかな坂を上がり、逢坂山トンネル付近より旧道に入ると、あっけなく切り通しがあって峠頂上を過ぎました。
北向地蔵
 峠を下り始めると有田港の町並みが見えます。

北向地蔵

 坂道の途中に白く塗られた祠の中に石仏が有り「北向地蔵」と言うらしい。

 地図で方向を確かめると、名前の通り北に向かって地蔵さんが立っているようです。

 こんな事をわざわざ確かめるヒマなσ(*_*)は、心が狭い人間なのでしょうか・・
 そおですか、すみません・・シクシク・・・。逢坂山、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文

 「北向地蔵」を過ぎて、すぐ近くに車道と分かれて細い下り道が有ります。

 うむうぅ・・・これは旧道じゃろうか?
 「大辺路」の看板は無いが・・

 今まで多くの道を歩いて来た経験と勘から言うと、この道は旧道で麓の集落に入るように思い、この細道を降りると正解で、麓の降り口に古びた道標がありました。
貝岡の道標

貝岡の道標

 「貝岡の道標」と言われるらしく、表面には「右やまみち 左いせみち」と彫ってあります。

 しっかしぃ・・この彫ってある字を信用して左側の道へ行っちまうと、どこかの集落へ行っちまいまっせぇ。有田、熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文

 今下りて来た道は、いかにも山道のような感じがするしぃ。

 たぶん右側コンクリ擁壁付近に元は設置されており、知らない山道がそこに有ったのではないかなぁ。

 紀伊有田駅に向かって旧道を歩き、今日の行程はおしまい。

  熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文、前へ 熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文、目次へ 熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文、次へ     遍照の響きホームヘ
   熊野古道「大辺路」を歩いた紀行文

熊野古道 一覧目次 
中辺路   大辺路   町石道   紀伊路   伊勢路   本宮道   川丈街道 
当 ホームページ  一 覧 
 88箇所   四国    小豆島    篠栗
 33観音   西国    秩父    田名部海辺(下北)    津軽    庄内 
  会津   御蔵入(福島)   飛騨    越中   越後    信濃    遠江 
  津久井   安房(千葉)   伊豆    国東    九州西国
 古道等   熊野古道     塩の道      イザベラバードの道
 尺 八   尺八曲    虚無僧寺    洋山流
 その他   遍路・巡礼用具/車中泊        木造校舎・廃校  


無