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  自転車で巡った田名部海辺33観音霊場記    尺八を携え巡った田名部海辺33観音霊場記 遍照の響き
    田名部海辺三十三観音霊場「むつ市内〜脇野沢」地図−1
    2011.7.27 巡礼(車)     2012.4.26 掲載

日本一周

道の駅「わきのさわ」

 今晩の車中泊地「道の駅わきのさわ」には、「田名部海辺33観音」霊場を巡って居た時に、途中で通り過ぎて手だけ振って別れた日本一周の人がいました。自転車で巡った田名部海辺33観音霊場記

 たぶん、ここで野宿するじゃろなぁ・・と思ってので、やっぱり当たっており、野宿する人は考える事は同じですなぁ。

 「むつ市」に着いた最初の日に自転車を組み立て中、トッツアンが話しかけて来て、これからの予定と宿泊地を聞くので、この道の駅「わきのさわ」も候補地だと答えると、

 
「あんな所で泊まるんかぁ。
 夜になったら真っ暗になり、車が1台も居ないサミシイ所でなぁ。
 クマが出るかもしれんぞ。」
と笑ってました。

 こちらとしては車が居なく、トイレと駐車場さえ有れば良いので、特に心配はせず、おぉぉ・・静かに眠れるかもしれんと秘かに喜んだのです。

 日本一周の人は、トイレの庇の箇所でテントを張り、ラジオを聞きながら酒を飲んでいました。

 疲れてたり、話かけられたくない人も居ると思い、挨拶をして
「少し話をしても良いか?」と聞いて了解を得ました。陸奥湾、自転車で巡った田名部海辺33観音霊場記

 旅行中では、あんまり世間に知られていない地元の話しが聞けたりするので、地元の人達と話たりするのは、けっこう好きなので自分から話しかける事もあります。

 暗いので、よぉ〜わからんかったが、聞けば同年代の団塊世代で、学年的には1つ下のトッツアンだった。

 へえぇぇ・・・自転車で日本一周する人なんて、若いアンチャンばっかりで、σ(*_*)らのようなトシヨリは居ないと思ってた。

御同輩の話

 以下、トッツアンの話

 
北九州から7月初めに出発し能登半島・佐渡・津軽半島と日本海沿いに北上して来た。

 明日、大間まで行き2時の北海道行きの船に乗りたいのだが、この先の大間まで地図に「!」印が沢山有り、間に合うか心配である。脇ノ沢港 シンボル


 
地図に「!」印が着いてる所は、たいてい難所で、津軽半島の「小泊道」を回った時も「!」印箇所はきつかった。

 1日約100km走れる。

 自転車の荷台にマスコットが付けてあり、人形は女子高校生がくれ、一つは能登の千枚田でくれた。

 
1日の旅費は2000円位使い、食費よりも焼酎代の方がかかる。
 「飲みますか?」
と勧められたが笑って断った。

 
食糧はレトルト食品で野菜は取らなく、代わりに野菜ジュースを飲んでおり、それでも、ちゃんとウンコは毎日出る。

  へえぇぇ・・野菜ジュースだけでも、ウンコは出るのかぁ。
  今度からσ(*_*)も試してみようかなぁ。

 
「自転車の荷台に、日の丸を掲げていたから日本一周だとわかった。
 旗が無かったら、単なる付近の人が自転車を乗り回してるのだと思った。」

 
「あぁ・・それねぇ・・ホントは、恥ずかしいのだが・・(^O^)」

 
57才で職を辞め、メキシコへ行くためにスペイン語を勉強した。

 ふぅむぅ・・・知的な仕事をしていた人なのかもしれない。
 σ(*_*)なんて英語もロクに勉強しなかったのにぃ。

 
メキシコに一人で旅行した時に、強盗に遭った。
 宿に泊まって2・3日宿の付近を観光していた頃から目を付けられていたらしく、道を歩いてると襲われた。

 その時は宿に、半分お金を置いていたので何とかなったが、警察に言っても現地の人達にすれば強盗なんて日常茶飯事らしい。

 妻と二人で韓国へ旅行に行ったが、やはり一人旅の方が、いらん気遣いしなくても良い。

 二人旅だと行動がどおしても制限され、自分で休みたい時には休めず、出発したい時でも相手を気遣って出れないことがあり不自由だ。


 うんうん、σ(*_*)も越後屋と旅行していてホントにそう思う。

 
今回の旅行も10月末までに帰ると奥さんに約束して頼み込み、やっと許可が下りたので、それまでに帰らなければアカン。

 何で大の男がカカアに頭を下げて、頼み込んで旅行の了解を得にゃアカンのか・・!!。日本一周のトッツアン

 情け無い話しじゃのおぅ・・トッツアン。

 一発ガアァ〜ン・・と、カカアに「行く!!」と宣言して、シノゴノ言ったら、はり倒してやれ。

 泣くマネするかもしれんが、そりゃぁ、ヤツラの常套手段でゴマカシの手だからダマされるな。

 と言いたい所だけれど、それが相手を気遣う男の優しさなんじゃろなぁ・・・トッツアン、わかる・わかる・・別の言い方すれば、気が弱い・・というか・・・何というか・・・

 世間では退職後のダンナ達は、家でゴロゴロして「濡れ落ち葉」状態になっちまったり、する事も無くヒマでサミシイから奥さんと一緒にピッタリと付いて回るので、奥さんから「ウザイ・離れろ」と思われていると聞いてるが、ホンマにそうなのかなぁ。

 σ(*_*)なんか退職後は1年中でも自由に一人旅をしたいと思ってるのに、こおやってトッツアンと話していると、世間の奥さん方と思ってる方向と全く逆やでぇ。

 しかし、いいなぁぁ・・3ケ月も一人旅が出来て、うらやましいなぁ。

 σ(*_*)も、せめて年に1ケ月だけでも、ぶっ通して一人で自由気ままな旅をしてみたい。

と、お互いの不幸を語り、涙ぐみながら慰め・励ましあい・・グチって盛り上がってる時に、トッツアンの奥さんから携帯が掛かって来たので、内緒の話も有るだろおからと気を利かして別れました。

尺八

 ヒマだし付近には民家も無いので、階段の所で尺八吹いてるとトッツアンが携帯しながら近寄って来て、携帯の奥さんに「聞こえるか?」と聞いてます。道の駅「わきのさわ」

 すぐに一曲が終わたので、乞われて次の曲を吹いてあげると、携帯を尺八の方へ向けたら聞こえたよおで「すごおぃ〜い・・」と誉めてくれたらしい。

 しっかしぃ・・携帯電話で、尺八を聞いてもらったのは初めてだなぁ。(^O^)

出発の別れ

 翌朝、出発間際に「荷物になるかもしれんが・・」と言って、バナナと甘納豆を差し入れしました。道の駅「わきのさわ」

 
「σ(*_*)らは、11時頃から車で途中にある「田名部海辺33観音霊場」を参拝しながら大間に向かう

 
「その時に、もしも自分を見かけたら、車で追い越す時にクラッションを鳴らしてください」

と言ってたが、ついに追い越す事もなく、道の駅「わきのさわ」から手を振って去って行くのを見たのが最後の別れでした。(一番上の写真)

九艘泊

 10時頃ポツポツと雨が降り始め、そのうちドシャブリになり・・・トッツアンも濡れているだろなぁ。
九艘泊、自転車で巡った田名部海辺33観音霊場記
 どうせ下北半島の端まで来たのだから「北限の猿」が居るという「九艘泊」まで行く予定にしてましたが、雨のため自転車では無理と思い車で行きました。

 雨が強く降っており、途中の「鯛島」も見えなく、晴れていたらさぞや景色が良かったろうに。

キャンピングカー

 「九艘泊」集落は、何も無い小さい漁村で、漁港に1台のキャンピングカーが泊まっていました。
「九艘泊」付近、自転車で巡った田名部海辺33観音霊場記
 へえぇ〜・・こんな店も何も無いような所で車中泊してる人も居るんだと思ってると、付近にオババが居たので
「キャンピングカーの人か?」と聞いたら「そうだ」と言います。

 キャンピングカーを見れば太陽電池も備え付けており、オババは70才くらいかなぁ。

 
以下、オババの話

 本格的にキャンピングカー行動してるよおで20年前からやっており、夫婦でここに一週間くらい居る。

九艘泊 九艘泊 九艘泊 北海岬

 
和歌山から毎年今頃、この「九艘泊」集落に来ており、今では集落の人達とは顔なじみになり魚も貰っている。

 8月になると北海道へ渡るらしい。


 ええですなぁ・・こおいうのも・・・
 σ(*_*)も足腰が立つ間、モオロクする前に出来る限りの場所を巡りたい。

 話し好きなオババで、適当に越後屋に相手させて、切りの良い所でお別れをした。
 鯛島   道の駅「わきのさわ」

 帰る頃には雨が止んで「鯛島」が見え、胴体といい尻尾といい、ホンマに魚のカッコウした島ですねぇ。

 再び「道の駅わきのさわ」前を通り、「道の駅」売店に寄ってみたが、言っちゃあぁ悪いけど、あんまり大した物は無かった。

海峡ライン

 次の霊場「牛滝」集落までは、想像通りのS字カーブの山登りの道。
 一応「海峡ライン」と言う、ハイカラな名前が付いてるらしい。

 「!」印の連続で日本一周のトッツアンもタイヘンだったろおなぁ。

 ママチャリだったら完全に押し上がりが多い場所だと思ったので、ここの箇所は自転車では無く、自動車で行きました。

 途中、道端に猿の家族が居たので、写真を撮ろうとして車を止めたら逃げちゃった。

海峡ライン、自転車で巡った田名部海辺33観音霊場記 海峡ライン 海峡ライン

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