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  小豆島(島四国)88カ所歩き遍路地図−3
  遍路日 2011.12.13   掲載日 2013.2.10
小豆島歩き遍路ライン

山の観音

山の観音(80番奥の院)山の観音、小豆島歩き遍路

 小豆島を離れる日、「土庄」から「大部」へ行く途中にある「山の観音」へ寄りました。

 3kmの距離だと書いてありますが、急坂・S字カーブの1車線幅の道で、けっこう時間がかかります。山の観音・仁王、小豆島歩き遍路

 山門前の広い駐車場には車が一台も無く、寺へ上がる車道を一人の坊さんが落ち葉掃きをしていました。

 声を掛けて挨拶すると
 
「ワタシ一人でだれも居ないので、勝手に堂に上がってください。
 順路が書いてあります」山の観音、小豆島歩き遍路


 へっ?・・順路?・・そんな迷子になるような難しい所なの?

 山門には仁王さんも居て、なかなかの作だと思う。

戒壇巡り

 本堂の玄関に入ると、おぉぉ・・確かに順路として、まず戒壇巡りをする事になってるらしく「必ず左側の壁を左手で触って進め」と注意書きがしてある。山の観音・山門、小豆島歩き遍路

 だいたい戒壇巡りつうもんは、真っ暗闇の何も見えない中を、コンクリの壁を触りながら迷子にならんように伝いながら歩きをして、今までの罪深さを反省努力しながら行くのが相場だ。

 なももんで、真っ暗闇かと思ったら、それなりの明るさが有り、壁もコンクリではなく陶器製のデコボコした物が並んでいる。

 はれっ?・・今までの戒壇巡りと違うなぁ。

 で・・陶器製の白いチッコイ物を良く見ると、どうやら仏さんのようで、その間に時々、五円玉などの小銭が挟んであります。

    山の観音・戒壇巡り、小豆島歩き遍路      小豆島 戒壇巡り

大師堂山の観音・大師堂、小豆島歩き遍路

 書いてあるとおり、左手で触れながら行くと、急に左折れて薄暗い大師堂に出ました。

 これが本堂かと思って参拝しようと座ったら、越後屋が「大師堂だよ。」と教えてくれます。

 そお言われて見れば、正面の掛け軸は弘法大師さんだった。

本堂

 明るい階段を上がると、木の根っこの大きな衝立が有り、帽子が3個ほど掛かってます。

 ほほおぉぉ・・・なかなか変わった帽子掛ですなぁ・・と思ったが、どうやら忘れ物のような気がする。山の観音、小豆島歩き遍路

 大広間に入ると・・おぉぉぉ・・!!

 天井にギッシリと提灯?が付いており、これだけの数が有ると、なかなか見応えがあります。(一番上の写真)。

 良く見ると本尊さんの後ろは、岩になってるよおでした。

   山の観音・本堂、小豆島歩き遍路     山の観音・本堂内、小豆島歩き遍路

遍路道山の観音・遍路道、小豆島歩き遍路

 降り口から玄関にもどり外に出ると、先程の坊さんが植木の手入れをしており、声にハリがあったので若いと思ってたが、けっこう年輩のジサマでした。

 門横にある遍路道の事を聞くと
 
「ワシは時々、麓から歩いて往復してるよ、片道45分くらいで行ける。
 下りる時に、ここを車で出た人と同じ時間位に観音寺に着く。」山の観音・遍路道、小豆島歩き遍路


 そこへ車を降りた中年女性達が話しながら来て、
「先日ヨメさんと、この遍路道を上がったよ。」と言うのが聞こえました。

 ふう〜ぅん・・垂直に近い鎖場が有ると聞いてたので、ほとんど人が通らず廃れていると思ってたが、聞いてみると、それなりにオバハンのような人も達も上がって利用しているんだなぁ。山の観音、小豆島歩き遍路

 赤い橋の所から「御来迎の滝」へ行くまでの時間を聞くと、これも40分ほどかかるらしい。

 この滝は小豆島でも有名所らしいので、行ってみたかったのだが、フェリー時間も有るので、ちと無理でした。

きうり塚

 境内に「きうり塚」というのが有り、カッパのカワイソーな言い伝えでも有るのかと思って聞くと小豆島 山の観音 きうり塚
 
「きゅうりに願い事を書いたのを入れて収め、早く成熟して腐るようにすれば願いが叶う。
 時期になると、きゅうりが山盛りになる」


 へえぇぇ・・、だれが考えたのかわからんが、「きゅうり」なんて良くそんなのを思い付いたなぁ。
  

小豆島(島四国)歩き遍路を終えて

「山の観音」と霊場会発行の地図本

 この「山の観音」は80番札所「観音寺」の「奥の院」で有るにもかかわらず、小豆島霊場会発行の地図本には掲載されていません。

 たぶん霊場会と「観音寺」との間で、何かモメ事が有ったのでしょう。

 しかし、どのような事情が有ったか知りまへんが、それはそれとして、一遍路者の立場から言えば遍路道も有る事だし「山の観音」も掲載して欲しかった。

 地図本を見ると、「山の観音」への道筋に当たる「山田ダム」は掲載されているが、「山の観音」の場所位置を故意に消してある感じがします。

 また、地図本の遍路道を示す「青い線」も、「観音寺」から「山の観音」の遍路道は消されているような気がする。

 よっぽど霊場会は、腹に据えかねて「山の観音」を抹消したかったのだろうが、霊場会の都合ではなく、遍路する者の事を真に思ってくれるのならば、フトコロの大きい所を見せて欲しかった。

 地図本を眺めるとモメる以前は掲載されていたと思われ、それを何もわざわざ消す事までしなくても・・・と思うのだがなぁ。

霊場会は何のために有るのか?

 九州・篠栗霊場でも「75番札所」が霊場会とモメて、本来の札所なのに霊場会発行の地図から抹消され新しい札所を作られていました。

 「霊場会」は組織のために有るのか、遍路者のために有るのか・・・
 今を生きる現世と同じ思惑が有るよおですなぁ。(^O^)
   

銭の賽銭箱小豆島 銭の賽銭箱

 「大部」へ戻り、フェリーの時間があるので「80番 観音寺」へ寄ると、また太鼓叩いて拝んでくれました。

 そこでハッ!・・と気付いたのが、目の前にある「53番 本覚寺」で見たのと同じ「銭の賽銭箱」です。

 寺の人に聞くと、
「ここの寺の者でないから、云われは知らない」と言ったが、偶然にも小豆島を離れる最後の時に、「銭の賽銭箱」の一つを見つける事が出来ました。大部港、小豆島歩き遍路

 これぞ、お大師様の導きか・・・・ナモナモ・・・
 それにしても残る一つは、どこに有るのか・・・・・・?
 だれか知ってたら、教えてね。

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小豆島歩き遍路記 完
  引き続き、他の霊場記等も御笑読ください。  m(_ _)m ハハアァァァ〜・・・

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