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 自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文    吉見百穴    遍照の響き
      2012.5.24 旅行      2013.3.18 掲載  

吉見百穴と岩室観音吉見百穴、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

吉見百穴

横穴古墳

 「安房国札34観音霊場」巡礼の帰り道で、埼玉県に「吉見百穴」というのが名勝らしく地図に載ってました。

 どんな所か、わかりまへんでしたが行ってみると、おぉぉ・・さすが名前の通り山に、ボコボコと穴が一杯開いてます。吉見百穴

 ちなみにこの穴は、以前は古代の住居跡と考えられた事も有ったらしいが、今は古墳時代後期頃の横穴墓群となってるらしい。

 まずは階段を上がって、穴の一つ中を拝見。吉見百穴、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

 説明看板の通り、穴内部には少し高くなってる所が有り、そこに遺体を置いた石のベッドが見え「棺座」と言うらしい。

 しかし・・よおぉ〜・・まぁ・・・山一面に掘ったもんだわ。

売店

 階段を降りて売店で土産物でも買おうかな・・と入ると、店のアンチャンが話しかけて来ます。

 土産物の押し付け宣伝でもするのかと警戒したが、そんなヤボな事はせずに、店内に飾ってある写真や出土品の説明してくれ、これがまた、なかなか話がうまく面白かった。

百穴の蓋

 「昔は穴の一つ一つに、全部を蓋が有って塞いであったんです。」吉見百穴・古墳の蓋、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文
 
「その塞いだ物はどこかに置いて有るのですか?」
 
「店に展示してあります。」と言い奥のガラスケースを指します。

 おぉぉ・・石は割れているようだが、そりゃあぁ・・こんな石で穴を塞いでいたら住居じゃなく、墓だわぁ。

ちょんまげ

 アンチャンが、壁に飾ってある色あせた写真の所で、おいで・・おいで・・と手招きして吉見百穴・明治の写真、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

 
「明治時代の写真で、まだ軍事工場の穴が掘られる前の写真です。(ピンクがかった写真)。

 この写真の中に、チョンマゲを結っている人も写ってるんですよ。
 ホンモノのチョンマゲ結ってる人の写真なんて、そお無いでしょう。」


と言うので見ると、おぉぉ・・なるほど棟梁みたい人が、チョンマゲを結っている。
 これは教えられないと、気が付かないだろなぁ。吉見百穴

 最初店へ入った時は、ワケわからん写真だなぁ・・と思ってチラッと見ただけでしたが、こおやって説明されると、すんごくわかりやすく興味深い。

 アンチャンの先祖が、この百穴の地主で、発掘調査の時に何とか博士に協力したらしい。

 どおりで発掘品とか、石蓋が置いてあるわけだ。

 ちなみに、この展示写真の撮影とHP掲載はアンチャンの許可を得ております。

冷風

 今度は畳の敷いてある所へ連れて行かれ、畳の隙間に手をかざしながら、「そこの窓から見える軍需工場の穴から冷風が吹き出ている。」吉見百穴・冷風の出る部屋、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

 そお言えば窓際の壁に「天然冷房 風穴から冷たい風」と書いてありますが、説明を受けないと何の事かわからんかもしれん。

 手をかざしてみると、隙間風のようなのが出ている気がする。

 知らない人が、この姿を見ると、畳に手かざす新興宗教かと思うかもしれん。

地下軍需工場跡

 「軍需工場の穴は、途中で柵がして有りますが、もっと深く続いており昔は柵が無かったんです。

 しかし、閉める時間になっても観光客が奥まで入ってたら、終了の声が届かなかったり、何だ・かんだかが有り、柵を作って見学範囲を少なくした。」吉見百穴・地下軍需工場、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文


 そおだわなぁ・・・観光客なんて自分勝手だから、聞こえていても、聞こえないフリするからなぁ。

 まだ軍需工場の穴へ行って無かったので入ってみると、特に変わった物は無く、単なる広い穴だけで、これならば見学範囲を少なくしても構わなかったと思う。

 先見の目が有れば、軍需工場内部の一部でも再現しておけば、もっと見る物が多いと思うのだが・・

 雰囲気的には「信濃33観音霊場」巡礼中に見た、終戦間際に作られた「象山地下壕」と似ています。

 「光りごけ」の穴は小さく、金網が張ってあり、うっかり側の大きい軍需工場の入口穴かと思った。吉見百穴・ヒカリゴケ、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

 「光ごけ」は、奥の方に2個ほど少し光って見えたのが、それだと思う。

 帰ろうとしたら、店からアンチャンがパンフレットを持って来て、
「近くに有る岩窟寺へも、ぜひ行け」と熱心に勧めました。

岩窟寺(岩室観音)

岩室観音

 そんなに熱心に勧めてくれるのだしい・・せっかくだからと思い、近くなので巌窟寺へ寄ってみると、道端に山門が見えます。

 吉見 岩室観音  巌窟寺・岩室観音、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文  巌窟寺・岩室観音、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

 車を降りて山門へ入ると、それ自体が寺というか・・・お堂でした。

 山門に上る階段を昇ってみると清水舞台風の造りになってます。
巌窟寺・岩室観音・奉納額、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

馬の奉納額

 アンチャンが「山門の二階に観音さんが有る」とか言っており、何の事かわかりませんでしたが奉納額が飾ってあります。

 最初は小学生の寄せ書きでも描いて有るのかと思ったが、良く見ると馬の前半分が一杯描いてあるんですねぇ。巌窟寺・岩室観音・奉納額、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

 そおいえば、やはり信濃33観音霊場「仲仙寺」にも、これでもか・・・という程、たくさんの馬を描いた絵馬が奉納してありました。

 人が来ないだろなぁ・・と思いながら、一曲吹いて参拝してると、夫婦連れが上がってきたが、すぐに降りて行きました。巌窟寺・岩室観音・天井柱、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

胎内潜り

 参拝後、その夫婦連れのダンナが裏山の鎖を伝って上って行くのが見え、どこからか降りて来ました。巌窟寺・岩室観音・胎内潜り、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

 階段脇に「胎内潜り」の看板が有り、どこにそんなのが有るのか?と思ってましたが、先ほどのダンナが上った所がそれらしい。

 階段の所に看板が有ったもんだから、てっきり階段を上がったどこかに有るのかと思って、堂の裏まで探しましたでぇ。

 巌窟寺・岩室観音・胎内潜り、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文      岩室観音 胎内くぐり      巌窟寺・岩室観音、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

 ダンナが上ったのならば・・と、マネして上がると簡単に上がれました。
巌窟寺・岩室観音・胎内潜り、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文
 鎖場を上った所に直径1mほどの短い穴があいており、気のせいか「ハート形」に見えます。

 きっと恋人同士が、手を取り、助け合いながら一緒に穴を潜った所で、人目もはばからず、大胆にチュゥしあって、その夜は固くチギリを結びあうと、シアワセになれる・・・と勝手に歪曲・捏造した伝説を想像します・・たぶん・・あの・・信用しないでね。

 上る時よりも、穴を潜って降りる時の方が、水に濡れた枯草等で滑りやすいから、気を付けてね。

山門脇の洞窟

 巌窟寺・岩室観音・山門脇洞窟、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文  巌窟寺・岩室観音・山門脇洞窟、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文  巌窟寺・岩室観音・山門脇洞窟、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

 山門脇にも穴が有り、石仏が置いてあって四国88カ所を模してるらしい。

 それにしても、アンチャンに勧められなかったら通り過ぎた所で、隠れた穴場スポットだと思います。

巌窟ホテル跡

 少し離れた所に「巌窟ホテル」跡が有り、岩を掘ってホテルにするつもりだったが、うまくいかなかったらしい。
    巌窟ホテル           巌窟ホテル跡、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

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