HOME > 全国の木造校舎 > 兵庫県「目次」 > 兵庫-5 余部小学校・御崎分校
所 在 地 兵庫県美方郡香美町香住区余部
撮影年月日 2019/9/27
兵庫県の木造校舎「余部小学校・御崎分校」は、日本一高い場所に有る鉄橋として有名な「余部鉄橋」を越え、「余部埼灯台」へ向かう岬の途中に有ります。
「御崎」集落入口に駐車場が有り、そこに設置されている説明看板を読むと「壇ノ浦の戦い」で敗れた平家落人が隠岐の島へ逃れようとしたが、ここへ漂着して住み着いた集落だと伝説が書いてありました。
ここに駐車場が有るという事は「御崎」集落へは車で入れないと思い、歩いてS字の急坂を下りると道の突当り付近に「御崎分校」が有ります。
一見したところでは普通の民家と変わりな建物で、木造校舎でしたが新しく建て替えられたよおです。
グランドの横道が海岸へ下りる道のよおですが、平家落人達は海岸からこんな高台まで上がって、よく集落を作ったと思う。
失礼ながら、このような僻地に有る分校は、もう廃校になっていると思っていたのですが、玄関付近まで来てみると校舎の中から生徒の声が聞こえ現役校でした。
校舎周囲の写真を撮っていると、生徒が一人玄関から出て来て「先生、お客さんだよ」と校舎内に向かって言います。
あっ・・別に学校訪問するつもりは無く、こっそり学校周囲の写真を撮るだけのつもりだったのだけれど・・窓からオバサン先生が顔を出したので、名刺を渡して撮影の主旨を説明すると了解してくれました。
現役校なので「ダメ元」だとは思いながら、校舎内を撮影させてもらえるかと聞くと、教室はダメだが他は良いと言って案内してくれます。
生徒の顔や名前の写真は撮らなようにしてHPに掲載する予定だと言うと、わざわざ本校の校長先生の了解を取ってくれました、すみません。
生徒がオバサン先生を「校長先生」と言ってたので、聞いてみると先生一人・生徒二人の学校だそうです。
壁に昭和58年当時の古い「御崎分校」と「余部埼灯台」の写真が貼ってあり、灯台は別名「御崎の灯台」として地元の誇りにしているよおで、ちなみに「余部埼灯台」も日本一高い場所にある灯台です。
これを書いてる時にネットで調べると、この「御崎分校」はそのスジの人達の間では、けっこう有名な場所らしく学校訪問をした掲載記事が有ります。
そお言うわけで生徒さんが自分を見た時に、地元民でない顔をなので、学校を見に来た来客だと思って先生に伝えたのでしょう。
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