HOME > 全国の木造校舎・廃校「目次」 > 京都府「目次」 > 京都-2 五箇小学校・成路分校
所在地 京都府京丹後市峰山町
撮 影 2015.5.21
京都府の木造校舎「五箇小学校成路分校」・・・この場所がわからんかった。
だいたい、この辺だろお・・と思ったが無いので、床屋のオバハンに聞いたら「天女の里」へ行く途中に有ると教えてくれました。
「天女の里」とは、またハイカラな名前を付けたもんだと思いながら行くと、道端に木造校舎の成路分校に有りました。
校舎全景(裏側)「天女の里」より 校舎全景(裏側)
校門より
体育館(たぶん)
体育館と校舎の渡り
校舎 裏側
室 内
時間が有ったので「天女の里」へ行き、管理人のジサマに何故ここが「天女の里」と名付けたのか尋ねました。
そしたらジサマは、よっぽと嬉しかったのか、ヒマだったのか・・、これでもかと言うほど親切丁寧に教えてくれましてなぁ。
それによると、この地は全国に有る「羽衣伝説」の一つだそうで、「羽衣伝説」と言えば静岡県・松原しか知らなかったのですが、全国に有ると言って地図を示します。
それを見ると、へえぇぇ~・・こんなに「羽衣伝説」の地が全国に有ったのかと初めて知った。
伝説内容は知られているように、天女が水浴びしている時に、男が羽衣を1枚カッパライ、天へ帰れなくなった天女さんがカッパラッタ男と一緒になって、そのうちに羽衣を見つけてサヨナラした話です。
この近くの山中に有る沼が、天女が水浴びした所で、カッパラッタ男の間に3人の美女の子供が出来たそうな。
ジサマは「今も、その子供の子孫が、ここに住んでいる。」と、自慢気にキッパリと言い、はりゃあぁ~・・・・ぜひ、その美人の子孫にお目にかかりたい。
世に知られた伝説では、羽衣を奪い返して天へ帰ってオシマイなのですが、この話しにはさらにオマケが付いており、なんと・・「七夕伝説」まで加わっているのです。
天女さんは男がカワイソーだから「七日、七日に会いましょう(七日毎に会う)」と言ったのですが、アマノジャクが現れて「7月7日に会いましょう」と言い換えたそうな・・カワイソーでんなぁ。
その後も続く伝説が有るんだけど、長くなるのでこの辺で・・・知りたい方は、現地で聞いてください。
ちなみに、この付近は「丹後七姫」の産地らしく、その七人の姫とは「安寿姫(山椒大夫物語)」「間人皇后(聖徳太子の母)」「静御前」「小野小町」「乙姫」「羽衣天女」「細川ガラシャ」だそうです。
木造校舎・廃校巡りをしていて、こおいう知らなかった伝説を聞く事が出来て、これも縁ですねぇ。
天女さんが水浴びしている 男と幸せな家庭を持ち3人の子供が出来た
以下、広告です。
どんどん絵を描くことが好きになる!! 楽しく学んで、どんどん上達 上西先生の水彩画教室⇒詳細はこちら |