HOME > 全国の木造校舎 > 長野県「目次」 > 長野‐30 豊丘小学校・野田平分校
所 在 地 長野県下伊那郡豊丘村神稲
撮影年月日 2022・11・14
断ち難き望郷の碑・「豊丘小学校・野田平分校」
長野県の廃校・木造校舎「豊丘小学校・野田平分校」へ来るまでの道は、狭い曲がりくねった山道で工事用トラックとの出合が多く、トラックも何をするためにこんな山の中へ来たんじゃ・・と思っていただろなぁ。
やっと「野田平分校」に着くとキャンプ場になってたが休業中らしく、昨日の土・日曜日にも客が泊まった様子は無かった。
そおじゃろなぁ・・トラックと行き会う、狭い道を走って来なければアカンような所だもん、なかなか客は来ないだろなぁ。
それにしても、良くこんな人も住まないような山中に分校が有ったなぁ・・と思っていると、校門近くに石碑があり、それによると最盛期には70戸が有ったが満州開拓により27戸に減り、昭和50年頃に全住民が麓へ移住したような事が書いてあった。
へえぇ~・・それ以前の昔より、失礼ながらこんな山奥に人が住んで暮らしていたのだ、さぞや古い歴史が有ったのでしょう。
石碑の最後に「忘れがたき心の故郷野田平 断ち難き望郷の思いをこめて この碑を建立する」と書いてありました。
そおでしょうねぇ、自分も廃校を撮影をしている時は、いつもこの学校で学んだ人達の事を思い浮かべ、写真を見て懐かしがってくれれば良いなぁと思っています。
「野田平分校」は当時の姿形で残っていたが、窓がサッシでなかったら、もっと情緒が有るのだが、宿泊施設としているならば、それは自分のワガママな考えでしょう。
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恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、 聞いて頂ければ泣いて喜びます。