HOME > 全国の木造校舎・廃校「目次」 > 大分県「目次」 > 大分-1 城井小学校(木精座)
所在地 大分県中津市耶馬渓町平田
撮 影 2012.11.5
大分県の木造校舎「城井小学校」は、だいたいの場所がわかっていましたが、付近の道路からは校舎が見えまへん。
付近をウロついて、あきらめかかった時に、集落の中に大きい屋根が見え、「あの屋根がそれでは・・」と思って行ったら正解でした。
正面玄関 正面玄関より
人が住んでるのかな?と思い、城井小学校の戸を開けて声をかけると、同年輩の女性が出て来たので主旨を述べて「中を見せてもらえますか」と言うと、すんなり「0K」が出ました。
ただ見学できるのは1階だけで、2階は住んでるので入れないとのこと。
玄関内 玄関天井
玄関入口付近は、言っちゃあぁ悪いが、ゴチャゴチャ物が置いてあるが、それに続く部屋の中は綺麗にしてあり、暖炉を囲んで椅子・テーブルが置いてあり喫茶店風。
後で調べてみると、ホンモノの喫茶店だったらしく、それを知らずに日本茶を御馳走になったが、客でなくて悪かったかもしれん。
聞いてみると、その部屋は職員室で、隣の部屋は応接室だったそうな。
職員室(喫茶店)左・越後屋、右側・オーナー女性 応接室 応接室より職員室方向
「木精座」の名前の由来を聞くと この「城井小学校」卒業生で、昔都会でOLをしていいたが仕事に忙しく心にユトリがなかった。
20年前にこの地に戻って城井学校を見ると、大きな学校だったのに玄関部分だけしか残っていなく、その変わりように驚いた。
その時、廃校になった校舎内へ入って見ると、校舎裏の薄暗い樹木の中から、何かに見られているような気がした。(今は切り開かれて明るくなっている)
見ているモノが「木の精」のように思え、そこから「木精」と「座」を組み合わせ、語呂合わせも良かったので「木精座」と名前を付け、ここでゆっくり時間が過ぎる時間を持ちたい・・との事です
学校のことを聞くと、古い学校の写真や資料出して見せてくれ、確かに大きい学校だったようです。
今は廃れて小さい集落のような感じだが、昔は人もたくさん居て、周辺地域では中心的な存在で、鉄道の駅も有ったそうです。
聞いてみるもんですねぇ、写真を拝見して学校の大きさからも、かなり生徒数が多かった学校のような気がする。
二階へ上がれなく、玄関方向から見た階段が良かったので「下から階段を写させてもらえまへんか」と頼むと「上がって良い」と言ってくれます。
「えっ・・でも人が住んでいるプライベートな所なので、下の方からだけで結構です」と遠慮したが、「いや、かまわんから・・」と強く勧めてくれたので、それではお言葉に甘えて・・
階段の写真を撮らせてもらいましたが、なかなか手摺りに趣が有り、オーナの女性も「この階段付近や手摺り状況が気に入ってる」と言います。
そおですわなぁ・・・手摺り柱の丸い握り箇所なんか、現代的な階段では作らないじゃろなぁ。
階段(下から) 階段(上から)
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「五木の子守唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
以下、広告です。
![]() |
![]() どんどん絵を描くことが好きになる!! 楽しく学んで、どんどん上達 上西先生の水彩画教室⇒詳細はこちら ![]() |
![]() |