佐賀県の「浜崎小学校・山瀬分校」へ向かって山中を走ると、「狐狸庵」という蕎麦屋が有るらしく、所々看板が立っており、こんな山中までわざわざ蕎麦を食べに来る人が居るのかと思った。
この先は、だれも来ない廃村だと思ってましたが、途中で車が一台来て、道が狭くて行き違いが出来ないと思って止まると、相手がサッとバックして道をゆずってくれました。
カーナビの示す所に車を止めて、道を歩いてみると少し高台になってる所に木造校舎が樹木の間から見え、雰囲気的にだいぶ荒れているだろおなぁ・・と思った。
「山瀬分校」入口へ行くと「私有地につき立入禁止」の看板が有り、分校の前に車が止まって管理者が居たので、名刺を出して撮影許可をもらいました。
若いアンチャンで、アッサリと撮影は了解してくれ、名刺の裏にσ(*_*)のホームページ「四国88箇所」を巡ったのを見ると「カアチャンを呼んで来る」と言います。
あっ・・いえ・・別に呼んでもらうほど大した事では・・と思ってたら、頭を剃った小柄な尼さんを思わせる女の人が出てきました。
話をしてわかったのですが、この奥さんも四国遍路を１０年ほど前にして、愛媛県・内子にある崩れかかった「上畦々大師堂」を再建したそうです。
正直言って四国遍路を４巡したのですが「上畦々大師堂」は記憶に無く、大師堂の再建は高見さんだけかと思ってましたが時代が過ぎたのですねぇ。
しかし、ここで四国遍路をした人と会うとは思わなかった。
「中は、ゴチャゴチャして汚いのだが・・」と言うのも構わず、拝見させてもらい写真を撮りましたが、さすがに教室と思われる室内はプライバシーが有ると思い撮りませんでした。
「廊下に、天井まで何メートル・・と書いた柱が有る」と教えてくれ、ホンマに「２メートル４８センチ」と書いてありました。
廊下の壁には交通標識が描いてあり、この附近の学校は交通標識を廊下に描くのが流行っているのでしょうか。
蕎麦屋の「狐狸庵」が分校の持ち主で、借りて住んでいるそおです。
外の少し離れた小屋というか物置のような建物は、元給食室だと教えてくれ、そお言われてみればそのようにも見えるが、失礼ながらこのような辺地にも給食室が有ったとは思わなかった。
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