HOME > 全国の木造校舎・廃校「目次」 > 山形県「目次」 山形-11 東小学校・古屋敷分校
所在地 山形県上山市大門
撮 影 2015.9.13
山形県の木造校舎「東小学校・古屋敷分校」へ行く途中、「古屋敷」集落の入口に、大きな観光マップがありましたが、惜しむらくはカスれており内容が、よぉ~わからん。
マップで「古屋敷分校」の所在地も探したが書いてなく、近くの畑で茗荷を取ってるジサマに、分校の場所を尋ねました。
ジサマもマップを見上げて「・・書いてないなぁ。 昔の学校は、そこでなく(尋ね先の分校)、以前はすぐ近くに有ったが移設したのだ。今は石垣しか残っておらん。」
話しを聞いてみると、道を500mほど行けば道沿いに「古屋敷分校」が有るらしい。
ついでに「看板に古屋敷村は源氏ゆかりの里として・・と書いて有るが、どんな源氏の云われが有るのでっか?」と聞いてみました。
「えっ・・そんな事、書いてあったかぁ?・・あら・・ホンマに書いてあるなぁ。
源義経が奥州に逃れる時に、あそこの山に城を築き、弓を射って当たった所から清水が出た。
自分のジサマはマタギだったので、その清水が出てる場所を知ってた。
ワシもマタギだけれど、そんな清水を気に留めてなかったので場所を知らんかったが、ジサマが死んでから、山を回ってる時に、しばらくしてその清水の場所を見つけた。小さい清水がコンコンと湧き出ていた。
これから分校へ行くのか?・・それなら、この先5分ほどの所に萓滝が有るが、行ってみると良いよ。
この付近では、なかなか見応えの有る滝だよ。」
・・と、普通ならば聞けないような逸話も親切に教えてくれました。
雨が降りそうなので滝へは行きませんでしたが、ここは「ニッポン国古屋敷村」として観光化しようとしたらしいが、過疎のためか失敗してるようです。
ネット調べてみると「死の棘」「百年の物語」という映画やドラマのロケ地になったらしく、マップの民家に「松竹映画 松坂慶子 ロケ現場」と書いてあり、たぶん「死の棘」のロケ地だったのでしょう・・これも行かなかったが・・・。
校門(左右の細長い柱)
道沿いに東小学校・古屋敷分校が有り木造校舎です。
ちょうど奥さんが外で作業していたので、声を掛けて外側の写真を撮る許可をもらい、ホンマは内部の写真も撮りたいのだけれど、住んでるのでアカンだろなぁ・・と思って、そこまでは言いませんでした。
しかし話しをしてると、閉校当時の黒板が、そのまま残っているとの話しになり、「へえぇぇ・・ぜひ見たいなぁ。でも中に住まわれてるからダメですよねぇ。」と言ったら、アッサリと「いいですよ。」
ラッキイィ・・・言ってみるもんだなぁ。!(^^)!
体育館 校 舎
体育館と思われる所には作業機械がゴッテリ有り、玄関入口から校舎へ入る所に「昭和43年度卒業生作品」と書いた絵が有り、暗い所なのでわざわざ電気を点けて説明してくれ、意識的に見えるように残しておいたらしい。
ここまでしか入れてもらえないだろなぁ・・と思って礼を言うと、2階にも当時の黒板が有るから上がって良いと言ってくれます。
「えっ!!・・いいんですかぁ、すんまへんねぇ」と言いながら喜んで上がらせてもらい、再びラッキィ!(^^)!
そこでも、もんのすごく親切に説明してくれました。
礼法室 階 段
二 階 窓枠等は当時のまま
二階の教室だった所が居住区になってるようで、その壁に「3月の目標」と書いた小さい黒板が貼ってあり、それが閉校当時より消さずに残してある黒板だそうです。
なかなか、、こおいう風に残してるのは少ないだろなぁ、貴重な一品だと思う。
校舎が居住区になっているので、普通ならば絶対に内部へ入る事はできず、たまたま入らせてもらえたのは運が良かった。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「五木の子守唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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