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  九州西国33観音霊場記      雷山へ向かって、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文       遍照の響き
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            2015.10.6 巡礼     2016.11.23 UP


「西行返り」と熊尾地蔵

西行返り

 前原から雷山へ向かい、「高野」付近まではユルユルの坂で何とか自転車を漕いで行けましたが、それからは自転車の押し歩き。

 雷山へ向かって、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文 雷山へ向かって「高野」付近、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文 雷山へ向かって「高野」付近、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文

 「高野」集落を過ぎた川のカードレールに「早く見たいなホタルの光」の看板が掛かっており、へえぇぇ・・この付近はホタルが見れるのだ。雷山へ向かって「西行返り」付近、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文

 道端に看板と石碑が有るので読んでみると「西行返り」の説明が詳しく書いてあり 要約すると・・

 西行さんが、ここへ来て休んでいた時にチッコイ子供が表れて「冬しげる 夏枯れ草の 根を刈りに」と言ったそうな。

 西行さんは、これワラシベ何を寝言を言ってまんの?・・と思って、何の意味かわかりまへんでしたが、そのうちこれは和歌の下の句で、上の句を作らせているのだと気づいた時には、チッコイ子供は遠ざかっていました。雷山へ向かって、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文

 上の句を考えつかず子供に返歌する事さえ出来なかった西行さんは、自分のブライドがボロボロになり恥ずかしかったそうです。

 が・・そこで西行さんはハッと気づきました。

 あのチッコイ子供は雷山・観音様の化身で、歌人として有名になった自分のウヌボレを戒め、童心に帰って歌を作れとの思召しではないか、このまま雷山に上ってもアカン・・まだ未熟なのでここで戻ります・・すんまへん・・・ナモナモナモ・・。

というような内容で西行さんが、ここから戻って行ったそうです。雷山へ向かって、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文

 で・・ここに書いてある「根っこがどうの・・」という和歌は「ヒガンバナ」の事を言ってるのではないかと書いてありました。

 ネットで調べてみると、湘南江の島「西行戻り松」というのが有り、よぉ~似た話がありました。

 ただ、そこでは「夏枯れて 冬ほき草を 刈りにいく」と和歌が少し違っており、それは麦刈りの事を言ってるらしい。

 西行さんも、あちこちで子供に、やっつけられていたのですなぁ。

 雷山へ向かって、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文  雷山へ向かって、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文  雷山へ向かって、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文

 それからも自転車を押し歩きましたが、こんな山に良く人が住んでいると思う。

 上からジサマ・バサマの老夫婦が歩いて来たので、雷山の寺まで遠いのか?と聞くと、「そおねぇ、あと(カーブが)二曲がりほどしたら見えてくるかなあ。」

 ほんまにカーブを二曲がりほどしたら家が見えたので、それが札所寺だと思って喜んだら普通の人家で、札所寺はもう少し先でした。

雷山へ向かって「迎野」、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文  雷山へ向かって、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文 雷山へ向かって、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文

糸島四国八十番雷山へ向かって「糸島88か所・熊尾地蔵」、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文

 そこからも坂道がキツク、チッコイ堂が見える付近で越後屋が、ついに自転車を持ったまま立ち止まって死にかかっています。

 道端の直射日光を浴びる暑い所で倒れるよりも、地蔵堂の日陰の方が良いだろおと思い、越後屋の所へ行き、励ましつつ自転車を押してやり・・

 もう少しで堂だというのに、自転車から離れて崩れ落ち・・死んだマネするので、しかたなく堂内へズズズッッ・・と引きずり込んで椅子の上に寝かせました。雷山へ向かって「糸島88か所・熊尾地蔵」、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文
 知らない人が見たら、殺人事件の犯人が遺体を引きずってると思っただろなぁ・・だれも通らなかったから良かったけど・・。

 改めて堂内を見ると達筆な字で「熊尾地蔵」の額が掛かっており「糸島四国八十番」とも書いてあります。

 へえぇぇ・・「糸島四国八十八か所」なんて有ったのだ、知らなかった。

 ネットで「糸島四国」を検索しましたが、1件だけヒットしましたが詳細はわかりまへん、だれか知っていたら教えてね。雷山へ向かって、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文

 堂の造りは一見「バス停」風ですが、正面にチッコイ地蔵さんが一体奉ってあり、これが熊尾地蔵さんなのでしょう。

 周囲には石コロやら空のペットボトルが供えてあり、横の方には手・足の板が奉納してあるので、そのタグイのご利益があるのかもしれまへん。

 しかし線香の箱だけは、たくさん置いてあったなぁ。雷山へ向かって、自転車で巡った「九州西国33観音霊場」紀行文

 横壁には寄付者名簿らしい板があり、この「熊尾地蔵」の云われが書いてないかと探しましたが無く、ネットでも「熊尾地蔵」がヒットせず、出てきたのはこの場所を示す地図1件だけでした。

 これだけの堂施設を作ってるのだから地元でも大切にされていると思い、カワイソーな云われの一つはありそうなのですが・・これもだれか知っていたら教えてね。

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