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           九州西国三十三観音霊場 地図
    巡礼日  2012.11.17      掲載日  2014.1.19 


霊山寺・山頭火の時雨

霊山寺

霊山寺・山門、九州西国33観音霊場記 「8番 霊山寺」と「10番 円通寺」は、高い山の上に有り、コンジョナシなので車で行きました。

 霊山寺への車道入口がわからず行き過ぎちまい、その付近をウロついて、この付近では・・と思う所へ行ったら小さい「霊山寺」の看板が有りました。

 8番札所「霊山寺」は山の中腹に在るのかと思ってましたが、ほぼ頂上付近で、かなりの距離です。霊山寺・石仏、九州西国33観音霊場記

 この場所は自転車でやらなくて良かったと、つくづく思う。

 計画段階では、よっぽど歩いて上がろうかと思ってた所でしたが、往復歩くのもなぁ・・と思いヤンピ。

山門の彫刻

 「霊山寺」駐車場から見る寺は大きく、最初の山門を上がると、さらに年代物らしい重圧な山門があります。

 山門の全ての壁面には何か彫ってあますが、色が剥げ落ちて白くなっており、何を表現しているのか、よぉ〜わからん。霊山寺・山門、九州西国33観音霊場記

 大蜘蛛が糸を吐いて、獲物を捕らえようとしているのとか・・

 これまた大きい鬼の顔からレザー光線を出してるようなのとか・・とか・・とか・・

 何となく酒呑童子の一場面を表しているような気がする。

 霊山寺・山門、九州西国33観音霊場記  霊山寺・山門、九州西国33観音霊場記 九州西国 霊山寺 山門 彫刻

 修繕して極彩色にしちまって昔の面影を無くするよりも、今のままの方が良いかもしれんが、彫刻の説明書き等が有れば、もっと良いのにぃ。霊山寺・山門、九州西国33観音霊場記

 しかし、この山門は大したモンです。

 今まで多くの寺を巡ったが、このように山門の全面に彫刻を施してあるのは見た事が無い。

本堂と「くぐり道」

 本堂は、当然開きまへんでした。(^O^)九州西国 霊山寺

 本堂の側に石仏があり「くぐり道」と書いてあります。

 きっとこの石の下を潜れば頭がカシコクなり、トシ取ってもボケなく、ポックリ・コロリと逝けるのでしょう。
 でも・・潜らなかったけれど・・

 境内には「弁財天」の池が有りましたが、失礼ながらあんまり「キレイな池」ではない。

  霊山寺・くぐり道、九州西国33観音霊場記  霊山寺・境内、九州西国33観音霊場記  霊山寺・弁天池、九州西国33観音霊場記

鐘楼霊山寺・鐘楼、九州西国33観音霊場記

 遠くで鐘の音が聞こえたので、その方向へ行くと高台に鐘楼がありました。

 この鐘楼は変わっていて、上部にも行けるように鉄梯子が付いており、上がってみると記念碑のようなのが設置されており、そこからの景色は、大分市内全域が見えます。

山頭火

 鐘楼から本堂へ戻る途中に「山頭火」の句碑と説明書きが有りました。(以下、その内容)

 
昭和4年11月に母の位牌を胸に九州西国霊場の巡礼を始めた。霊山寺・鐘楼頂部、九州西国33観音霊場記

 
しぐるるや しぐるる山へ 歩み入る

 
「12月9日 今日はまた雨であります。合羽を着て第8番の札所霊山寺へお登りしました。

 20丁の山路は、しずかで、さみしくて、木の葉をうつ雨が笠をうち 砂をうち そして心身にしみ入るやうでありました。

 これから第9番 第10番とうって旧杵へ出ます・・」 井泉水への便り


 独り時雨に打たれながら山路を踏みしめて霊山寺を目指す山頭火の姿を彷彿させる。霊山寺・鐘楼よりの眺め、九州西国33観音霊場記

 同じ季節である12月に寒い雨が降る中、山頭火が雨合羽を着て静寂なる山道を歩いてる姿を想像すると、侘び寂びを感じさせる良い絵になると思う。

 σ(*_*)も四国遍路で雨衣を着て山道を歩いた事がありますが、そおいう時に雨具の雫が垂れるのを見ながら歩いてると、何故かホンマにサミシイ・・と言う感じがしました。

 山頭火の手紙内容には、その様子が上手く表されていると思う・・・さすがです。霊山寺・鐘楼より大分市内、九州西国33観音霊場記

 丁石の事も書いてあり、上る時にも丁石を見つけましたが10丁位と思ってたが、20丁も有るのですねぇ。

 知っていたら写真を撮ったのですが、帰りは霊山寺からそのまま「判田」方面への県道41号線?を通ったので撮れませんでした。

県道41号線

 しっかしぃ・・この県道?は途中で道が細くなり、「この先、車の擦れ違い不可」の標識が有ります。

 ホンマかいなぁ・・と思いながら走ったら、ホンマにその通りのオトロシイ細い道で、道から外れると谷底へ転げ落ちるような狭い道です。

 対向車が来ないかと、ヒヤヒヤしながら通りましたが、遠回りしてでも良いから、もう二度とこの県道41号線は通りたくないオトロシイ道でした。

 山頭火は、この道を通ったのかな?

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