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 千葉 房総 石堂寺 2012.5.17 巡礼   2013.2.22 掲載

病み上がり/安房国札34観音霊場記(石堂寺・智光寺)

20番「石堂寺」

自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文石碑、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文石碑、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文三ツ塚橋、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文
石仏、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文
 安房国札34観音霊場の15番札所「高照寺」から20番「石堂寺」へ向かって、自転車を漕ぐのに山中だからキツイかなぁ・・と思ってたが、そんなにキツイ道ではありません。

 道端の切り通しに階段があり、何か?と思って見ると、頭が無くなった地蔵さんと大きな石板が置いてあります。

 上の方には、達筆な「くずし字」で、下の方には坊さんが拝んでいる線彫がしてあります。小魚、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

 無理して読み砕いてみると、「大井村 朝夕念仏唱故 人呼念仏 元禄・・大正十?年 小澤たき」と言うような事が書いて有ります。

 たぶん、念仏を朝夕唱えていた信心深い人が居て、村の衆から「念仏の何とかさん」と呼ばれてた人が居たのじゃないかな?・・そいで、坊さんと思ったのは、その「何とかさん」かもしれない。石仏、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

  山中の静かな道を自転車で走ってると、赤い鉄橋が緑に映えて、なかなかシブイ感じですねぇ。

 道路際には、石仏が所々に有り、昔は旧道の道筋だった事を偲ばせ、「川谷」付近で川に沿って走ると、小魚が泳いでのが見えます。

 昔は、普通に魚が泳いでるのを見られたのですが、今時は川で魚が泳いでる姿なんて、なかなか見れまへんでぇ。

 小魚を見ていると、チッコイ亀まで1匹泳いでいます。


石堂寺、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文      石堂寺・山門、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文       石堂寺・仁王、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文
石堂寺・二重の塔、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文
 安房国札34観音霊場の20番札所「石堂寺」は道路際に有り、最初は鳥居が立ってるので神社かと思い、その付近を探し回る所でした。

 山門脇に杖が置いてありましたが、たいした事無いだろお・・と思って入ったら、階段がキツカった。(一番上の写真)石堂寺・薬師堂、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

 札所「石堂寺」は思った以上に大きい寺で、茅葺きの薬師堂を持っており、ここで昼飯としてコンビニで買ったオニギリを食べました。

 「波の居八」の彫刻が有るらしいが、「石堂寺」の人に聞くと通夜をやるので見れないと言う。

 それでも、納経所のガラス戸越しに、それらしい欄間が見え、たぶんそれだと思うが、実際に見みたかったなぁ・・・残念。

安房国札34観音 石堂寺     石堂寺・本堂、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文    石堂寺・境内、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

21番「智光寺」

石仏、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文 自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文 智光寺、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文智光寺・山門、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

 安房国札34観音霊場の21番札所「智光寺」もこの辺でないかなぁ・・と思って人に聞くと、すぐ近くでタンボの中にポツンと山門が立ってました。

 この山門は札所「智光寺」と、ずいぶん離れており、遠くから見た時には作業小屋かと失礼な風に見間違いをしたでぇ。

智光寺・仁王、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文 智光寺・参道、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文 智光寺、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文安房国札34観音 智光寺

 山門の仁王さんもガンバツており、腰のヒネリ具合が何とも言えん味わいが有る。智光寺・天井絵、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

 「智光寺」境内は草が茂っており、少々荒れた感じがする。

 参拝後、山門近くの店で冷たい物を買って飲んでると、亭主が顔を出して話しかけてきました。

 いつもならば、大いに乗り気になって話すのだが、今日は病み上がりで疲れており、あんまり話したくない。

 亭主が背負ってる野球バット入れを見て「それ、カメラの三脚でっか?」
 「尺八です。」「へえぇぇ、わしも尺八やってるんだ。 民謡の方だけどね。」

 ここで亭主が尺八自慢をして、尺八を2・3本持って来て見せるとか、寺で吹く曲を所望されたら話は大展開するのだが・・なんせ疲れと病み上がりの身なもんで、長話はしたくなく尺八に関する話も意識して余りしませんでした。智光寺、自転車で巡った「安房国札34観音霊場」紀行文

 まだ先の行程が残ってるしぃ・・・・体調が良かったら、喜んで尺八の話しをしたのだがなぁ。

 亭主は尺八自慢の代わりに、今度は智光寺に奉納した提灯のアルバム写真見せて自慢します。

 話しを合わせて「すごいでんなぁ・・」と言ったが、信心が足りないのと病み上がりなもんで、提灯なんか、ホントはどおでも良かった・・すんまへん。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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