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 ふるさと歩道、尺八を携え歩いた秩父34観音観音霊場巡礼記  H18.6.17 UP


秩父34観音霊場記/11番「常楽寺」・10番「大慈寺」・12番「野坂寺」

11番「常楽寺」と「ふるさと歩道」

 翌朝、車野宿した「道の駅ちちぶ」から11番「常楽寺」へ・・・常楽寺、尺八を携え歩いた秩父34観音観音霊場巡礼記

 ここも順番から言うと、ホントは10番「大慈寺」が先なんですが、そんな事にかまいません。

 交通量の多い車道をテクテク・・歩くと、秩父34観音霊場の11番札所「常楽寺」の看板があり、小山の中腹に「常楽寺」がありました。

 朝早いためか人が居なく、お休み処に「秩父札所10~18番案内図」の地図が置いてあったのでゲット。

 この地図によると「ふるさと歩道」という尾根伝いの山道があり10番「大慈寺」へ行ける事になってます。常楽寺より「ふるさと歩道」入口、尺八を携え歩いた秩父34観音観音霊場巡礼記

 地図を見るまでは、車道を往復しなければアカンと思ってたんですが、せっかく地図も手に入ったので「ふるさと歩道」を行く事にしました。

 11番「常楽寺」脇から上る山道には、赤い鳥居や旗が沢山並んでおり、けっこうな坂道です

 ヒーコラ・・言いながら上ったのはええが、山道が間違ってたら泣かんなんなぁ・・・。稲荷大明神・ふるさと歩道、尺八を携え歩いた秩父34観音観音霊場巡礼記

 頂上には、お稲荷さんの堂が有りましたが、そこからどの方向へ行くんかな?

 やっぱし泣かんなんかなぁ・・・と思ってると、越後屋が下へ降りる階段を見つけ、何のためらいもなく行きかかっております。

 単純にその階段を下ると、大慈寺へ降りれると思ったようですが違うだろなぁ。

 地図から読み取ると、方角的にも距離的にも違うと思い、付近を探すと「3番 常泉寺」の標識と細い山道を見つけました。ふるさと歩道2、尺八を携え歩いた秩父34観音観音霊場巡礼記

 3番札所は、もっと向こうの方ですが、途中に10番「大慈寺」があるので、あぁ・・これじゃ、これじゃ・・と、不安がる越後屋を叱りつけ、山の尾根道を歩きました。

 しかし、この標識が無かったら、やっぱし道がわからんかった・・と、泣きながら鳥居と旗の山道を11番「常楽寺」へ戻ったと思う。

 有刺鉄線が巻いてある所は、セメント会社の土地なんでしょう。

 そこからは車野宿した「道の駅」が見え、乗ってた車も小さく見えます。

 途中で「10番 大慈寺」と書いた標識が有り、ほれ見ろ、ちゃんと有るでねぇか。

 しかし、最初の標識にも「大慈寺」も併名しといて欲しかったなぁ。

10番「大慈寺」と「羊山公園」

ふるさと歩道3、尺八を携え歩いた秩父34観音観音霊場巡礼記    大慈寺、尺八を携え歩いた秩父34観音観音霊場巡礼記     大慈寺 猫、尺八を携え歩いた秩父34観音観音霊場巡礼記

 山道を下って行くと人家付近から犬が吠える声が聞こえたので、トットと通り過ぎようとしたら、人の家の庭先みたい所へ出ちまい、あららっ・・と思ってると、そこが10番「大慈寺」の境内でした。

 大慈寺はだれも居なく、猫が一匹だけ居ます。

 越後屋が、かまってやろおと捕まえたら、イヤがって逃げてます。 ザマアミロ(^O^)。ワハハハハ・・

 12番「野坂寺」へ向かって、車道をテクテク・・・

 途中「魔利支天」という、いかにもオトロシそうな興味の引くようなポイントが地図に書いてあり、見物しようと思いながら歩きましたが、見落としたのか場所がわかりまへんでした。

 朝の散歩のジサマが、σ(*_*)らを追い抜いて行き、おぉぉ・・元気がええでんなぁ。野坂寺へ向かって、尺八を携え歩いた秩父34観音観音霊場巡礼記

 σ(*_*)らは「羊山公園」の中を突っ切って12番「野坂寺」へ行くつもりでおり、散歩のジサマも、当然「羊山公園」へ行くと思いました。

 なんせ・・ほら・・散歩ちゅうたら車が走り回る車道なんかよりも、公園が有ったらそこを歩くと思う、普通の人ならば・・

 σ(*_*)も、その普通の常識持ってる人間だし・・・ところが、このジサマの後ろを付いて行ったのが間違いだったんだわねぇ。

 ジサマは羊山公園付近で、公園をグルッと回るような道へ行き・・ほほおぉぉ・・やっぱし地元の人は裏道を知ってますなぁ。

 車の少ない道から入るんじゃろぉと感心し、おまけに「巡礼道」の標識が有るもんだから、ますますジサマの後を付いて行けば良いと信用しちゃった。

 しかし、しばらく歩いてると、確かに車も通らないような狭い道で、人家が密集して歩き易いんだけど・・どうも公園内へは行かないような気がする。

 気付いた時はすでに遅く、今更戻って「羊山公園」内を突っ切る・・というコンジョも無く、「羊山公園」横断計画はヤンピして、このまま巡礼道を歩きました。

12番「野坂寺」の葬式

 鉄道の線路付近に、庄屋さんの家かと思うような立派な白壁の塀が見えたら、それが12番「野坂寺」でした。野坂寺 白塀、尺八を携え歩いた秩父34観音観音霊場巡礼記

 山門付近まで行くと・・ゲッ・・!!・・・駐車場付近から葬式の花輪が、ズゥラア~ッッッッッッッ~~・・・と並んでます。

 あらあぁっっ・・・葬式やってたのね・・そいでもって、かなりの花輪の数・・よほど名の有る人なんだろなぁ。

 ちょうど出棺したのか、人がゾロゾロと野坂寺・境内から出て来て、車の手配やら何やらしております。野坂寺 境内、尺八を携え歩いた秩父34観音観音霊場巡礼記

 まぁ、こんだけ歩いてりゃぁ、寺での葬式にもブチ当たる事もありますわなぁ

 葬式の真っ最中でないだけ、まだ良いと思い、関係者が焼香しとる最中に尺八吹いたら、何のイベントが始まったかと、遺族やら親戚がビックリすると思う。

 もっとも四国遍路をしていた時、立江寺で葬式やってるとは知らず、お棺が置いてある前で吹いた事は有ったが・・・

 山門の所で生花を作ってたオバハンに聞くと、「出棺したから、後の葬儀まで時間があるので、参拝しても大丈夫」と言います。野坂寺 山門、尺八を携え歩いた秩父34観音観音霊場巡礼記


 大丈夫と言われてもなぁ・・・セレモニーセンターの職員が、バタバタ・・・ウロウロ・・して、寺の中では式の準備をしてるし・・・でも、待っていてもしょうがないので尺八参拝をしました。

 終わった後、セレモニーセンターの人達は、σ(*_*)らに対して気のせいか丁寧になり、礼をしてくれるようになりました。

 「野坂寺」境内は、葬儀のテントが無かったら、良い庭だったろおに・・・

 この寺は芸術家が関係してるのか、山門にはデッカイ牛に乗った観音様が置いてあり、また二階部分には現代的な仏さんの絵?が飾ってありました。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「五木の子守唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。


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