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 「高野三山・女人道」紀行文      弥勒峠付近、「高野三山・女人道」紀行文     遍照の響き
                  「高野三山・女人道」地図

2016.6.3 旅行   2017.4.18 UP


弥勒峠で迷うフランス女性

真別処分岐

 ろくろ峠付近、「高野三山・女人道」紀行文    林道より円通寺への別れ道、「高野三山・女人道」紀行文    円通寺へ、「高野三山・女人道」紀行文
 「ろくろ峠」から分岐した林道をそのまま歩いて行くのかと思ってたら、先を歩いてた越後屋がヒョイトと脇道へ入って行き、見ると標識が有りました。

 おぉぉ・・さすが、よぉ~見つけたなぁ・・ボオッ~としていたら見逃す所だった。
   円通寺への山道、「高野三山・女人道」紀行文         円通寺へ、「高野三山・女人道」紀行文

円通寺

 円通寺への出口地蔵「高野三山・女人道」紀行文  円通寺への参道、「高野三山・女人道」紀行文  円通寺わりの林道、「高野三山・女人道」紀行文
 山道から再び林道に出る所に地蔵さんがあり、林道の先には円通寺が有りますが、修行中だから入れないらしい。

 そおだわなぁ・・瞑想でもしてる所へ、ワァワァ言いながら人が入ってくると、ジャマになりますからなぁ。円通寺付近の石仏、「高野三山・女人道」紀行文

 それでも一般人の立入禁止をしてまで修行するとは、さすが高野山!!・・・女人堂ができるわけだ。

 本来の仏教修行とは、こおいうものなんでしょうが、今では拝観料を取るようになっちまったもんなぁ。

 円通寺の反対方向の林道を少し歩くと橋が掛かっており、何気なく小川の先を見ると石仏が立っているよおです。

 地図には何の説明もないので、これは隠れた石仏かもしれんと思って、わざわざ見に行くと不動明王が立っていました。

フランス女性

 林道を歩いて弥勒峠へ行く山道に入り、ここもボオッ~としていたら見逃すかもしれません。弥勒峠への入口、「高野三山・女人道」紀行文

 そこで外人女性が後ろから追い付いて来て、地図を見せながら外国語で聞いて来ます。

 見れば鉄塔跡で休んでいた時に、追い越して行った若い外人女性で、あれからだいぶ時間が過ぎているので、ずいぶん先を行ってると思ってましたが、だいぶ道に迷ったよおです。

 まずは、英語が通じるか尋ねてみました。
 「キャンニュースピーク ジャパニーズ オア エングリィュシュ? (ねぇちゃん日本語か英語わかるか?)」弥勒峠へ、「高野三山・女人道」紀行文

 「ナントカ・・カントカ・・・(日本語はダメで、英語が少しできるらしい)」

 「ユア カントリィ?  (国はどこか?)」
 「フランス・・」

 フランス女性の持っている地図を見ると、A4用紙をさらに半分にした大きさの説明書にチョッピリ地図が載っている程度でした。

 こんな地図を頼りに、よぉ~ここまで来たなぁ・・そりゃあぁ道に迷っても仕方がないと思う。

 σ(*_*)の持ってるA3サイズの観光地図を見せて

 「ヒャァ デス ポイント  (山の中なので、おおよその現在地を指し示す)
 デス ボイント オクノイン  (奥の院の位置を指し示す)。」


 「バスストップ? (バス停留所を教えてちょんまげぇ)」

 バス停留所を探してるようですが、高野町の中では、どこにでもあるだろおと思い、高野街並みズズッ~と指さしました。

 「ユア スタート ポイント?  (ネーチャンの出発地点は、どこじゃ?)
 「ダイモン・・・(大門を出発したらしい。)」

 大門の地点を地図で指し示して教え、道を譲って先に行かせました。フランス女性と越後屋・弥勒峠へ、「高野三山・女人道」紀行文

 それでも「アリガトオ ゴザイマス。」だけは日本語て言い、この単語だけは日本に来るため覚えて来たのでしょう。

 白人さんだけあって腕の白さが目立ち、その腕もポキッと折れそうな位に細く、若くてキレイな女性でした。

 ところが少し先へ行った山道の三叉路で、越後屋とフランス女性がまた話しています。

 お互い女性同士、挨拶でもしているのかと思い聞いてみると、どおやらフランス女性は早く高野町の街並みへ出たいらしい。

 そおだろなぁ・・こんな人も通らないよおなワケのわからん迷うような道を早く出て、人の居る町へ出て安心したいだろなぁ。

 標識を見ると三叉路の一方が「高野町」となっており、今度は一番頼りになる国土地理院地図を出すと、フランス女性はそれを見て「おぉぉ・・!!」と感嘆符を出します。

 やっぱり外人でも等高線の書いてある地図は頼りになると知ってるよおです。弥勒峠と高野町への三差路、「高野三山・女人道」紀行文

 地図には「高野参詣道(女人道)」と記載してある付近に、史跡の印と三差路の道が記載してありました。

 史跡の印は「大峰口女人堂」と思い、円通寺の位置や、だいたいの距離から、この三差路が現在地と思い「デス ポイント (ここが現在地ね)」と言って、高野の町へ行く道筋を教えました。

 ちなみにこの三差路の道筋が記載してあるのは、国土地理院の地図だけだったので、これを持っていなかったら、フランス女性に自信を持って教える事が出来ず、一緒に「奥の院」方向へ同行するように勧めたかもしれません。

 それにしても、このフランス女性は見知らぬ外国の地の山道を、一人で迷いながらも良くここまで歩いたもんだと思う、今まで一杯別れ道が有ったのにぃ。

 σ(*_*)らに会わなければ心細かっただろなぁ・・下手したら高野山中でホンマに迷子になって泣いてたかもしれない。

弥勒峠の大峰口女人堂

 大峰口女人堂跡、「高野三山・女人道」紀行文  弥勒峠より、「高野三山・女人道」紀行文  大峰口、「高野三山・女人道」紀行文
 フランス女性と別れて少し山道を上がると「大峰口女人堂」跡が有り、看板だけで何もありません。

 弥勒峠は、これといった標識も無く、尾根道を行くとやがて「大峰口」の広場に出て、出発地点の「中の橋」駐車場に着き、ちょうど9時間かかりました。

 「高野三山・女人道」は、歩いてみるまで遊歩道的な簡単な道だと思っていましたが、もんのすごくキツイ山でした。

 普通の人は二日間に分けて歩くというのが良くわかります。

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 これにて「高野三山・女人道」紀行文は完了しました。
 引き続き他霊場等を御笑読ください。
              


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