HOME > 全国の木造校舎 > 広島県「目次」 > 広島‐13 海軍兵学校/海自・第一術科学校
所 在 地 広島県江田島市江田島町
撮影年月日 2019/10/1
江田島の旧「海軍兵学校」は木造校舎・廃校ではなく、現役の海自・幹部候補生学校として利用されており、歴史的建造物の学校なので、あえて掲載しました。
現在は海自「第一術科学校」となっているようで、下調べした時には日に数回、時間を決めて見学可能でしかも無料との事でした。
1230~1255までの受付時間コースに間に合うように行きましたが、遠いですなぁ・・というのが第一印象。
で・・海軍における5分前精神で、受付時間よりやや早目に行くと営門で「30分にならないと入れない、それまでどこかで時間をつぶすように・・」と言われちゃいました。
あららっ・・・でもこの附近の地理不案内で、しかも思った以上に営門付近は失礼ながら田舎町のよおで、大型スーパー等が有るようには見えません。
どこか公園か駐車場のないかと尋ねると「どことは言えませんが、近くに○○が有ります」と教えてくれ、そこの駐車場で時間まで待ちました。
そおですわなぁ・・「○○の駐車場に行け」なんて言えませんわなぁ・・、ここへ来る人は時間通りに来ないと入れまへんでぇ。
営門で受付して「江田島クラブ」で、係の人が案内するまでビデオ見て時間まで待ちました。
時間になり、6人ほどの見学者がゾロゾロ案内人の後を付いて行き、平日は見学者が少なく。土日・祭日は数十人の見学者が来て、勝手にどっかへ行って迷子にならんかと心配するほどタイヘンらしい。
間近に有る西洋風建物が「大講堂」で、車寄せがある玄関は皇族とかエライ人だけが出入りする専用の玄関で、その他の人達は裏の玄関から出入りするそうだ。
この時は「大講堂」内で卒業式の予行演習をしているので、内は拝見出来なかった。
ちなみに敷地内全部を見学できるのかと思っていたが、見学できるのは「大講堂」「幹部候補生学校」「教育参考館」だけで歩くコースも決まっており、それ以外は勝手にウロつく事はできません。
10月なのに近々卒業式が有るのかな、普通は9月なのに・・と思ったが案内人に聞くヒマが無かった。
「幹部候補生学校」の説明を聞いてる時に、「大講堂」からゾロゾロと人が出て来て、隊列を組んで歩いてましたが、後ろの方に陸自の服を着た人が数人居たので委託学生なのでしょう。
最後の「教育参考館」を見学して、元の「江田島クラブ」へ戻る途中で「大講堂」から気合の入った号令が聞こえます。
一般の人が出入りする玄関から中の様子を伺うと、白い制服を着た人が二人して卒業式の予行演習をしており、「彼らは成績優秀者で、昔ならば恩賜の短剣を受け取る人達だ」そうです。
キビキビした動作で、起立・壇上での賞状受け取り等の練習をしており、号令も室内に良く響き、ここで尺八吹いたら響くだろなぁ・・と思いながら、しばらく見ていましたが、「大講堂」は終戦後にアメリカ軍が教会として使用したそうです。
普通の卒業生は壇上で一列になって卒業証書を受領して行くのですが、成績優秀者は着席した椅子から立ち上がって階段をまっすぐ上がり、そのまま後ろ向きで階段を下りるよおで、なかなか見応えのあるものでした。
赤レンガで出来た「幹部候補生学校」が昔の「海軍兵学校」で、映画でもこの建物姿は良く見ました。
案内人に「パンフレットは無いのか」と尋ねると「ここは観光地ではないので無い」と言われ、それもそうだなぁ現役の海上自衛隊の施設だもんなぁ。
もう一つ、海自で「気をつけ」の姿勢の時は「握りこぶし」をするが、海保では掌を伸ばしており、旧海軍の場合はどうだったのか聞きたかったが、案内人は他の説明で忙し過ぎて聞けなかった。
ここではA・B・C別の幹部候補生が居るそおで、Aコースは大学卒、Bコースは部内選抜、Cコースは下積みをした曹のコースに分かれているそうで知らなかった。
この赤レンガの「幹部候補生学校」へ出入りできるのはAコースの人だけで、他のコースの人達は出入りできなく、B・Cコースの人達は隣の「学生館」建物で、お互の建物を訪問して出入りする事は無いらしく、「赤レンガ」はエリートの特権と言えば特権ですねぇ。
玄関から「幹部候補生学校」の内部見学ができるのかと思っていたら、そのまま素通りして建物横の出入り口へ行き、「ここからだけ、中を見れます」との事で、写真撮影はOKだったが、内部へ入る事は出来なかった。
ええっっっっ・・・奥の柱付近まで行けると思ったのにぃ・・「帽子が無いので教室には生徒が居なく、雨の時は、部屋の出入り口に雨具が掛かってます」と言ってました。
「幹部候補生学校」の建物の長さは昔の「駆逐艦」と同じ長さだそうで、そおいう風に言ってもらえれば、駆逐艦の大きさが想像できます。
正面玄関の上に金色の飾りは錨のマークですが、昔は菊の紋章だったらしい。
残念ながら歩くコースを外れる事が出来なく、舗装されている場所以外は歩くなと言われていたので、「候補生学校」の全景を撮影する事が出来なかった。
ふと舗装以外の砂地を見ると、何となく箒の掃き目で作った模様のように見えます。
ほほう・・日本庭園の石庭をマネてるのかと思って聞いてみると、「毎日学生が箒で砂地の目立てをしており、模様は波の形を表している」そうで、そりゃあぁ~・・砂地を歩いて踏んづけたら模様が消えて叱られますわなぁ。
「教育参考館」へ行く前に、海岸に見える砲が戦艦「陸奥」の主砲だそうで、横の短艇が置いて有る付近の桟橋が「表玄関」になり、自分達が車で入って来た入口は「裏口」にになるらしい。
「教育参考館」はギリシア神殿風の建物で、この中へは入れますが写真撮影はダメだった。
入口から入ると、赤絨毯の真ん中が白く階段が続いて、これも見応えがあり写真が撮れたら良いのだが。
じっくりと資料を拝見すると時間が無くなるので、だいたい大雑把にしか見る事は出来なかった。
若い人が「旭日旗」について質問しており、日章旗よりも格上の扱いをするらしく、これは万国で認められているそうです。
あのウットオシイ隣国だけが、サッカーで負けた腹いせから「旭日旗」に文句を付け初めているので、早く国交断絶すれば良いのになぁ。
江田島へ行ったついでに、「呉」市にある「大和ミュウジアム」と「てつのくじら館」へ寄ってきました。
「大和ミュウジアム」の目玉である「大和」の模型に人物が数か所置いてあり、「大和」の大きさがわかるようになっており、これはなかなか良い。
「てつのくじら館」は、本物の潜水艦を交通ストップさせながら、ここまで移動させたそうで、内部にも入れます。
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