HOME > 遍路・巡礼 > 四国遍路第三章「目次」 > 歩き遍路二巡・21 駅
H20.10.5 UP
σ(*_*)らは、寺や公園・駅の駐車場付近で、よく車の中で野宿します。
最近は、度胸が付いたと言うか・・恥も外聞も、とごかに吹き飛んでしもおたのか・・
駅では最終列車が来るまで待とうなんて思わず、もう8時頃になったら車の中で寝ます。
きっと、家路を急ぐ乗客は車の近くを通り、中で寝とるσ(*_*)らを見て、ウサン臭く見てるでしょう。
アラァ~・・こんなとこで寝てはる・・(@_@)σ。
そう言えば・・・スーパーで夕方、半額になった寿司とか総菜を買って、そのままスーパーの駐車場で、堂々と食べれるようになったなぁ。
それもこれも、みいぃ~ぃんな修行の成果でありましょう。
ある駅の待合室で、寝るのも早いのでボオォォッッ~としとりました。
はい・・いつもですが・・・・
待合室には、だれもいません。
そのうち汽車が来て、数人降りて出て行きました。
しかあぁ~ぁしぃ・・奇跡にも、一人の若いネエチャンが残り、これまた奇跡の2乗が起こり、このネエチャンとも話す機会がありました。
ここ最近・・いや、数年・・若いネエチャンと親しくお話する機会なんか無かったもんなぁ・・(;_;)
ネエチャンは、今はバス旅行の添乗員をやってるけど、ほんとは歌で身を立てたいと言います。
うぅ~むぅ・・音楽や歌で身を立てるのは難しいからなぁ・・・。
音大を出て、たまに結婚式や幼稚園などで歌っているが、ボランティアみたいものだと言います。
今までコンサートも開いたと言ってましたから、それなりの実力は有るのでしょう。
明日の朝5時過ぎの汽車で添乗員の仕事に行くと言うので、σ(*_*)らは、そこの駐車場の車の中で口開けて寝てますわ・・と言って別れました。
テレビで見る歌手のように、チャラチャラした所も無く、言葉使いも良く、しっかりした考えで夢を持ち続けながら努力してる、きれいな娘さんでした。
サインもらっておけば、良かったなぁ・・・(^_^;) イマオモウト
夕方、金蔵寺駅に着きました。
ここから汽車に乗って、車を置いてある所まで戻る予定です。
駅に着くほんのチョット前、汽車が目の前で出てしもおて・・・30分ほど待たにゃアキマヘン。
ボオォォッッ~と口開けて待とうかとベンチに座って荷物降ろしたら、一人の遍路が来ました。
見れば、托鉢しとった遍路じゃありまへんか。
この人とは、3回会ったなぁ・・・。
1回目は雲辺寺でロープウェイから参拝客が降りて来る付近の片隅で立っていたけど、だれもお布施入れんかったなぁ・・・カワイソーな位に・・
2回目は、次の日、曼陀羅寺でやっぱし立ってたけど、普通の日と、シーズンオフのためか、あんまり入ってないようでした。
この時は、「また、お会いしましたね」と声を掛け、前回お布施したから、今回は止めとこと思ってました。
「入ってますか?」と聞くと、「いやぁ~・・あんまり・・、もう、軍資金が底をつきましたから托鉢してるんです。(^_^;)」
それを聞いて、荷物をベンチに置き、もう少し入れてあげようと思って振り向いたら居なくなってました。
善通寺へ行くと、そこで立っており「がんばって下さい」の言葉と少しの布施をしました。
これだけ会い、話しした間柄なもんで話しがはずみ「今度会った時は、もう入れなくても良いですよ」と笑いながら言います。
今晩は、この駅で寝ると言ってました。
汽車が来るまで、遍路のよもやま話をし、松尾大師の再建も手伝った話など・・・・
この一巡をして徳島で托鉢し終わったら、神戸か大阪へ行き土木作業をやって金を溜めて、また遍路に来る予定だとか。
次の日、白峰・根来寺を巡って、夕方に国分寺駅で降りるとベンチで一人の遍路が寝ていました。
4回目の再会ですが、寝ていたので声をかけませんでした。
昭和20年生まれの遍路・・・・
01/12/12 記載
第一話は、第一章の香川「19 情熱の歌姫」に記載してあります。
この時に掲載していた掲示板には、尺八を吹いて遍路していた事を伏せていましたので、この時の事を詳しく書けまへんでした。
すんまへん・・当時掲示板を見ていた人たち。
どうしたかなぁ・・あのネーチャン。
もし、このホームページ見ていたら、その後どうしたか声かけてね。
第二話も、第一章の香川「9 流転放浪」に記載しております。
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