HOME > 遍路・巡礼 > 「秩父34観音霊場」目次 >22 護国観音・大渕寺
H18.9.24 UP
秩父34観音霊場の26番札所「円融寺」奥の院「岩井堂より、次の27番札所「大渕寺」へ向かって尾根伝いの道を歩きましたが、これもけっこうキツカッタなぁ。
途中に「護国観音」という看板が有り、矢印の方向を見ると、岩から鎖が垂れ下がっておりそれを伝って登って行くようです。
歩いて行ける所なら、ちょいと寄ってみようかという気になったのですが、鎖が垂れ下がってるのを見ると登るのがメンドウだなと思い、あんまり行く気がしまへん。
しかし、たぶん再び秩父34観音霊場を巡礼する事は、もう二度と無いだろおと思い直し、笠と杖を看板付近に置いて鎖を伝って行ってみました。
岩場の頂上には、デッカイ観音さんが手を上げて立っており、その台座には何でかわかりまへんが、カエルの置物が置いてあります。
ここからの眺めは、もんのスゴク良く、秩父市内が一望できて・・しばし休憩。
ところで、ここから先にも道が有り、歩いて来た尾根道へ通じてるようで、そぉだと判っていたら笠と杖を持って来たのにぃ。
越後屋の「ほれみた事か、あれほど杖と笠を持って行こうと言ったのにぃ~・・」と後ろからブツブツ言う声を聞きながら、サミシイ思いをして元の鎖場へ戻りました。
尾根道を下りて行くと、秩父34観音霊場の27番札所「大渕寺」の裏山から境内へ入るようになっており、途中に「カタクリの群生地」という看板が建っていましたが季節じゃないので咲いてまへん。
「大渕寺」に到着して境内を一眺めすると、敷地の一端に四角い石が置いてあります。
なんじゃ?・・下水用溜升の蓋か?・・・無粋じゃのおぅ、もおちっと、わからんように隠しておけばええのに・・せっかくキレイに整備されとる敷地なんだから、設計者は何考えとるんじゃ。
参拝してる時に、ふとその場所が思い出され・・ヒョットしたらと思い、参拝後にその溜升の蓋の所へ行ってみました。
そしたらそれが、あぁたぁ・・・その四角い石の上に立つと、先程の山頂に立っていた護国観音がシッカリ見えるように、山の斜面を一直線に樹木が、ガアッーと伐採してあります。
別に、どうしても・こうしても、無理してそこに立たなくても、その付近に立てばええんだけれど・・
はりゃあぁ・・・来て見るもんだわなぁ、気付かなかったら、そのまま次の寺へ行ってたやろなぁ。
平成の昔、どうしょうもねぇ、欲深き信心の足りんモンあり。
このモノ、「大渕寺」観音堂にて尺八吹奏瞑想参拝時、にわかに尊き香気漂ひ、五色の光と共に護国観音が輝き表れ、教えたまふ。
「今は昔、この観音堂は汝が先程鎖場を登りて、カエルの置物が有った岩場に有り。
そおじゃ、汝同行愚妻が、シノゴノと文句垂れ、汝がサミシイ思いをした所じゃ。
しかるに今さら再び山頂に戻りて、我を拝しようにも、汝コンジョ無しだから、よぉ~行かぬであろうし、また同行愚妻は再び文句を垂れるであろう。
ここに憐れみを持ち、山麓より我を拝す場所を指し示す。」
信心の足りんモン、驚愕うろたえ慌てふためき、腰を抜かしながら、お告げの場所を探し求む。境内に、小汚ねぇ下水蓋と思し召す箇所、人知れず秘かに有り。
疑ひつつ、その場所に立ち、山の頂いざ見れば、尊き護国観音、静かに立ち見下ろしたまふ。
信心足りんモン、この霊験に恐れおののき、ひれ伏して拝み、この喜びを同行愚妻に伝へ、共に信心の道を歩もふと大声にて呼び寄せる。
同行愚妻、「アホが何をワメイとるんじゃ」と木椅子にて寄りかかり休みて、立ち上がろうともせず。
信心足りんモン、その態度に激怒落涙するも、己の今までの罪を反省し、大いなる慈悲心を発心、叱る事なく今度はネコナデ声で再度呼び寄せる。
同行愚妻、ウルサく言ふので、しかたなくその巨体を動かし来たりて、山頂を眺めるも、鼻先で「フウ~ン」と言ひて感涙にむせぶ事無く、再び木椅子にトットと戻りて、ゴロリと休む。
信心足りんモン、この態度に再びサミシク落涙するも、以後も反省努力しつつ巡礼遍路として、いずことなく旅立つと伝ふ。
ええっとおぉぉ・・あのおぉぅ・・この「平成護国観音霊験記」を信じたり、他人に言い触らしたりしないでね。
あくまでも捏造歪曲創作だから・・。
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