HOME > 遍路・巡礼 > 「秩父34観音霊場」目次 > 29 西奥の院(観音院)
H18.11.10 UP
秩父34観音霊場の31番札所「観音院」の本堂・階段付近で一休みしてから、おもむろに何気なく・・さりげなく、ホンマに今思いついた風を装って越後屋に「ちいっと、「西奥の院」へ行ってみるわ」
「何を言っとんじゃ!! 「西奥の院」は危ないと言われてるやないの。 言う事を聞かんヤツじゃのおぅ・・落ちたら、どうするんじゃ・・ギャア・ギャアァ・・」
あっ、やっぱしギャアギャア・・言うのね。
「道が崩れてたら、そこで戻って来るから心配すんな」と言い捨てて歩き始めたら、越後屋も付いてくるでねぇか。
「あっ・・こらっ!!・・何で付いて来るんじゃ・・・シッシッ・・。」
「そんな事を言っても、後ろから見ていて、もし崖から落ちたら納経所のジサマに知らせにゃアカンやんけぇ。 ここで待っていても、いつまでも返って来なかったら、心配で、シンパイで・・・」
ウソこけぇ・・、その顔は全然心配なんかしとらん・・ホントは自分も行けるもんなら、行きたい顔しとる。
「西奥の院」の道は崖崩れが有ったのか、木を切り倒した跡があり、道端には転落防止用のロープが張ってあります。
どの程度危険なのかわからないので、道が崩れて無くなった箇所が有れば、そこでアッサリ引き返すつもりでいましたが、何とか行けそうです。
セメント袋で作ってある階段を上ると「胎内くぐり出口」と書いた看板があり、上の岩から鎖がブラ下がっていますが、さすがにオッカナイので、この鎖をよじ登ってまで「胎内くぐり」をする気は起きなかった。
後で境内の案内地図を見ると「滝の上石仏群」へ行く道から、「西奥の院」のここへ出るようです。
下の方から越後屋が「行けるぅ?」と聞き、ほれみろ、何が「心配で、シンパイで・・」じゃ・・危ない所はσ(*_*)に先へ行かせて、行けるようなら付いて行くつもりのクセに。
もし落っこちたら「ほれみた事か、人の言う事を聞かんからじゃ」と、優越感に浸った笑いをしながらσ(*_*)が生きてる間は、ずうぅっ~・・と何かに付けて言い続ける魂胆なのじゃ。
鎖の垂れ下がったすぐ近くに「弘法水」「弘法の杖跡 昔は清水が出ていた」という看板が有り、杖跡には石仏が一つと、賽銭箱らしき物が一つサミシソウに転がっています。
ほどなくして「天笠岩石仏群」の麓に来ましたが、下から見えたので、あえて近くまで行きませんでした。
次の「兜岩石仏群」へ行ってみると、岩の内面に石仏が収まってる感じで、この岩の窪んだ形状が、正に「兜の内面」という感じで良い名付けだと思い「西奥の院」は見所がありますねぇ。
「西奥の院」の休憩所に、「矢抜穴・かご岩」の説明看板が有り、簡単な位置絵も描いてあります。
しかし、見渡してもよぉ~似た山が連なり重なりあって、それらしい方向の山を見ても「穴」の位置がどおしてもわかりまへん。
対面にそびえる山の中腹付近に洞窟らしい物が有り、それじゃろか?・・・と思ってたら、そのうち越後屋が「あっ・・有った。!!あれだ。!!」と指差します。
その汚い指先の方向を見ると・・・
おぉぉぉ!!・・まさに遠くの山の頂上付近に、チッコイ二つの穴が空いており、向こう側まで突き通ってるじゃねぇか!!
あれは説明看板の絵が悪いわなぁ・・別にワガママ・ゼイタクを言うのじゃなく、国宝クラスや県展に出すレベルの絵を描けとまでは言わないよ。
しかし、もうチョット現実的な分かり易い絵を、描いてくれればええんだけどなぁ。
ちなみに「かご岩」の説明には、「広い洞窟、昔 博打場になった」と書いてあります。
あんな高い山まで行って博打したんかいのおぅ、好きやのおぅ・・代官所の役人も「手入れ」をしに行くのが、たいへんじゃったろおになぁ。
追記 調べてみると「西奥の院」は、ずう~っと立入禁止になっているよおで、やはり危ない箇所が有ったので、絶対に行かない方が良いと思う。 (2020/7 追記)
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