HOME > 遍路・巡礼 > 「秩父34観音霊場」目次 > 35 草の乱(椋神社)
H18.12.23 UP
次の秩父34観音霊場の34番札所「水潜寺」へは、少し遠回りになりますが「椋(むく)神社」に寄ってみました。
途中の町並みには、明治時代らしき建物も残っています。
この「椋神社」ちゅうのは、秩父34観音霊場巡りをするまで全くその存在を知らず、地元の鎮守の神様でも奉ってある程度かいなぁ・・と思ってたのです。
そしたら、あぁたぁ・・「秩父事件」の時、この椋神社境内で総決起集会が開かれた所らしいでんなぁ。
まぁ・・その賑わいを当てにして、金魚スクイとか、タコ焼きの夜店が出たかどうかは、わかりまへんが・・・
で、オマケに恥ずかしながら「秩父事件」の内容も、よお~知らず、中学校の教科書でチラッと、そんな事件名が出て来たような・・記憶が今一曖昧で・・f(^_^;)。ポリポリ・・・・
ここ秩父へ来ると「秩父事件」という単語が、時々目に付くので、越後屋に「秩父事件の事って、知ってた?」と聞くと「知らん」。
「全く?」 「うん。(キッパリ!!)」
「でも・・・秩父事件の名前ぐらいは・・・」 「聞いた事もない。(再びキッパリ!!)」
「それでも・・チョコットぐらい、何か・・学校で・・」 「ええいぃぃ、じゃかぁしいぃ!!、知らんモンは知らんのじゃ!!」
「あぁたぁ・・いくら知らんちゅうたからと言って・・何も怒らんでも・・・」
ズウッ~と昔にケンカした自分の事は、根に持っていつまでも覚えているのに、こおいう他人のケンカは、どうでもええ事だから覚えとらんやろねぇ、ワシもそうじゃけれど・・・。
今チラッと想い出すと、秩父34観音霊場を巡って「秩父事件」の関係ある寺は、「音楽寺」「小林寺」かなぁ。
話しの種にと、帰ってから図書館で「秩父事件」に関する本を探したんのですが、なんせ秩父から遠く離れた片田舎のためか、それに関する本や小説が見つからず、あんまり詳しい事はわかりまへん。
そのうち本を探して読んで見るつもりですが、旅先で知らない歴史の跡を訪ねて、新たな知識を得るのもええもんです。
「秩父事件」は明治の頃、地元近在の衆が「困民党」と称して一揆を起こし国が鎮圧した事件で、最近「草の乱」という映画になったようです。
椋神社は、さすが秩父事件の一揆集結地に選ばれるだけあって広い境内です。
そりゃあぁ・・血走ってる人が集まっているこのクソ忙しい時に、夜店なんか出したら、叱られまっしゃろなぁ。
「秩父事件関係略図」というデッカイ看板が掛かっており、色分けした矢印で一揆軍と国軍の進路・戦闘地などが描いてあり、なかなか分かり易い略図でした。
地元の人達にとっては、お上に逆らったこの「秩父事件」を誇りとしているようで、うん・・ワシもエライと思う。
明治政府は文明開化させて現代に続く基礎を作った功績は大したもんだと認めるけれど、ちとやり過ぎた所があったもんね。
まぁそれは時代背景からして、当時としては仕方がなかった事だろうけど・・。
そいでもって、この椋神社には「龍勢」という、長い竹竿に布切れを巻いた打ち上げロケットが飾ってあり、以前にテレビで見た記憶があるけど、ここで始めて現物を目にしました。
この「龍勢」を見ながら思ったんですが・・・これ、どこに火薬を詰めるんじゃろか?
竹竿に布を巻き付けてある所に火薬を詰めるのだとは思いますが、その箇所がロケットの「頭の部分」になるのか「シッポの部分」になるのか、よぉ~わかりまへん。
何となく頭の方になるような気はするんだけど・・・違うかなぁ・・
少し休んで「道の駅 龍勢」へ行き、ここには秩父事件を基にした映画「草の乱」で、使用したロケの家が復元して置いてあります。
以前に来た時は、ここの資料館で「草の乱」を上映してたんですが、今度来た時に見るべえ・・と思っており、再び来た時には上映してまへんでした。
「道の駅 龍勢」の食堂で蕎麦を食べると、細くて麺の腰が強いでんなぁ。
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