HOME > 全国の木造校舎 > 秋田県「目次」 > 秋田-02 加茂青砂小学校
所 在 地 秋田県男鹿市戸賀加茂青砂字山道添
撮影年月日 2018/9/1
「加茂青砂小学校」は、秋田県・男鹿半島の深い海岸沿いに有り、秋田県における当初の木造校舎訪問予定ではこの学校だけが離れていたので、ヤンピしようかと思ったほどポツンと離れた位置にあります。
それでも、たぶん男鹿半島には、もう来る事がないかもしれないので・・と思い行きました。
カーナビに従って「加茂青砂」集落内を行くと、「この先プロでも通れぬ狭い道」という看板が立ってます。
車を下りて見れば、小川に橋が架かっており、その先も細くなってますが、軽自動車なら行けそうな気がしましたが、買ったばかりの新車だったので安全策を取り海岸端の道へ行きました。
加茂青砂小学校敷地に設置されている説明看板を読むと「合川南小学校児童地震津波殉難の碑」の説明があり、日本海中部地震で遠足に来ていた児童13人が津波で被災したと書いてあります。
おぉぉ・・そお言えば、だいぶ昔に秋田沖で地震が有り、引率した先生・児童が地震による津波に巻き込まれて亡くなった事が有りましたが・・・ここだったのかぁ。
あの日本海中部地震の津波の事は、よく覚えてます。
当時自分は能登半島・珠洲市に勤務しており、昼飯を食べようかと思った時に地震が有り、テレビを見ると日本海側の沿岸線が津波注意報の黄色線から警報の赤色線に次々と変わり能登半島も赤色の警報が出ました。
昼飯もそこそこにして、被害状況を調査しに能登半島・先端「禄剛崎灯台」の麓である狼煙漁港へ車で来ると、港内では漁船が一隻転覆しており、港の海面は津波の上げ潮・引き潮で渦巻いており、正直言って津波というものを始めて見ました。
加茂青砂での日本海中部地震・津波状況をネットで調べたのですが、なかなか見つかりません。
それでも「ゆざわウオッチ」というブログに「また、あの日が来るのです」と題して、児童への救助活動等の様子が新聞記事より書き起こされており、今となっては貴重なブログだと思います。
日本海中部地震から、もう35年が過ぎたのですねぇ・・。
加茂青砂小学校は、木が茂っているので校舎全体像が一発で撮れず、内部は窓から音楽室の教室と廊下の生徒作品だけが撮れました。
この「加茂青砂小学校」へ来る時に、どうせならば何か見物する物が無いかとネットで探したら、すぐ近くに「カンカネ洞」というのが有るのがわかりました。
「カンカネ洞」というのは、昔は「カギカケの穴」と呼ばれておりここまでくると道が途絶えており、カギを掛けて崖を渡ったので、そう呼ばれたらしい。
がけに三か所も穴が空いてるのが珍しいらしく、行ってみると確かに三か所穴が空いてた。
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