HOME > 全国の木造校舎 > 青森県「目次」 > 青森-24 大川平小学校
所 在 地 青森県東津軽郡今別町能沢
撮影年月日 2018/9/3
青森県今別町の廃校「大川平小学校」へ行くと、「荒馬の里資料館」と書いた木柱が立っています。
ネッでこの学校を調べた時、「資料が置いてある」というような事は書いてありましたが、どんな資料なのかわからず、また「荒馬」という名前からして、学校内で馬を飼い、その資料でも保存されているのかと思ってました。
「大川平小学校」は、細長い平屋建ての建物で、広いグランドだった所には、ヤギ等が飼われています・・馬は居なかったが・・
玄関は開いており、中に声をかけましたがだれも出て来なく、ふと玄関のガラス戸を見ると、留守の時は電話番号の所へ連絡してくれと書いてありました。
電話して玄関で待ってる時に、ジロジロと壁に掛かっている写真を眺めていると、若い男女が縄跳びして遊んでるような写真が有りました。
ほほおぉぉ・・ここら付近の祭りは若い男女の衆が縄跳びして遊ぶのかぁ・・健全な男女交際の遊びの祭りだのおぅ。
やがてトッツアンが来て校舎内を案内してくれ、入場料を聞くと、皆の衆喜べぇ・・タダじゃあぁぁ。
廊下には祭りの夜店のように、ゴタゴタと飾り物が置いてあります。
トッツアンに先程の「縄跳び」している写真の事を聞くと、「荒馬祭りの写真だ」と言います。
「始めて聞く祭りなのですが、あの縄跳びは、どおいう意味が有るのですか」
トッツアンは苦笑いしながら「荒馬祭りは、家から畑へ連れて行く時の様子、畑で馬が働いていたが手綱が離れて馬が暴れている様子、再び手綱を取られて家へ帰る様子の三つを表している。体育館にビデオが有るから見てください」
体育館へ行くと「ねぶた」が飾ってあり、その横にビデオが流されてました。
ビデオを拝見すると、トッツアンが言ってた荒馬の「三つの様子」が、よぉ~わかります。
「縄跳び」だなんて、ホンマに失礼な事を思ってしまいスマンかった。
しかし、何も知らない人が写真だけを見たら、「縄跳び」だと思うだろなぁ・・だいたい赤白紐が手綱だとは思わなかった。
これを書いてる時に「荒馬踊り」をネットで調べてみると、青森地方では有名なよおですが、離れた県外になるとあまり知られていないように思う。
また、「荒馬踊り」の歴史等は掲載されているが、トッツアンが説明してくれた肝心の「三つの様子」が記載されている物を見つけませんでした。
この「三つの様子」を知って踊りを見るのと、知らずに踊りを見るのとでは、かなり踊りの興味度合いが違って来るので、ネット掲載での説明不足が惜しいと思う。
「大川平小学校」の卒業制作は、貼り絵と版画のよおで、廊下に飾ってありました。
教室・廊下は「荒馬祭り」の展示等に使用されているため、昔のままの風情が残ってる所はないかと思って探すと、体育館反対側の所には「荒馬祭り」の展示物が無く、当時そのままで残されてました。
教室の壁にも版画が飾ってあり、この学校は版画に力を入れていたよおです。
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