HOME > 全国の木造校舎・廃校「目次」 > 石川県「目次」 > 石川-1 瀬越小学校
所在地 石川県加賀市大聖寺瀬越町(「竹の浦館」)
撮 影 2013.9.12
福井県と石川県の境近くにある「瀬越町」に「竹の浦館」と言うのが有り、元は「瀬越小学校」の木造校舎で、昭和5年に作られて昭和42年に廃校になったよおです。
駐車場の所に「営業中」の幟が有ったので、ここ(正面右側)から入りました。
校舎:正面右側
校舎正面 入口
校舎 正面側 校舎:正面左側
講堂 講堂:外出入り口・立派な庇が付いている 講堂:裏側
講堂:中庭方向 左建物:工作室(現:竹の浦食堂)
1階廊下 1階:音楽室or生徒玄関?だったらしい
1階廊下に飾ってあった額(この付近の風景を描いたそおです)
講堂 講堂:舞台 この造りは珍しい 「日本人先祖のファッション」
階段
2階廊下
5・6年教室(現:工作体験教室)
2階の他の部屋には畳が敷いてあり、床が板張りなのは、ここだけのよおです。
「瀬越小学校」は外観は、それなりの歴史を感じる木造校舎であり、廊下等の内部もキレイでした。
むしろキレイ過ぎて、後から補修したのではないかと疑ったほどでしたが、食堂のオバチャンにウドンをすすりながら聞くと、昔のままの材料だと言います。
聞けば、この「瀬越学校」は地元が北前船の本拠地だったもんだから、船主等の裕福な人が居て学校を寄付したそうな。
そおなりゃあぁ、木材にしてでもケチって安物の資材なんか使わず、見栄張ってでも良い資材を使ったそうで、そおいう目で校舎内部を見れば、良い材木を使ってるような気がします。
また、上記「講堂:外出入り口」を見れば、普通の学校だったら、もっと簡単に作るのでしょうが凝った感じがしますし、講堂内部の舞台箇所も、普通とは違う構造です。
食堂でウドンすすりながら話してると、ジサマも話しに加わり、「今でこそ裸電球を校舎内に、こおやって付けて有るが、昔は電気は無かった。
えっ?・・何でって・・・(外が)明るい時だけ勉強するんだから・・・教務室には有ったかもしれんが・・」
へええぇぇぇ・・聞いてみるもんですなぁ・・そお言われてみれば、二階廊下には電灯が無かったなぁ。
外で校舎の写真を撮っていると、食堂のオバチャンが、わざわざ出て来て「普通の人は、気付かないんだけれど、ここに校章が有るんだよ」と教えてくれました。
場所を指差し教えてもらって見ると、正面玄関の二階屋根庇に2箇所だけ穴が空いてます。
言われるまで、その穴に気付かず、これを見た時でもキツツキが穴を開けたのだと思いましたが、それが校章だそうです。(写真では穴の形が、わかりにくいですが)
いやあぁ~・・・聞いてみるもんですねぇ・・この校章は聞かないと絶対にわからん事で、知ってる人も少ないのではないかなぁ。
もし行く機会が有りましたら、ウドンをすすりながら聞いてみてください。(^O^)
以下、広告です。
![]() |
![]() どんどん絵を描くことが好きになる!! 楽しく学んで、どんどん上達 上西先生の水彩画教室⇒詳細はこちら ![]() |
![]() |