三重県の木造校舎「上川小学校」は、１０数年前に熊野古道「川丈街道」を歩いた時に学校前を通りました。
当然、その頃は木造校舎に興味が無かったので学校には寄らず、印象に残ってませんでしたが、何となく学校前に有る地蔵さんには見覚えが有るような気がします。
最初は、これが「上川中学校」かなと思っていたのですが、校舎内を拝見した時には小学校のような雰囲気なので、校舎を共同で使用する小中学校かと思ってました。
しかし、後で熊野川を挟んだ対岸から「上川小学校」を見ると、上の方にも校舎が有り、それが中学校でした。
そおいえば体育館付近に、上へ上がるコンクリの坂道に枯葉が一杯落ちておりました。
どうせ大した物は無いだろおと思って坂道を上がらなかったのですが、大したものが有ったので坂道を上がっておけば良かったなぁ。
グランドに草がゴッテリと茂って荒れてる印象がし、校舎内を拝見すると、やっぱり荒れてました。
この時は知らなかったのですが、これを書いてる時に調べてみると、平成２３年「紀伊半島大水害」の時、熊野川の水位が20mほど上がり学校の所まで水が来たらしい。
改めて上に掲載した玄関写真を見ると、壁が剥げている箇所があり、そこまで水が来たのかもしれません。
また上の写真を見ればわかると思いますが、学校は熊野川よりけっこう高い位置にあり、そこまで水位が上がれば、そりゃあぁ～当時の被害は大きかったと思います。
それでも廊下には、ラケットがキチンと架かっており、図書室の本紹介表紙も残ってましたが、漫画の本が多いよおでんなぁ。
二階の教室はさすがに荒れておらず、黒板には学校を訪れた卒業生の書込みが残ってました。
