Ｈ１９．１１．４　ＵＰ　　熊野古道・川丈街道を歩く　　　　「川丈街道」地図

熊野川沿いを歩く／熊野古道・川丈街道

「三和大橋」付近、熊野古道・川丈街道を歩く　　　　　　　　「三和大橋」下の道標、熊野古道・川丈街道を歩く　　　　　　　「和気」集落付近、熊野古道・川丈街道を歩く

　朝８時頃、「楊枝」集落に有る民宿「愛寿」を出発して熊野古道・川丈街道へ向かい、「三和大橋」の下を潜り少行った所に、古い石柱が有ります。

　何でこんな所に石柱が？・・と思って近寄ってみると、上に仏さんが刻んであり、下には「右　何とか　左何とか・・」と書いてあり、くずし字なので、よぉ～読めまへん。地蔵と不動明王、熊野古道・川丈街道を歩く

　おそらく川丈街道案内の石標で、熊野古道の分かれ道になってたんでしょうなぁ、カシコイ人、読めたら教えてね。

　「和気」集落へ行くまでは、たまに車の通りが有りましたが、集落を過ぎると以後、車の通りが全然有りまへん。

　テクテクと熊野川沿いに歩いてると、道端に祠が有って拝見すると不動明王と地蔵さんが奉ってあります。

　地蔵さんには光円、不動明王さんには白、炎に赤色が塗ってありますが、よせばええのにぃ・・不動さんの目と歯にも白色が塗ってあります。

　その表情を見ると怖いというより、上目遣いに睨んでるようで、失礼ながら思わず笑っちまった。川丈街道2、熊野古道・川丈街道を歩く

　こおいうのは何も塗らない方がええのになぁ・・・絵を描く人なら知ってるかもしれまへんが、描いてる時にもう少し手を入れたら良くなると思い、ついつい手を入れ過ぎて、どうしても「描き過ぎ」になっちまう事があります

　そおいうのを「絵を説明し過ぎてる」と言われるらしく、その結果、なんとなく絵に生彩がなくなっちまい、最初の描こうと思った感動は、どこへ行ったやら・・

　それをカバーしようと、さらに手を入れ・・描き・・・無限ループのドツボにはまり・・・あちゃあぁぁ・・・最初の方が良かったなぁ・・（経験者は語るσ(*_*)

　良かれと思って石仏に色を塗ったのでしょうが、色を塗らずそのまま自然に風化するに任せた方が味わいが有ったと思う。

道端の石仏、熊野古道・川丈街道を歩く　　　　　川丈街道3、熊野古道・川丈街道を歩く　　　　　熊野川、熊野古道・川丈街道を歩く

　不動さんの写真を撮ってると、向こうから電動三輪車？に荷物を一杯積んだオババが来たので挨拶しました。

　オババが来た方向には「下地」集落が有り、そこから電気三輪車を「ウイ～ィン～・・」と言わせながら運転して来たんじゃろおか？

　きっと「和気」集落に住んでる、オババの知り合いを訪ねるんでしょうなぁ、しかし途中で電池を消耗しちまったり、故障しちまったら、どうするんじゃろ？

　あのトシじゃあぁ、泣きながら三輪車を引っ張って行く事も出来ねえやろおしぃ・・助けを求めようにも車も通らんやろおしぃ・・そのまま三輪車の横でミイラになっちまうんじゃねぇかと、いらん心配をした。

　雄大なる熊野川の流れを見れるかなぁ・・と思って川丈街道を歩いてましたが、熊野川の眺めは木立に隠れて、チラチラとしか見えまへんが、それでも、たまに見晴らせる所も有ります。

蛇、熊野古道・川丈街道を歩く　　　　　　　　蛇和田の滝、熊野古道・川丈街道を歩く　　　　　　　　川丈街道4、熊野古道・川丈街道を歩く

　テクテク歩いてると、道の真ん中でヘビが寝ており、幸いというか・・残念というか・・もおチョットだったのにぃ・・と言った方が良いのか・・前を歩いていた越後屋が全然気が付かずに、その横を通り過ぎていました。

　σ(*_*)が「あっ、ヘビだ！！」と言って始めて振り返りました。

　マムシかもしれんと思いカメラを向けると、ヘビもやっと自分が話題になってるのがわかったようで、ゆっくりズルズルと恥ずかしそうに道端の草むらに移動しました。

　そこから少し行くと「「蛇和田の滝」と書いた案内標識が山の方を指しており、つい先程、蛇を見たので、ここら辺は蛇が多いのかもしれまへんなぁ。

　たいした距離でもなさそうなので、谷に沿った石だらけの所を少し上がると、それ程上る事もなく「蛇和田の滝」が見え、それなりの大きさです。

　あんまり長く居ると、蛇と「コンニチワ」するかもしれんので、滝をチラッと見て写真を撮り、車道に戻って一休み。