ＨＯＭＥ ＞ 全国の木造校舎「目次」 ＞ 長野県「目次」 ＞ 長野－２５ 大平小学校
所在地 長野県飯田市上飯田
撮影日 ２０１８／５／１１
長野県飯田市の木造校舎「大平小学校」は、これまたトエライ山の中に有りました。
集落の入口には「五平餅の由来」を記載した看板があり、それによるとここが「五平餅」発祥の地らしい。
NPO法人「大平宿をのこす会」が村を管理していると事前調査していたので、大平小学校も頼めば内部を見せてもらえるかもしれんと思いました。
集落入口の家に入って声を掛けると、囲炉裏の煙の臭いが、おぉぉ・・・さすが「大平宿」・・
出て来たオババは、きちんと床に座って応対してくれ、学校を内部を見せてもらう事が出来るかと尋ねると、学校内へは入る事が出来ないが、そこの小川の所から窓越しに学校の内部が見えると教えてくれました。
道端付近のモルタル建物は教員住宅と思われ、平屋建ての木造校舎が続き、その奥にキャンプ場施設が有ります。
そおだわなぁ・・教員住宅がないと、学校の先生もここまで通うのはタイヘンだろなぁ。
校舎内を窓越しに拝見すると、そんなに荒れた感じはしません。
教室内はガランとしており、ここに机と椅子が置いて有ったら絵になるのだが・・・。
「大平」と書いて「おおひら」と読むのかと思ってましたが「おおだいら」と読むそうです。
ほんとは「大平宿」の道を原付バイクで突っ切って麓へ下りるつもりでしたが、集落入口に「お願い 旧道保存のため一般車両は進入しないで下さい」と書いた車止めがあります。
そお言えば、ここから「大平宿」内の道路は舗装してなく地道で、こおいう配慮は良いと思い、バイクを下りて歩いてみました。
家は宿泊させるためか少し新しい感じでしたが、山田洋二監督が「ここには昔の原風景が残っている」と言ったそうですが、確かに今まで訪れた集落の中でも一番昔の風景が良く残っている場所のように思う。
ちなみに、これを書いてる時に知ったのですが、この「大平宿」は藤沢周平・原作「隠し剣・鬼の爪」で、牢を抜け出した友と斬りあったロケ地だったらしい・・集落のどの付近か、わからんが・・。
集落の最期まで歩こうかと思ったが、先が有るので途中で引き返しました。
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