HOME > 「全国の木造校舎・廃校」 > 新潟県「目次」 > 佐渡「目次」 > 佐渡-17 深浦小中学校
所在地 佐渡市深浦
撮影日 2017.6
私が佐渡に居た時は、まだ佐渡一周道路が完成していなく、沢崎方面へ行く時は、山の尾根のようになっている道を行き、当時はこの「佐渡太鼓体験交流館(鼓童村)」は有りませんでした。
なので名前からして、太鼓を叩く体験させてくれる所かなぁ・・と思いながら玄関で、「この施設は、どのような事をするのでしょうか」と尋ねました。
若いキビキビとした動きの青年が出て相手をしてくれ、ついでに「木造校舎の写真を趣味で撮っているのですが、この付近に鼓童の練習場所となっている学校があると聞いており、どこに有るのでしょう」と名刺を渡しながら聞きました。
実は私の名刺には、「洋山流尺八」の流名・竹号、尺八の写真が入ってます。
それを見た青年は「尺八やっておられるのですが、私は鼓童で篠笛の方をやっています。」と言って、鼓童のパンフレットをくれて練習内容等の話をして、なかなか厳しい練習日常のよおです。
学校の方は非公開なのですが「上の人に聞いてみましょう」と言って電話すると、エライ人が来て名刺をくれ、「深浦中学校はダメだが「柿野浦(馬首中学校)」の方は責任者に電話して聞いてみよう」と言ってくれます。
私も尺八の練習に集中している時に、人が来たりして中断するのは、もんのすごくイヤなのがわかってるので「あっ・・いえ・・どおしてもと言う訳ではなく、外からだけでも撮影させてもらえればと思いまして・・」と、あわてて言いました。
それでもエライ人は、今は連絡が取れないので、夕方になってから校舎内撮影の可否確認の電話をしてくれと言い、結果的にはダメでしたが、両校ともに外からの撮影許可はもらいました。
エライ人と青年が、私を同じ邦楽伝統文化をしている者として、何とかしてあげたいという思いで最大限の努力をしてくれたのが、よぉ~くわかり、ありがとうございました。
「深浦小・中学校」の場所を聞くと、「佐渡太鼓体験交流館」の近くだと思っていたのですが、沢崎方面へ行く途中に有ると言います。
あっ・・そお言えば、沢崎へ行く途中に学校が有ったなぁ・・あれが「深浦小・中学校」だったのかぁ。
そお言えば沢崎灯台付近の道を、若い青年がよく走っていましたが、あれは鼓童の練習生だったのね。
車道沿いの「深浦小・中学校」は、デエェ~ンとしたコンクリ造りの建物で、入口から見ると体育館になってるよおで、パンフレットに出ている衣装がチラッと見えたので「群星稽古」をしているよおです。
もおちっと大きい木造校舎かと思ってましたが、念のため裏のグランドの方へ行ってみると正面玄関と共に平屋建ての大きい木造校舎がありました。
体育館は練習しているので気が散るといけないから近寄らず、校舎付近も寝泊まりしているらしいのでプライベートもあるでしょうから、あえて近寄って撮影しませんでした。
「佐渡の学校」より抜粋
小木半島の入り江に点在する集落には、真ん中に背骨のような道路が通っており、各集落から段丘上にほぼ等距離にある場所に学校を築けた。
運動会や文化祭の時には、「海止め、山止め」をして忙しくても学校に来て協力してくれ、学校が地域の中心とされているようで、秋祭りには職員が一晩で5~6軒の家を周りました。
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