しかし、４０年ほど前までは、一部の人では知られた存在の学校でした。
その一部の人とは無線関係の人で、正式名は「山口県立 豊北技能専門学校」と言い、早く言えば職業訓練校です。
当時発刊されていた「電波と受験」「電波受験界」という無線雑誌には、どっちの本だったか忘れましたが、電鍵を打つモデルの人が先生をしていた学校です。
あっ・・電鍵とは、モールス信号を打つ物ですが、最近では通信士でもモールスの試験が無くなったと聞いたが・・
この学校は１年教育で「無線通信科」「電子機器科」という二つの科が有り、σ(*_*)は「無線通信科」を卒業しました。
学校方針としては第３級無線通信士の養成目的としており、おかげさんでσ(*_*)も卒業後、その資格を取りました。
卒業生は船の通信士になる人が居るようで、同級生でも海上保安庁の巡視船通信士になった人が３人居ます。
まぁ・・あの頃は船の通信士が一番楽チンそうで、無線界も花形だったのですが、最近は携帯電話やパソコンの発達で通信士や無線の需要は減りました。
同級生達は山口県の人も居ましたが、半数近くが県外で一番遠い所から来たのが山形県、次いで富山県のσ(*_*)でした。
遠い所から来た人のために寮が併設されており、この寮生活がこれまた面白かった。
なんせ同年代の若い野郎が２０人ほど集まると、そりゃあぁ・・当然ロクでもない事をしますわなぁ。
恥ずかしくて、とても言えないような、あんな事や、こんな事や・・そんな事までしちゃったりして・・・(^O^)
さすがにマジメだったσ(*_*)も、すっかりこの寮生活で感化されちまい、ここで性格が大部変わったような気がする。
今振り返っても、この学校生活が一番楽しく懐かしい青春時代を過ごし、またそれなりに勉強もしたと思ってます。
卒業アルバムの写真より・左建物の２階が寮 右の平屋建が食堂
同じ正門方向から撮ったのですが、卒業後４０年余り・・すっかり更地になっており、当時の面影は何も残っていません。
グランド側より寮全景 同じ方向から撮ったのですが、何も無い
正門付近の花壇跡 裏門（と言って良いのかな？）
それでも何か残ってないかと、付近をウロつくと、正門から続く花壇の残骸が有りました。
グランド後の川付近 粟野漁港
ここから見る島影・風景は変わらなかった。
ドレス学園（だったかな？）跡地 長門粟野駅へ行く道 焼肉食堂「路地」
「ドレス学園」は今は無くなって地元の自治会館になっており、「路地」は店が、すっかりキレイになっていた。
焼肉食堂「路地」は、仲間と寮を抜け出して、焼肉を食べたり酒を飲みに行き、店の人も良くしてくれました。
長門粟野駅 駅前の元ＪＡ（だったと思う） 駅前通りの店
「駅前通りの店」で買い物した事が有るが、名前が思い出せない。
以上、個人的意味合いが深いページですが、豊北技専の関係者・卒業された方の目に止まれば・・と思い掲載しました。
ネットで豊北技専関係のページを探すと、１件だけ「同窓生」のページを見つけましたが、うまく繋がりませんでした。
追記 卒業生の見知らぬ先輩が、一人だけ懐かしんでメールを送ってくれました。(２０２０/４記載)
