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神門寺・境内、出雲33観音霊場記 巡礼日 2017/4/28    掲載日2017/7/11


地蔵信仰と竹杖/自転車で巡った出雲33観音霊場記(観音寺・神門寺)

出雲路を自転車で行く

 出雲33観音霊場の6番札所「蓮台寺」からは、武部峠を越えて7番「光明寺」へ行くのが道筋でしょうが、出雲市内の札所を巡ってないので、自転車を漕いで出雲市内の4番「観音寺」へ向かいました。斐川町マンホール、出雲33観音霊場記

 この付近のマンホールは、「銅鐸」の模様がデザインしてあり、さすが出雲路。

 途中に「朝妻の里と須佐之男命」という説明看板があり、それによると八岐大蛇を退治した須佐之男命が、助けた稲田姫へ「妻問い」して朝帰りした里だそうな。

 どの付近に「妻問い」した家が有るのかわからんので、探しに行かなかったけれど・・・

出雲路・出雲33観音霊場記   出雲風土記登場地・出雲群  斐伊川・南神立橋、出雲33観音霊場記

 さらに自転車を漕いでると、道端に杭があり説明板もあり、今度は「出雲風土記登場地 出雲群」と書いてあり、この付近に八つの郷があり「八雲立つ」と言われて、群の役所が有った所らしい。出雲33観音霊場記

 今では見渡す限りタンボで、それらしい物は何も残っておらず、それにしても、さすが神話の国、思ってもいない所に伝説が有る所ですなぁ。
           
 広い斐伊川の「南神立橋」を渡り、ホンマはアカンのでしょうが、地図で下調べした「清流圏在宅支援センター」敷地内を突っ切って橋下の道に出ました・・すんません。高瀬川沿い、出雲33観音霊場記

 川沿いの道に歩道が有り、車に脅かされる事なく自転車を漕ぐことができ、どこまで続いてるのかなぁ・・と思ってたら出雲市内中心部まで続いていました。

 知らなかったのですが、この川は高瀬川と言って観光目玉にしている所らしい。高瀬川沿い八岐大蛇像、出雲33観音霊場記

 どおりで川端に柳並木になっており、ずいぶん情緒が残ってる所だなぁ・・と思ったんです。

 オマケに川沿いには、怪獣のモニュメントまで有り、ここはだれか漫画家でも出た所か?と思ったが、ハタッと気が付きました。

 これ・・八岐大蛇を模してるのですねぇ・・越後屋も最初は何かわからんかったらしい。

4番「観音寺」の地蔵信仰

観音寺・山門、出雲33観音霊場記  観音寺・本堂、出雲33観音霊場記   観音寺、出雲33観音霊場記

 出雲市役所裏の道を行くと、出雲33観音霊場の4番札所「観音寺」の正門に出ました。観音寺・不動明王、出雲33観音霊場記

 越後屋が「境内の不動明王の顔が面白い」と失礼な事を言うので見に行ったが、まぁ・・何というか・・憤怒の顔というより、フテクサレタ顔している・・という方が当たってるかなぁ・・す・すんません。観音寺・地蔵納札、出雲33観音霊場記

 地蔵堂の横には納札がゴッテリ貼ってあり、最初は「出雲33観音霊場」の納札かと思ってたのですが、地蔵の納札でした。

 一番札所「長谷寺」の地蔵さんにも納札が一つ一つ貼ってありましたが、出雲地方では観音信仰より地蔵信仰の方が厚いのでしょうか?

5番「神門寺」の竹杖

神門寺、出雲33観音霊場記      神門寺・山門、出雲33観音霊場記    神門寺・仁王、出雲33観音霊場記

 5番札所「神門寺」は地図では位置確認できましたが、そこへ行くまで細かい道を曲がったりしなければならず、果たして迷わずに行けるかと心配してたが何とか行けました。

 住宅街にコンモリとした樹木が有り、そおいう所はたいてい神社か寺です。

神門寺・地蔵、出雲33観音霊場記    神門寺・観音堂、出雲33観音霊場記      神門寺・竹杖、出雲33観音霊場記

 5番「神門寺」境内の地蔵さんにも一つ一つ丁寧に納札が貼ってあり、思った以上に地蔵信仰があるよおです。

 観音堂の片隅に竹杖が置いて有り、5番「神門寺」札所は山登りする場所が有るのかと思ったが、そおでもなさそう。神門寺・境内、出雲33観音霊場記

 竹杖の握り部分に白い紙が巻いてあり、字が書いてあるので何かと見ると「出雲33観音」の納札です。

 四国遍路では最後の結願寺に杖を奉納する事も有るのですが、出雲33観音霊場では、竹杖を奉納する風習が有るのでしょうか・・どうも5番「神門寺」は巡礼最後の寺でも無さそうだしぃ。

 ちなみに、この先々の札所でも竹杖の奉納が有り、こおいう風習は初めて見たので、たぶん「出雲33観音霊場」独特の風習なのでしょう。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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