HOME > 遍路・巡礼 > 「伊豆国横道33観音霊場」地図と目次    > 12 子 浦


 弁財天・子浦日和山遊歩道、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文  巡礼日 2014.11.20  掲載日 2015. 3.20


ホントの自然歩道「子浦日和山遊歩道」/伊豆国横道33観音霊場(潮音寺)

霧雨の中「子浦日和山遊歩道」を歩く

「伊豆国横道33観音霊場」紀行文    波勝崎を望む、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文    国道との合流点、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文

 霧雨模様の雨が降ってきたので越後屋は雨具を着てますが、σ(*_*)は暑苦しくなるので、ガマンして着てません。

 長い車道をテクテク・・疲れたぁ・・疲れると地図を見て、どの地点まで来たかを確認する回数が増えて来ますが、それほど距離が進んでません。

 振り返ると遠くに波勝崎が見え、あの一番凹んだ所から歩いて来たんだなぁ・・シミジミ・・。

 やっと国道との合流点で、人家の軒先を借りて雨宿りと一休み。

 再び出発して国道をテクテク・・高通山の疲れが出て来ており、高通山・頂上へ行くまで展望が良くないとわかっていたら、高通山を省略したのにぃ・・と、ブツブツ思っても、もう遅い。

「子浦日和山遊歩道」を歩く

 国道を歩く、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文    峠の茶屋・子浦日和山遊歩道入口、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文     峠の茶屋・子浦日和山遊歩道入口、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文

 歩いてると、やがて「峠の茶屋」が見え「子浦日和山遊歩道」の入口がありました。

 「茶屋」と言っても、ツブレちゃった廃屋のようですが、これもネットで下調べしてなかったら通り過ぎて、わからんかったと思う。

子浦日和山遊歩道、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文
子浦日和山遊歩道からの景色、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文

 「子浦日和山遊歩道」の最初は椿林の中を通り、何となく四国の足摺岬を思い出します。

 そのうち草地が広がってる所から展望が開け、おぉぉぉ~!!・・・この子浦日和山遊歩道が、今日の一番良い風景だったかもしれない。子浦日和山遊歩道よりの景色、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文

 途中、分かれ道の標識が有り、距離が100mの差が有るので、雨の中で山場の100m差はキツイと思い、コンジョナシなので短い距離の方を選びました。

 ところが、この道は地図では「椿林」と書いてある展望の利かない道だとわかり、今さら引き返すのも疲れるので、そのまま歩きましたが、せめて「展望所有り」と一言書き加えてあれば良かったのだが・・。子浦日和山遊歩道よりの眺め、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文

 この「子浦日和山遊歩道」の良い所は、遊歩道に一切、人工的な手を加えてない点です。

 普通の遊歩道ならば、手摺りを設置したり木杭階段とかコンクリ舗装の整備する等、余計な事をされちゃいます。子浦日和山遊歩道、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文

 しかし、この「子浦日和山遊歩道」は自然のままの道で、そお言う事は必要最小限に留めてありました。

 危険箇所には手摺り・階段等の安全策や、最低限の道の保守は必要ですが、それ意外は、いらん手を加える必要は無く、こおいうのがホンマの「自然遊歩道」だと思う。

 全国の観光関係者の方、これを見ていたら参考にしてください。

 歩きやすく?するため、どうたら・こうたらするのだけが、遊歩道整備ではありまへんでぇ。

「三十三観音」より「子浦」集落へ

 やがて神社があり「弁財天」が奉ってあるらしく(一番上の写真)、すぐ後ろに階段が有り「三十三観音」石仏が有りました。三十三観音、子浦日和山遊歩道、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文

 麓の「子浦漁港」へ出る付近では竹が茂っており、あんまり海への展望が利かなくなり、矛盾するかもしれまへんが、この竹を切ってくれれば、ええ展望が開けると思うのだが・・

 急階段を下りて人家の前を通り子浦漁港へ出ましたが、道が違ってたかもしれない。

 なんせ、その頃は雨が強くなり始めたので、アワテており、とにかく下へ降りちゃえ・・だったもんでして・・

 おまけに、その付近の家で飼ってる犬まで吠えちゃうしぃ・・漁港に下りた付近にトイレが有ったので、そこで初めて雨具を着ました。

32番「潮音寺」

 地図を見ると、「伊豆国横道33観音霊場」の32番札所「潮音寺」は小学校付近だと思ってました。

 漁港沿いの道を歩いてると、犬を抱いたオバハンがσ(*_*)らの雨具姿を見て「たいへんだねぇ」と通りすがりに声を掛けてくれます。

 小学校付近へ行くと神社しかなく、その向こう方向に寺の屋根が見えます。

 よっしゃあぁ~・・と、その方向へ人家が建ち並ぶ狭い道をゴチャゴチャ歩きました。

 こおいう入り組んだ道は、敵が攻めて来た時に家影から迎撃すれば、やっつけ易いじゃろなぁ・・と、つまらん事を思いながら歩いてると、ホンマに現在地がわからんようになっちまった。潮音寺、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文

 基本に戻って先程の海沿いの道に出て、だれかに尋ねようと思い、話し声がする建物の方へ行くと、先ほどの犬を抱いたオバハンが居たので、事情を話すと「途中まで同じ方向だから・・」と一緒に同行してくれました。

 歩きながら、ついでに今晩泊まる民宿「いすずはま荘」の場所を聞くと、これも知り合いらしく「うちで魚を卸してるおり良い民宿だよ。海沿いに行くと川が有るから、橋を渡った付近に有る。」と教えてくれました。

潮音寺、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文     潮音寺・奉納額、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文   潮音寺より「子浦」、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文

 狭い道をウロチョロ行って「伊豆国横道33観音霊場」の32番札所「潮音寺」に着きましたが、この場所は地元の人に聞かないと絶対にわからんと思うのはσ(*_*)だけかな・・。

 そうですか・・σ(*_*)だけですか、すみません・・・シクシク・・・・


 伊浜、伊豆国横道33観音霊場←前頁「伊浜」へ  次頁「妻良」へ→妻良、伊豆国横道33観音霊場


 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


以下、広告です。