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巡礼日 2014.11.21 掲載日 2015.3.21
子浦の民宿「いすずはま荘」を、朝7時半頃に出発。
民宿「いすずはま荘」の人は「石廊崎まで15km位だから、5時間くらいで着く」と言ってましたが、それは平坦な道を歩いた時の時間と思い、「南伊豆歩道」は山道なので、それ以上かかると予想してました。
民宿「いすずはま荘」の壁コーナーには、今まで来た人の写真がゴッテリと貼ってあります。
もう来る事が無いかもしれませんが「自分が来た」という証がどこかに残ってると思うと、こおいうのは、いつまでも想い出に残るものです。
小豆島遍路した時に入ったチッコイ食堂にも、来た人の名刺がゴッテリと貼ってあり、σ(*_*)も記念に名刺を貼らせてもらったことが有りました。
民宿「いすずはま荘」の壁にも「納札」を記念に貼ろうと思いましたが、画鋲が無かったので出発時、民宿の人に貼ってくれるようにお願いして納札を渡しました。
若夫婦で経営しているようで、食事準備をしている厨房から二人の楽しそうな笑い声が聞こえ、仲が良いよおですねぇ。
妻良漁港付近から「伊豆国横道33観音霊場」の31番札所「善福寺」の屋根が見えたので、すぐに場所がわかりました。
札所・山門の階段をジサマが上がったり下りたりしており、越後屋が「お百度参りかなぁ」 「いや、健康のためじゃないの」
「伊豆国横道33観音霊場」の31番札所「善福寺」境内の木に、何か白い物が結んである・・と思い近寄ってみると俳句を書いた物が、ぶら下がってました。
ほほおぉぉ・・名の有る俳人ゆかりの寺なのじゃろうか。
札所「善福寺」本堂の戸は開いたので中に入ると、天女の欄間(一番上の写真)が有り、脇の方にも天女さん達の絵があり、ほほおぉぉ・・ここは天女さん達と縁が有る寺なのじゃろか。
「福禄寿」の墨絵が奉納してあり、プロの人が描いたのかと思ったが、「南伊豆町水墨仏画会」の人達が奉納したようで上手ですねぇ。
俳句・・仏画・・・この地は、なかなか文化的趣味の有る人達が多いよおです。
参拝が終わって札所「善福寺」山門を出ようとしたら、外から帰って来たオバハンが声を掛けて来て、寺の人らしい。
持ってきた地図によると「南伊豆歩道」へは、札所「善福寺」付近から林道への近道が有るらしいが、わからん。
ウロウロと探していると、先ほどのオバハンが来たので「南伊豆歩道」への近道を尋ねましたが無いよおです。
オバハンが「あんた、南伊豆歩道を通るのに、役場か消防の電話番号を知ってる?」と聞くので「いや、知りまへんが・・(届が要るのかな?)」
「あらあぁぁ・・この辺には猪が居て襲われるかもしれない。 道も草が茂っており、掻き分けて行かねばならん。」と、手振りを交えて教えてくれます。
「道が崩れているかもしれないので気をつけるように・・。 通れなかったり何か有ったら、役場や消防などに電話して助けを求めなさい。」
えっ・・南伊豆遊歩道は、そんなオトロシイ所なの?
礼を言って別れ、近道はあきらめて国道から林道へ行きました。
林道を歩きながら、「善福寺」付近で近道らしい道を探したが、やっぱり見つけれなかった。
林道からは樹木の間々に、昨日通って来た「波勝崎」「日和山」が見えます。
「夫婦岬」への入口も有りましたが、先の行程を考え寄り道しない事にしました。
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