HOME > 遍路・巡礼 > 「伊豆国横道33観音霊場」地図と目次 > 14 谷川浜分岐
巡礼日 2014.11.21 掲載日 2015.3.22
南伊豆歩道の林道を歩いてると途中に標識があり、「北谷川浜分岐」で海岸へ降りるようになってます。
これが、けっこう急坂でしてなぁ・・・逆方向から来る人にはキツイ坂でしょう。
それでも初日に南伊豆歩道を通った「高通山」よりも、海の景色が見えるので良いと思う。
グウッ~と海岸近くまで降りた所が「北谷川浜」らしく、砂利浜が見えましたが、あんまりキレイそうな浜でなかったので行きませんでした。
ちなみに、なんで「分岐」となっているのかわかりまへん。
海岸沿いの山肌を見ると、岩崖を登るような梯子が有り、ゲッ!!・・・その先に見える高い山を目掛けて、上がるのが「南伊豆歩道」らしい。
階段を上がり、振り返ると「北谷川浜」が見えます。
なお、朝の「太陽」位置関係上、全体的に日陰が多く、あんまり写真の写りは良くありまへん、あしからず・・。
さらに「ヒーコラ・・・」言いながら山を登ってると、先に上がってた越後屋が杖にすがりながら立ち止まって
「お・・おでぇかんさま・・ゼイゼイ・・・ワタクシメは、もうダメです・・・フゥフゥ・・・
どうぞ、私にかまわず捨て置き・・先に行ってください・・ハァハァ・・・後の事は・・・頼みま・し・・た・・ガクッ(死んだマネ)・・」
そこで「越後屋、しっかりしろ、傷は浅いぞ・・」とでも言ってやれば良いのですが、
「あたりまえじゃ、サッサッと置いて、後も見ずに走って逃げてやるわい。(^O^)ワハハハハ・・・」と言いながら追い越しました。
南伊豆歩道の頂上が展望台らしく、ベンチが有り遠くに昨日通った波勝崎が見えます。
汗が出たのでシャツを脱いで一休みしていると、置き去りにした越後屋が、やっと上がってきました。
一休みしてから、今度は置いて行かれないように、先に越後屋が出発しましたが、すぐに「あらあぁぁ・・」という声がして立ち止まってます。
追い付くと、南伊豆歩道の階段下部が崩れて崖になっており、ロープが張ってあり、わあおぉぉ・・!!・・スゲェなぁ・・
そのまま海へ落ちこむような崖なので、ロープが張ってなかったら、どおやって向こう側へ行こうか・・と思うほどで、ロープを張った人も命がけだったろおなぁ。
これが「妻良」のオバハンが言ってた、崩れた場所じゃろか?
携帯で確かめなかったが、たぶん通話不能地帯でないかなぁ・・そいでもって、役場や消防に電話しなかったけれど・・・。
ホンマは越後屋を先に渡らせて安全なのを確かめ、その後に渡りたかったが、越後屋がモンク言うので、仕方なくσ(*_*)が先に渡りました。
それからも山斜面が、そのまま道になったような箇所が有り、滑り落ちて木に引っ掛かっても、元の場所まで上がって来るのに、もんのすごく苦労するだろなぁと思うようなばしょでした。
途中で道に木が倒れており、越後屋が這って木の下を潜っており、その先で「だれかが滑った跡があるから、気を付けてね。」と越後屋が注意します。
しかし、アマノジャクな性格なもんだから「いんやぁ・・気を付けないで、滑って転がってやる」と言ったら、ホンマにそこで滑っちまった、(^O^)ダハハハ・・・アホですなぁ。
そこは倒木の枝がジャマになって迂回路になってる箇所で、滑った跡はまだ新しく、最近この南伊豆歩道を通った人が居るらしい。
南伊豆歩道の「南谷川浜分岐」を過ぎた付近で、今までと違って道に草が生えてますが、そんなに背丈は高くなく、これがオバハンが言ってた「草の生えてる所」じゃろうか。
少し行った所で、越後屋が今度は「道が無い・・」と言ってσ(*_*)が来るのを待っております。
ええいいぃっ・・いつまでもσ(*_*)を頼りにするんじゃねぇ。
σ(*_*)が先に死んじまったら、後はだれを頼るんじゃ、ちっとは自分で考えて物事に対処しろ。
と、ブツブツ思いながら行くと、正面に数本の木が倒れており、確かに道が無い・・・。
あらあぁぁ・・・少し広くなっているので、この付近から道が、どこかへ曲がってるのじゃろうか?
周囲の状況を観察すると他に道が有るように思えず、こおいう場合は倒木の先に道がある可能性が有るので、倒木に近寄って見ると枝葉の隙間から、チラッと道らしいの見えました。
越後屋に「この先に道が有る」と教えると、今度はσ(*_*)の意見も聞かずに木の先端箇所へ行き、枝をまたぎながら「ヒーコラ・・」言ってます。
でも、σ(*_*)は冷静に落ち着いて状況確認をしたので、倒木の根本の方から越したら早く着いちまい、またモンクを言われちまい、えっ?・・σ(*_*)が悪いの?
まぁ・・この付近は確かにオバハンが言うように、難所の箇所が一杯有りました。
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