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 下田、「伊豆国横道33観音」紀行文 巡礼日 2014.11.24   掲載日 2015.4.22


尺八(長楽寺)と「下田」追憶/伊豆国横道33観音霊場

23番「長楽寺」

長楽寺・地図、「伊豆国横道33観音霊場」紀行文  長楽寺入口、「伊豆国横道33観音」紀行文      長楽寺、「伊豆国横道33観音」紀行文

 「伊豆国横道33観音霊場」の23番札所「長楽寺」へ行くと、オババが居たので挨拶すると「資料館はこちらで見れます。」と言いますが、でも正直言って資料館には興味が無いので、そのまま本堂に上がりました。長楽寺境内、「伊豆国横道33観音」紀行文

 「賽銭箱の前に有る足跡は、なんたら・・・かんたら・・」と効能を言ってましたが、σ(*_*)はそんな事は信じてないので無視して参拝準備を始めたが、越後屋は物好きだから足跡の上に乗ってます。

 「賽銭箱より後ろの方には、入らないでください」とオマケも言われたが、σ(*_*)は信心が足りんので、仏さんの顔をどうしても見たいとは思ってないので、いつも賽銭箱の前で参拝してます。長楽寺と尺八、「伊豆国横道33観音」紀行文

 ところが、尺八吹き始めると・・
 すぐに堂内の明かりをつけてくれるわ・・

 はたまた茶を出してくれるわ・・
 寒いだろうと、ストーブを点けてくれるわ・・

 先ほどは賽銭箱の後ろへ行くなと言ったが、「前の方へ出ても良い」と言ってくれるわ・・
 というように「わ・・」が一杯出てきました。

 畏べし、尺八の力・・・尺八を吹いただけで、これだけ待遇が違ってくるのか・・(^O^)

 「伊豆国横道33観音霊場」の最後の札所であり、また真言宗の寺なので、もう一曲最後に「阿字観」も吹きました。

 尺八参拝が終わって出されていた茶を飲むと冷めていたが、たぶん極上の茶なのだろなあ・・今までσ(*_*)が飲んだ事が有る、普通の茶とは違うような気がする。

 礼を言って帰ろうとすると、先程のオババを始め、「長楽寺」の奥さんまで出てきて畳に「三つ指」を付き丁寧なお礼を言います。長楽寺・天女、「伊豆国横道33観音」紀行文

 あっ・・いや・・そんなに丁寧に礼を言われるほど大した事をしたワケでもないんだが・・・テレますなぁ。

 そおこうしてるうちに庫裡の窓から、住職がシャツのまま顔を出して「こんなカッコウで、すみませんが・・」と言って、これまたお礼を言われた。

 今まで各地の霊場巡りをしていましたが、寺に住んでる人達が総出して丁寧な礼を言われた事が有っただろうか・・たぶん、こおいう事は、これが最初で最後だと思う。

 越後屋は、いつもは尺八を聞いてケチ付けるのに「この寺では、(尺八が)良く聞こえた。」と珍しく誉めたので、「長楽寺」の人達も良かったと思ったのでしょう。

追憶

 下田市内から港へ行く「下田公園」付近の道風景は、昔と全然変わりません(一番上の写真)。下田港、「伊豆国横道33観音」紀行文

 美青年の青春時代に、この道を何度も行き来して飲み屋と船の間を通った事か・・・涙が出るほど懐かしい風景です。

 保安部の巡視船岸壁は、昔とすっかり変わってキレイになってます。

 船は出船状態で休んでおり、その船影は当時と同じで、あの頃を思い出すなぁ。

 20才の成人式の時、同期生達と連れだって下田市主催の成人式に出席すると、「下田新聞」に「制服の成人式」と題して、マジメに座ってる姿が写真に載った事が有りました。下田・巡視船「するが」、「伊豆国横道33観音」紀行文

 そして一緒に当直に入ってた先輩が、思いがけなく「髭剃り」を成人祝いとしてくれ、うれしかったなぁ。

 その先輩も50才位で体を悪くして亡くなったらしいが、当時から酒飲みだったので、酒の飲み過ぎだと思う。

 どんなに追憶して懐かしんでも、もう当時には戻れません。

和歌ノ浦遊歩道

下田、「伊豆国横道33観音」紀行文     下田水族館付近、「伊豆国横道33観音」紀行文    下田・和歌ノ浦遊歩道、「伊豆国横道33観音」紀行文
下田・和歌ノ浦遊歩道、「伊豆国横道33観音」紀行文     下田・鍋田海岸、「伊豆国横道33観音」紀行文    下田、「伊豆国横道33観音」紀行文

 「下田水族館」から「和歌ノ浦遊歩道」を通って「鍋田海岸」へ行ってみました。

 一度だけ、下田港より鍋田海岸まで歩いて海水浴に来た事がありますが、昔より砂浜が狭くなってるような気がする。

 「伊豆国横道33観音霊場」紀行文 


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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