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巡礼日 2012.11.17 掲載日 2014.1.24
「臼杵」市内より山へ入り、九州西国33観音霊場の10番札所「円通寺」へ車で向かいましたが、頂上付近では道が枝分かれして四辻になっています。
どの道へ行けば良いんじゃ?・・と、その付近をウロつくと、道端に小汚い案内地図が有り、ちゃんと札所「円通寺」の場所も書いて有り、小汚い地図でも有るだけマシで、これが無かったら、どの道を行けば良いか不安だろなぁ。
それにしても「山頭火」も、こんな遠い高い山まで、よく歩いて来たと思う。
案内地図では近そうに思えましたが、けっこうな遠く、円通寺前には広い駐車場が有り、たぶん「キャンプ場」のための駐車場なのでしょう。
札所「円通寺」の階段を上がると銀杏の大木が有り、参道や境内は秋の風情を見せており、なかなか良い。
「円通寺」本堂階段の欄干は、木が自然に捻れたのを使用しており趣が有り、しかも両側共で、こおいう欄干は初めて見たが、材料を探すのはタイヘンじゃったろうなぁ。
本堂の扉が閉まっており、開かないのかな?・・と思いながら、試しに扉を動かしてみると扉が少しだけ開きましたが、今度は元どおりにしようとしたが動かない。
あわわわわわ・・・壊しちまったかなぁ・・・
越後屋が「観音開きの扉じゃないの?」と言うので扉を見ると、そのような気もする。
そおかもしれん・・今までの寺は横戸ばっかりだったから、ついその気持ちで戸を引いちまったが・・と思い、観音開きの開き方をしたら開きました。(一番上の写真)
なあぁんだ・・そうだったのかぁ・・(^O^)ワハハハハハ・・・おっちゃん、知らないもんだから、扉をそのままにして逃げ帰ろうかと一瞬思ったでぇ。
札所「円通寺」堂内には、それ以上入れないように木の柵がしてあり、その奥には蝋燭が二本灯っています。
苦労して開けた「観音開きの扉」なもんだから、だれも来てないと思ってましたが、きっちりと管理されてるようで、これには、ちとビックリした。
失礼ながら、ほとんどだれも来ないような山奥の寺でさえも、このように蝋燭を灯しているのに、他の最近の寺ときたら、明かりも点けないどころか、戸も開かない寺もある。
「円通寺」堂内に納札が置いてあったので手に取って見ると、今年の4月に熊本の人が来たらしく、σ(*_*)の納札も隣に並べて置きました。
隣の敷地で家を改築してると思ってましたが住職が住んでるらしく、「用が有れば来るように・・」と書いてありました。
帰る時に観音扉を閉めようとしたが、今度は半分ほどしか閉まらず、やっぱりこのまま逃げようか・・と思ったら越後屋が「持ち上げるようにしたら、閉まるよ」と言い、やってみるとスムーズに閉まりました。
どうしてわかったのか聞いてみると「家の仏壇も同じ観音扉だから。」 そお言えば中越沖地震以来、仏壇の扉が開閉しにくくなっているので、開けっぱなしにしています。
良かったなぁ、無事に戸が閉まって・・気弱な人間だから、すぐに逃げる事ばっかし考えちまった。(^O^)ヘヘヘ・・・
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