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  善光寺西街道・中ノ峠へ、尺八を携え巡った信濃三十三観音霊場記    H22.11.12 巡礼     H24.2.3 UP

中ノ峠と「綿の実道祖神」/善光寺西街道を歩く

西条駅、善光寺西街道、信濃33観音霊場記    中ノ峠へ、善光寺西街道、自転車で巡った「信濃33観音霊場」紀行文    中ノ峠へ・トンネル下を潜る、善光寺西街道、自転車で巡った「信濃33観音霊場」紀行文

 早朝、「西条駅」を出発し、今日の行程「善光寺西街道」を「中ノ峠」「立峠」を経て「会田宿」方面へ歩きました。中ノ峠へ・S字カーブ、善光寺西街道、、自転車で巡った「信濃33観音霊場」紀行文

 ネットで「善光寺西街道」を歩く人のHPを見ると、ほとんどの人がσ(*_*)とは逆方向の善光寺へ向かって歩いており、街道だけ歩くのを目的とするならば、σ(*_*)も他の人と同じように善光寺方向へ歩くと思う。

 例えば東海道を歩くとなると、やっぱり江戸より京を目指して歩き、その逆方向の歩きは・・・あんまり考えないなぁ。

 「西条」より国道に出て少し歩くと「善光寺西街道」標識杭が有り、真っ直ぐな一本道の集落内へ。

 集落を外れで鉄道線路の下を通り抜け・・道標杭を見ながら短い区間をクイッ・クイッと曲って林道のような道を行きますが、ここは標識杭を見落とすと、とんでもない所へ行っちまうかもしれまへん。

道端の祠、善光寺西街道、自転車で巡った「信濃33観音霊場」紀行文    麓への展望、善光寺西街道、自転車で巡った「信濃33観音霊場」紀行文    中ノ峠へ向かって、善光寺西街道、自転車で巡った「信濃33観音霊場」紀行文

 車が1台通れるほどの舗装された林道ですが、車とは全く出会いませんでした。馬の水飲み場、善光寺西街道、信濃33観音霊場記

 歩いてると道脇に「馬の水飲み場」の標識杭が有りましたが、「水飲み場」らしい所は水が枯れており葛が覆っています。

 やがてY字路に来て、その真ん中には松が生えて石碑が多数見えますが、どちらへ行けばよいのか道標が有りまへん。

 いかにも左の道がそれらしい雰囲気で、「茶何とか?塚」の石碑が道に面して立っており墓のようなのも側にひかえています。物種太郎塚、善光寺西街道、信濃33観音霊場記

 たぶん左だろなぁ・・と思いながらも、念のために右側の道を確かめると「物種太郎塚」と書いた白い標識杭が有ります。

 うむうぅ・・石碑の立ってる道と標識杭の道が有れば、どちら側の道を行くべきか・・・

 右側の標識杭が有る道だろなぁ・・なんつうても街道歩きをする人のために標識杭を設置するのが常識だもんと思い「太郎さん」の前を通る右の道を行きました。

 「物種太郎」=「物ぐさ太郎」なのかな?、日当たりも良さそうなので、ここら付近で「太郎さん」がゴロゴロして、幸せを掴んだのでしょうか?

 σ(*_*)も「太郎さん」にあやかり、ここでゴザを敷いてゴロゴロしながら尺八吹き、ここを通るヒマなセレブの若い美女が何を思ったのか、こんなトシヨリを見初めちまい、その後は二人仲良く一緒に暮らして幸せな老後を送った・・という風になったら、もんのすごくウレシイ。

 でも、現実的には道行く人からは、尺八を吹いてるコジキと思われ、「うるせぇ」と石を投げられる可能性の方が多いだろおなぁ・・たぶん・・

中ノ峠「綿の道祖神」へ、善光寺西街道、自転車で巡った「信濃33観音霊場」紀行文    中ノ峠「綿の道祖神」への道、善光寺西街道、自転車で巡った「信濃33観音霊場」紀行文    綿の実道祖神と標識、善光寺西街道、信濃33観音霊場記

 「太郎さん」の塚から数m先に人家が有り、その先はU字カーブになっており、この付近を「中ノ峠」と言うらしい。

 越後屋に「実は、人家付近でカーブをショートカット出来るかもしれん・・と思う山道を見つけているんだが、通ってみる?」と聞きます。綿の実道祖神、善光寺西街道、信濃33観音霊場記

 こおいう場合、たいていシノゴノ言って、ゴネるのですが「うん、通ってみる」と以外にアッサリと言うので人家の所まで引き返し、もしゴネたらσ(*_*)だけ歩いてみるつもりでした。

 人家前付近の電柱から下へ降りる所だけは細い急な山道でしたが、その後は普通の山道でそんなに荒れてまへん。

 車道が見える場所に「綿の実道祖神」の白標識と道祖神が有りましたが、普通ならば道祖神の前に道が有るのですが、ここは道祖神の後ろを通るのですねぇ。

 そのため、わざわざ道を少し外れて「綿の実道祖神」の御尊顔を拝見しに行くと、側には新しい道祖神も設置されてました。綿の実道祖神と車道、善光寺西街道、信濃33観音霊場記

 「綿の実道祖神」の山道を下りて車道に出ると、U字カーブ車道をショートカットでき、今通った山道が、旧道とか何かの案内標識が無いかと探しましたが有りまへん。

 たぶん善光寺方向へ歩く人達は、車道からこの「綿の実道祖神」の標識を見つける事は出来るでしょうが、その背後の山道を通ればUカーブをショットカット出来るのを知らなく、車道を歩くと思う。

 もし地元付近・有志の人が居れば、標識杭を設置し「綿の実道祖神」山道を整備すれば、歩く人のためになると思いますので、なにとぞ御一考のほどを・・・。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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