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巡礼日 2014.5.24 掲載日 2015.1.31
高台を上りきった所からは下り坂で、「菊川」付近までは途中で分かれ道が有りますが、地図に予め印を付けておいたので間違わずに済みました。
今までの霊場巡りでは、分かれ道に印を付けてなかったので見過ごしちまい、そのまま行き過ぎてアワテタ事がよぉ~有りましたからなぁ。
今回も印を付けて無かったら、たぶん、アワワワ・・・になってたと思う。
遠江33観音霊場の25番札所「岩松寺」へ行くのに、別れ道の目印に「JAおおいがわ」が有る事を下調べの時に書き込んでおきました。
一直線の道を走ってる時に、ふと見るとそこに「JA」の建物が有り、これもすんなり分かれ道がわかり、これも地図にメモしてなかったら、行き過ぎちゃってただろうなぁ。
分かれ道から一直線の山中に札所の堂屋根らしいのが見えます。
その麓に道標が有るのを見つけ「右 廿五番・・」と書いてありますが、道標に書いてある「右」方向は、どこかの家へ行く方向で高台へ行く方向と違ってます。
高台に有るのが札所だと思ったのだが・・と思い、近くに人が居たので聞いてみると、やっぱり高台が札所でした。
道路工事した時に道標を移動して、どうせ見る人も居ないだろうから・・と適当な向きに設置しちゃったのでないかなぁ?。でもσ(*_*)みたいに物好きな人間は、一々道標に何が書いてあるか確認してまっせぇ。
25番札所「岩松寺」までの高台へも自転車の押し歩きで、こおいう場合は、たいてい麓から最短距離の参道が有るもんだが、どこに有るのかわからんかった。
札所「岩松寺」入口の階段の所に案内看板が有り「歩き観音」の説明が書いてあります。
それによると、 昔、里人がここに置いてあった観音さんが一人じゃサミシイだろおと思って、賑わいのある道の方が退屈しないだおと思い、背負って中山峠へ持って行ったそうな。
しっかしぃ・・重たい石仏を背負って行くのもタイヘンだろおし・・ヒマだったんですなぁ。
ところが、あぁたあぁ・・翌日見ると観音さんは元の場所に戻ってたそうな。
だれかが、背負って元の場所へ戻したのかと思ったら、観音さんの足下が泥で汚れていたので、これは観音さんがここまで歩いて来たのじゃ・・皆の衆、拝めぇ!!・・という伝説らしい。
「岩松寺」境内には観音堂の横に小さい堂が有り、そこに「歩き観音」さんが居て、思ったよりも姿形が良かった。
しかし・・この重たそうな石仏を良く背負って行く気になったなぁ・・腰を痛めて、寝込まなけりゃぁ良いのじゃが。
25番「岩松寺」を出て次の26番札所「妙国寺」へ向かいましたが、途中でなかなか越後屋が来ないので、先程の「JA」で待っていると、やっと来ました。
越後屋が言うには、札所から坂道を下り始めた時に目に虫が入ったので、大声で先を行くσ(*_*)を呼んだが聞こえなかったらしい。
チラッと後ろをみた時に、越後屋が自転車を止めているのがわかりましたが、自転車に付けている座布団を直してるのだろおと思って、そのまま先を行ったのです。
泣きながら「置いて行ったぁ~・・もう私を愛してないんだぁ~・・」とモンク垂れる越後屋。
モク吸いながら、「そんな事無いんだよ、心配でシンパイで、どうしたんだろぉ、σ(*_*)の愛が届かないのじゃろうかと思って、こおやって待ってたんだよ。」と白々しく優しく慰めてやりました。
しかし、σ(*_*)の言ってる顔の表情が自然に笑ってたので、ウソだとバレちまい、「ああだ・こうだ・・」と言いあいながら、しばらく休んでから出発。
この26番札所「妙国寺」も、目当ての保育園を書き込んでいたので、すんなりわかり、堂の戸は開かなく、それでも横に納札を入れる箱が設置されてたので、蓋を開けてみると数枚の納札が重なって入ってました。
ところで・・・茶碗が前に置いてある左上写真の像ですが、これをどこで撮ったのか思い出せません。
26番札所「妙国寺」で撮ったのか・・・それとも出発した後、途中で「どこかの堂」を見つけて、野次馬コンジョ出して内部を見ると珍しかったので内部を撮ったものなのか・・・
たぶん後者の「どこかの堂」だと思い、普通の仏さんの形だったら撮らなくて、ふうぅ~ぅん・・で終わったのですが、この場合は、おぉぉ珍しい・・と思って撮ったような気がします。
何が珍しいかというと、鳥の嘴のような頭の物がお互いに二体向き合ってる木像で、今まで全国各地の霊場巡りをして来たが、こんな形の像は見た事が無い。
きっとカワイソーな何かの云われのある古い物だと思うので、だれか知っていたら教えてね。
ちなみにこの付近は「神谷城」という地名らしく、金谷町へ行く高台へ自転車を押し歩き、振り返ると先程の札所「妙国寺」が見えました。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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