HOME > 遍路・巡礼 > 「越後33観音霊場」地図と目次 > 9 五霊神社

 五霊神社・鳥居、「越後33観音霊場・只一人」紀行文  H19.10.8 巡礼  H21.8.15 UP


雨の「五霊神社」/越後33観音霊場・只一人(久比岐自転車道)

 今日は一日雨という事は天気予報でわかっていたので、雨具を着て雨の中を「久比岐自転車道」を歩きました。

 海沿いの道は雨が降っていなければ、海が見れて良い景色なんじゃろけど、雨が降ってる時は小雨に煙る景色で何故か寂しい風景です。久比岐自転車道・五霊神社、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 「久比岐自転車道」は、自動車やバイクが通らなく、雨が降っているため、ほとんど行き会う人も居ません。

 静かで良いんだけれどね・・ただ、途中で腰掛けて雨宿りしながら休む場所が無いんです。

 雨が降ってなく濡れていなければ、いつでもどこの道端でも、ヒックリ返って休めるんだけれど・・雨の歩きは休む所が限定されるのでつらいでんなぁ。

 1時間余りテクテク歩き・・・いや、トボトボと歩いたと言う方が実感が出るかな?、やっと道端に神社が有り、その境内で一休みしました。五霊神社境内、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 拝殿の濡れ縁に急いで雨具や荷物を脱ぎ置き、「やれやれ・・」と階段に座り、まずは一服・・・。

 さっきから草刈機のエンジン音がしており、「久比岐自転車道」の反対側の農道らしい所を雨ガッパを着て草刈り作業をしております。

 何も雨の降ってる時に草刈りをしなくても・・・と思いつつ、モクの煙を吐きながら眺めていました。

 一服吸い終わり、境内の写真を撮り、鳥居の額縁を見ると「五霊神社」と書いてあり、ほほおぉぉ・・なかなか味の有る名前の神社ですなぁ。

 「五霊神社」で雨宿りさせてもらったし、神社の名前も気に入ったので、お礼に尺八を吹こうかとケースを手に取ると、草刈りしていた道からゾロゾロとシジ・ババが降りて来ます。

 何じゃ?・・個人の家の道かと思ってたら村普請じゃったのか?五霊神社より海を眺める、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 ゾロゾロと降りて来て、五霊神社の境内に集まり始めたので、人が集まるのをわざと狙って吹いたかのように思われるとイヤなので、尺八を持ったケースを置き吹くのを止めました。

 草刈りの代表らしいのがσ(*_*)の側でジジババの名前を呼んで封筒を配り始め、草刈機は再びエンジン音を唸らせ始めます。

 代表が「雨が降って悪いねぇ」と、声を掛けてきました。

 いやぁ・・雨が降るのは、あぁたの責任ではありまへんがなぁと思いながら「雨の中を、たいへんですねぇ」と応えると五霊神社境内、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 「老人会でやっとるんです。行事が押し詰まってるので、雨の中でもやらにゃアカンのです」

 どおりでジジ・ババばかりのトシヨリばっかりだと思った。

 代表と話をしていると一台の自転車旅行の人が、雨に濡れながら走って行ったので、手を上げたけれど、気がつかないようです。

 「どこまで行くんかね?」
 「「名立」までの予定ですが、この雨なので「能生」まで行ってから、そこでまた考えます」

 代表は作業にかかり、しばらくすると草刈機を持ったジサマが代表と同じ事を聞いて来たので、同じように応えましたが、聞く事は皆同じですねぇ。(^O^)

 雨が降っていなければ、この五霊神社・境内から見る海は景色が良いと思う。

久比岐自転車道「木浦」付近、「越後33観音霊場・只一人」紀行文    久比岐自転車道、「能生」へ、「越後33観音霊場・只一人」紀行文     能生川、「越後33観音霊場・只一人」紀行文


 嵐の野宿、「越中一国観音霊場」紀行文←前頁「嵐の野宿」、へ  次頁「白山神社」へ→白山神社、「越中一国観音霊場」紀行文


 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


以下、広告です。


 どんどん絵を描くことが好きになる!!
 楽しく学んで、どんどん上達
上西先生の水彩画教室⇒詳細はこちら