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能生白山神社・拝殿、「越後33観音霊場・只一人」紀行文  H19.10.8 巡礼   H21.8.17 UP


嵐の中で尺八献笛/越後33観音霊場・只一人(能生白山神社)

雨の「日の丸」

 雨の中をトボトボ・・・能生川の畔に休息所がありますが、屋根が無いため休めまへん。久比岐自転車道・能生川休息所、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 雨が降る「能生」の町を歩いてるとスーパーがあり、そこで休もうか・・とも思いましたが、もう少しで白山神社なので、そのまま歩きました。

 ふと町並をみると1軒だけ、「日の丸」の旗が雨に濡れないように玄関に出してあり、そおか・・今日は祝日だったなぁ。

 昔は祝日だと「日の丸」の旗を、ほとんどの家で掲げていたのだが、長い年月をかけた日教組の教育が功を成したのでしょうか。久比岐自転車道・「能生」、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 ちなみに、σ(*_*)の近所ではだれも国旗を掲げていなのですが、σ(*_*)は休日になると律儀に只一件だけ掲げてます。

 たぶん日本でだれも掲げなくなり、最後の一人になっても休日には国旗を掲げ続ける、珍しい存在になるじゃろなぁ。

 国旗はホームセンターで1000円位で売ってるのだから、隣国のウットオシイ国に対抗するためにも、休日には「日の丸」を掲げて欲しい・・・と思いながら、テクテク・・・・・

能生白山神社

「能生白山神社」鳥居、「越後33観音霊場・只一人」紀行文 「能生白山神社」狛犬、「越後33観音霊場・只一人」紀行文 「能生白山神社」狛犬、「越後33観音霊場・只一人」紀行文  雨の「能生白山神社」拝殿、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 能生の町中を通り、トンネルが有るなぁ・・と思ったら、その側が越後33観音霊場・最初の目的地である「能生白山神社」でした。

 そのまま横から入っても良かったんだけれど、なんせ越後33観音霊場・最初の「打ち始め」場所だとシッカリ指定されているので、一応ケジメとして鳥居から入りました、

 雨はザンザカと降っており、「能生白山神社」鳥居脇の狛犬も雨に濡れてますが、何か愛嬌のある猿のような顔にも見える・・ごめんね。「能生白山神社」拝殿、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 「能生白山神社」拝殿近くの建物の軒下に荷物を置き、今時珍しい茅葺きの拝殿へ行きました。

 拝殿の中には入れまへんでしたが、入口付近が凹んで屋根代わりになってたので雨が当たらず、そこで尺八を二曲吹いて献笛。

 一曲目を吹いてる時、後ろでパサッと傘を畳む音がしたので、この雨の中を参拝する人も居るのだと思いながら、正面を外して横に移動しましたが曲が終わるまで待ってくれてます・・すんまへん、雨の中を・・・。

 参拝の人を見ていると、拝殿で参拝した後、拝殿の後ろの方へ行きます。「能生白山神社」拝殿入口、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 「能生白山神社」拝殿後ろに何か有るのかな?と思いましたが、続けて2曲目を吹いてると、やっぱし参拝者が来て後ろで終わるのを待ってくれてます。

 すんまへん、重ね重ね・・・で、やっぱし、その参拝者も拝殿の後ろへ行くのでσ(*_*)も行ってみました。

 そしたら、あぁたぁ・・そこに小さいですが、本殿が有るじゃありまへんか、しかも鎌倉期の作で重要文化財だそうな。

 尺八を吹いた拝殿の茅葺き姿が、あんまりにも立派なモンだから、てっきりこっちが重要文化財だと思っていた。

 そいじゃあぁ、本殿前で3曲目の尺八献笛を・・と思ったのですが、本殿前には雨を避ける場所が無いので、拝殿横から本殿に向かって吹き始めました。「能生白山神社」本殿、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 そしたら尺八を吹いてる途中で、いきなり突風と共に雨足が強くなり、ヒマそうに尺八を吹いてるどころじゃありまへんでぇ・・ダンナさん。

 荷物を置いていた軒下も横殴りの雨に濡れ・・
 杖に縛った笠は倒れちまい、軽い雨具は飛ばされかかり・・・
 こ・・これは何か「能生白山神社」の神の怒りに触れる事でも、しちまったのか・・

 ここ最近は、マジメに清く正しく生きて来たつもりなんだが、心当たりなんか全く有りません。

 荷物を慌ててマトメて、風下になる拝殿横に置いて避難しました。

 もう一度、3曲目を吹き直そうとしましたが、よっぽど神様のお怒りは強いらしく、尺八の唄口に風が当たり音が飛ぶので、尺八を吹くのをあきらめました。

 雨は強くて嵐の状態で、このまま待っても小降りになりそうにもないので、あきらめて「能生白山神社」出発しました。

道の駅「能生」

久比岐寺院者道・能生トンネル、「越後33観音霊場・只一人」紀行文   久比岐寺院者道・能生トンネル内、「越後33観音霊場・只一人」紀行文  道の駅「能生」「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 「能生白山神社」近くの「道の駅 能生」でラーメンをすすって昼飯。道の駅「能生」付近・久比岐自転車道、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 ベンチで缶コーヒーを飲みながら、ボケエッ~としてると、見知らぬジサマが尺八の筒を指差し「ちょっとお尋ねしますが、それ釣り竿ですか?」と聞いてきました。

 「あぁ・・これですか・・(ニヤリと笑って)尺八です。」と言うと「ああ、そうですか」と、えらいあっさり引き下がって行きました。

 そお言えば、青海駅で話したバス運チャンも、やっぱし「釣り竿でっか?」と聞いたが、姿・形から見ると釣り竿を担いでると思うのかもしれん。

「島崎トンネル」・久比岐自転車道、「越後33観音霊場・只一人」紀行文     「島崎」へ、久比岐自転車道、「越後33観音霊場・只一人」紀行文     「島崎トンネル」付近・久比岐自転車道、「越後33観音霊場・只一人」紀行文


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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