H19.10.9 巡礼 H21.8.26 UP
名立川沿いの歩道をテクテク・・・
名立駅を過ぎた所で越後33観音霊場の1番札所「岩屋堂」への標識があり、車道の坂道をえっちらオッチラ・・・
地図を見ると勾配は、それほどキツイと思わなかったけれど、実際歩いてみるとこの坂道はキツイですなぁ。
T字路でそのまま標識の通り車道を上がっても良いのだが、この坂道勾配が思った以上にキツイのと、どうせなら麓集落から札所「岩屋堂」へは正式の階段から上がりたかったので、迷わず集落の方へ行きました、
少し坂道を降りると、すぐに集落へ着いてT字路になっており、山側に薄暗い小道があります。
その薄暗い小道に入ったとたんに、苔むした古い「岩屋堂」への石階段が有りました。
うんうん、こおいう雰囲気でないと、わざわざ札所「岩屋堂」の階段まで来たかいが無いからなぁ。
古びた石階段を上がると、思ったほど距離が無く、あっさり「岩谷堂」に着き、勾配のキツイ車道を歩かなくて正解でした。
越後33観音霊場の札所「岩屋堂」は、だれも居なく静寂でヒッソリとしており、こおいう雰囲気は好きだなぁ。
尺八を三曲吹きましたが、昨日雨の中を歩いたためか尺八が湿気っており、思ったように音が出なく、やっぱし尺八が濡れていたり湿気っていたりすると、音色に影響が有るようです。
今までは雨具を着ていれば大丈夫だったのですが、昨日は風雨がひどく、雨具の裾から雨が入り込んで尺八が濡れたらしく、今度からナイロンで包むとか、もおちっと考えよう。
三曲目は「岩屋堂」境内をゆっくり散策しながら吹きました。
「大岩石」に弘法大師が筆を投げつけて書いたという梵字が有るとの事ですが、凡人なので、どの辺に梵字が書いてあるかわからんかった。
しかし最澄さんが設立したという寺なのに、ケンカした相手の弘法大師さんの伝説が有るのも、また大らかな話しであります。(^O^)
「岩屋堂」境内に小さい池があり、ホースから清水が出ていますが、池に有る中島からも小さい噴水が出ています。
石がズラッ~と並んでおり、きっと何かの石仏だったのが永年の経過により刻んだ物が削られちまったんだろおと思ってましたが、車道へ出る時に振り返ると、そこに小さい池を囲むように石仏が並んでいます。
あらあぁ・・石仏の後ろだけを見て、石が削れちゃったと勝手に想像していたのね。
それはそれとして、そこは一つの落ち着いた静かな空間を作ってます。
「岩屋堂」から車道へ出る所に、東屋とトイレが有り、しばし休憩。
おまけに「岩屋堂」の案内図看板まで設置されており、車で来る人優先ですねぇ。
東屋で休息しながら、ここで今来た道を「名立」へ戻るか、車道をそのまま上がって山越えをして「茶屋ケ原」へ行こうかとだいぶ迷いました。
「茶屋ケ原」の道は、江戸時代に地震が有り「名立崩れ」と云われる崖崩れが有り、そのため海岸麓の集落が海没して道が無くなり、その代替え街道として使われていたらしい。
古文書には「乳母嶽神社」の名前が記載されており、ぜひその旧道を歩いてみたく、同じ道を戻るのも面白くないので、予定通り山越えをしました。
S字カーブの車道をエッチラ・オッチラ上がり・・・やっぱり勾配がキツイく、ようやく尾根付近で水平な道になり、この道は「瓜原林道」と言うらしい。
しばらく歩くと、大きい風力発電の風車が回っている「シーサイドパーク名立」に着き一休み。
シーズンオフなのか、日曜日でないためか店もシャッターを降ろしてだれも居ません。
自販機が有り、こんな閑散として人も来ないような時期に、自販機の電源が入ってるのかと心配したが、お金を入れると、ちゃんと熱い缶コーヒーが出て来ました。
良かったよかった、金だけ取られたら、人気も無いこの山の中で、どこにモンク付けりゃええのかと、いらん心配しちまったでぇ。
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