H20.4.14 巡礼 H28.10.28 UP
歩いてると、茅葺きの大きな屋根が見えました。
おぉぉ・・・さすが越後!!、昔ながらの伝統を守ってる家があるんじゃなぁ。
それにしても大きい家じゃなぁ、きっと庄屋さんか、名主さんのような由緒正しい家じゃろう、今時茅葺きの屋根にするだけでも、ドエレエ費用がかかるんだから・・
通り過ぎながら、ふと敷地内の大きい倉庫風の屋根付近を見ると「雪中梅」と書いてあります。
あら・・酒造元だったのね。
見学できるようでしたが、すでに入口付近を通り過ぎており、わずかの距離を戻ればええんだけれど、足が痛いので、そのまま通り過ぎました。
酒造りの作業工程よりも、家とか庭の方に興味が有ります。
σ(*_*)はあんまり酒を飲まないので詳しくないのですが、ネットで調べると「雪中梅」は「丸山酒造」というのが蔵元で、酒飲みのツウの人に言わせれば、この「雪中梅」は「幻の酒」と言われてるほど手に入りにく貴重品らしい。
ふぅむ・・それならば、やっぱり見学しとけば良かった。
そこを過ぎて少し杉林に囲まれた山の坂道に入り、ふと見ると左の細道に看板が立ってます。
何じゃろ?・・何かオモロイ事が書いてあるかな?・・と、野次馬コンジョを出して見に行くと、「林富永邸見学のお知らせ」と記して、見学期日が書いてありました。
当然、今日は見学期日に該当していなく、世の中そんなに都合良く甘いモンでは有りまへんわなぁ。(^O^)
5月・10月に数日だけ公開されるよおです。
そおいえば来る途中「豪農の館」という案内看板を見た気がしましたが、おおかた「お休み処」風的な食堂じゃろうと思ってたんだけれど、ホンモノの豪農の家だったのね。
せっかくなので外側からだけでも拝見しようと、杉林の細道を歩いて行くと茅葺きの屋根が見え、屋敷の玄関付近まで行きました。
玄関付近の通路から庭が見えます。
チラッとでも庭の中に入って拝見できんかなぁ・・と思い、庭には扉が無かったので、遠慮しながら数歩だけ庭先に入らせてもらい庭をデジカメで撮りました。(一番上の写真)
苔が生えた広いですなぁ・・いらんモンをゴチャゴチャ植えてなく、さすが豪農。
玄関から人が出て来たので、「拝見させてもらってます」と軽く頭を下げたら、向こうも黙って会釈しました。
ヒョットしたら、ドロボーか不審者と思われたのかもしれん。
後でネットで調べると「林富永」というのは、この家に住んでる「富永」氏の屋号らしく、明治16年の作りで、また通り過ぎた丸山酒造の茅葺きの母屋は、この林富永邸の母屋を参考にしたらしい。
しかし、こおいう全く予定もしてなかった珍しい物を見学出来るのは、歩いていた故のご褒美じゃろなぁ。
σ(*_*)の場合、初めての場所の霊場巡りをすると、三つの楽しみが有ります。
一、これから歩く予定の場所・行程を地図に印を付けて、
歴史・観光情報を収集しながら、どんな所かと思い想像を巡らす楽しみ。
二、実際に巡礼していて、今回のように予定にしていなかった物を見つけたり、
未知らぬ人との一期一会の出会い・出来事の楽しみ。
三、ホームページに巡礼記を書いている時、過ぎし当時の事が想い出される楽しみ。
まさに「一粒で三度、美味しい」ですねぇ。
それに加えて、寺々を巡って尺八を吹くという目標があり、これは何時・どこで・どのような人が聞いてるか分からない。
下手クソなミットモナイ事は出来ないので、自分を何とか高尚な所へ持っていくための努力目標とする意味付けが出来ます。
たぶん尺八を吹きながら巡礼をしていなかった場合、どこの尺八組織・団体にも属していないので、目標となる物が無く、単に適当に自分が楽しむだけの吹奏で終わったと思う。
何をするにしても、目標と意味付けが無かったら、やる気は失せると思います。
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